どっこい大作
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どっこい大作 | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
企画 | 大村拓三、後藤武彦(NET)、七條敬三(TTP)、平山亨(ノンクレジット) |
脚本 | 滝沢真里ほか |
監督 | 田口勝彦ほか |
出演者 | |
ナレーター | 羽佐間道夫 |
オープニング | 「どっこい野郎」(山田太郎) |
エンディング | 「明日の出発」(山田太郎) |
製作 | |
制作 | NET、TTP |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1973年1月8日 - 1974年3月25日 |
放送時間 | 月曜19:30 - 20:00 |
放送枠 | テレビ朝日月曜7時30分枠の連続ドラマ |
放送分 | 30分 |
回数 | 62 |
特記事項: 三菱電機一社提供。 |
『どっこい大作』(どっこいだいさく)は、1973年1月8日から1974年3月25日まで、NET(現:テレビ朝日)系で放送されたテレビドラマ。全62話。スポンサーは三菱電機の一社提供。
概要
[編集]ストーリー
[編集]北海道で貧しい生活を送っていた田力大作(たぢから・だいさく。「田」と「力」の組み合わせで「男」)は、唯一の財産である牧場を、借金の担保として実業家・二階堂甚平に取り上げられてしまい、無一文になる。通っていた中学の校長の助言により“日本一の男”を目指して高校には進まず単身上京したはいいが、夢だった大鵬部屋への入門を果たせず、力士への夢をあきらめる。二階堂の紹介でラーメン屋「珍竜軒」に就職した大作は、その後、清掃会社「清潔社」、ベーカリー「ハッピーパン」と舞台を変えながら、ライバルや多くの試練に立ち向かっていく。苦難を前にした時には、「どっこい、どっこい」と相撲の張り手の構えで発憤し、乗り越える。二階堂は、時に大作を見守り、時には壁となって立ちはだかり、その成長を支えていく。
- 大作の職業と店主、ライバル
- 第一部(第1クール)はラーメン屋。店主役は多々良純。ライバルの江戸っ子ラーメン職人役は、主題歌を唄っている山田太郎。
- 第二部(第2クール)は清掃会社。清掃会社の社長役は牟田悌三。ライバルのクールな掃除夫役は石田信之。
- 第三部(第3クール以降)はパン屋。店主役は由利徹。ライバル(第40話以降)の無頼なパン職人役は佐々木剛。
時代背景
[編集]高等学校への進学者はエリートであり、ほとんどの中学校卒業者は「金の卵」と呼ばれ、地方から大都市に集団就職していた時代背景を織り込み、作品が製作された[注釈 1]。
キャスト
[編集]主要登場人物
[編集]- 田力大作:金子吉延
- 藤原成平:竹尾智晴
- 日向早苗:津山登志子
- 田力たつ子:小林トシ枝
- 田力さち子:水村繁子
- 二階堂甚平:志村喬
- 貫田校長:笠智衆(第1、17、26、61話)
- 田力一作:猪野剛太郎(第37話)
- ナレーター:羽佐間道夫
二階堂家関係者
[編集]- 二階堂新一:小沢幹雄(第1 - 3、8、15、22、44話)
- 二階堂咲子:北沢典子(第2、3、8、60話)
- 二階堂涼子:純アリス(第2、3、7、8、13、15、21、60話)
- 二階堂圭太:続木太郎(第2、3、8、12、14、15、18、60話)
ラーメン屋「珍竜軒」関係者
[編集]- 青山儀三郎:多々良純(第2 - 5、7 - 13話)
- 青山柾江:桜むつ子(第2 - 5、7 - 11、13話)
- 青山勝子:府川房代(第2 - 5、7 - 13、27話)
- 白木:畠山麦(第2 - 13、27話)
- 松川:中村俊男(第2 - 13、27話)
- ラーメン太郎:山田太郎(第4、10、11、57話)
清掃会社「清潔社」関係者
[編集]- 皆川雄三:牟田悌三(第13 - 27話)
- 皆川さえ子:夏純子(第13 - 27話)
- 皆川ジュン:星野みどり(第13 - 27話)
- 皆川春男:進士晴久(第13 - 25、27話)
- 皆川夏男:飯塚仁樹(第13 - 25、27話)
- 皆川秋男:山田芳一(第13 - 25、27話)
- 皆川冬太:小塙謙二(第13 - 25、27話)
- 山平通:力石民穂(第13 - 27話)
- 黒沼:小池正史(第13、19、24、26話)
- 赤垣:保高正伸(第19、24、26、27話)
- 篠田:吉田守、森谷正(第19、24、26話)
- 風野三郎:石田信之(第14 - 16、21、27話)
パン屋「ハッピーパン」関係者
[編集]- 小山孫一:由利徹(第28 - 42、44 - 46、50、51、53 - 62話)
- 小山ミキ:高橋ゆかり(第28 - 42、44 - 49、51、53、54、57、61、62話)
- 三吉:みずのこうさく(現・水森コウ太)(第29 - 42、44 - 47、50 - 62話)
- 河内キン子:山田由美子(第30 - 42、44 - 62話)
- 大家・片井鉄五郎:坊屋三郎(第29、31、35、36話)
- おかね:稲吉靖(第28 - 42、44、62話)
- カメ夫:川島哲也(第30 - 42、44、62話)
- 大塚よし:うえずみのる(第28 - 42、44 - 62話)
- 鬼頭:吉田義夫(第28、29話)
- 桜田:ケーシー高峰(第30、32、34、62話)
- 一宮男爵:大泉滉(第29 - 36、38 - 41、44 - 46、48、50、52、53、56、62話)
- 鳴門源次:佐々木剛(第40 - 42、44、46 - 51、53 - 56、58 - 62話)
- 鳴門源次の義妹・鳴海京子:水沢アキ(第47、58話)
- 宮本厳哲:進藤英太郎(第32、40話)
製パン会社「サンジェルマン」工場関係者
[編集]- パン工場職人・平山:山本正明(第46 - 48、51 - 52、55、57、59話 [注釈 2]
- パン工場職人・井上:藤田漸(第48、51、55、59話)[注釈 3]
- パン工場職人・加藤:島もとき(第48、51、55、59話)[注釈 4]
- 西原課長:梅津栄(第48、59話)
- 村上健太:高峰圭二(第59、62話)
- 篠田梨花:桜田淳子(第59話)
- 篠田勘兵衛:加藤嘉(第59、60話)
主なゲスト
[編集]ラーメン屋「珍竜軒」編
[編集]- 第1話
- 大鵬幸喜(本人 役、特別出演)、大鵬部屋
- 大真隆年(本人 役、ノンクレジット)、大鵬部屋
- 第3話
- 名古屋章(大垣 役)
- 佐藤仁哉(時夫 役)
- 第5話
- 山田圭子(山川和子 役)
- 第6話
- 北村晃一(片岡茂 役)
- 第7話
- 真山譲次(浅井健二 役)
- 第8話
- 武智豊子(日の本 役)
- 坊屋三郎(王さん 役)
- 第9話
- 小松方正(重原 役)
- 美樹克彦(保 役)
- 沖わか子(さわ子 役)
- 第10話
- 輪島功一(本人 役)
- 山本麟一(高井銀次郎 役)
- 第11話
- 富士乃幸夫、小林貞夫(作業員 役)
- 山本麟一(高井銀次郎 役)
- 見明凡太朗(丸山孔明 役)
- 第12話
- 桑山正一(信夫の父 役)
- 小林文彦(小林信夫 役)
- 北村晃一(片岡 役)
- 第13話
- 進藤幸、鈴木志郎(ラーメン屋 役)
- 中村文弥(セールスマン 役)
清掃会社「清潔社」編
[編集]- 第14話
- 海野かつお(仙助 役)
- 上田みゆき(コウ 役)
- 村田英雄(田十段 役)
- 第15話
- 海野かつお(仙助 役)
- 第17話
- 三井弘次(猪木 役)
- 第18話
- 住田知仁(昌夫 役)
- 第20話
- 浜村純(松本万造 役)
- 初井言榮(松本のぶ 役)
- 保積ペペ(松本英二 役)
- 第21話
- 久万里由香(津島かおる 役)
- プラバー・シェス(正子 役)
- 第22話
- 清水一郎(小出茂造 役)
- 本田みちこ(小出マキ子 役)
- 大下哲矢(松坂喬 役)
- 第23話
- 玉川良一(玉井東吉 役)
- 岡浩也(玉井シゲル 役)
- 第26話
- 大泉滉(永井 役)
- 第27話
- 大山倍達(本人 役)
- 飯塚昭三(大山倍達の声、ノンクレジット)
- 佐藤勝昭(本人 役、ノンクレジット)
パン屋「ハッピーパン」編
[編集]- 第28話
- 人見きよし、東隆明(港の労務者 役)
- 原大作、池田力也、河原崎洋夫(若い衆 役)
- 藤田小女姫(本人 役)
- 第29話
- 柳家かゑる(支配人 役)
- 第30話
- 中村是好(易者 役)
- 花巻五郎、岡田勝(桜田の店員 役)
- 第31話
- 人見明(柴田栄吉 役)
- 第32話
- トリオ・ザ・パンチ(警官 役)
- 第33話
- キャロライン洋子(王女マリ 役)
- 大前均(侍従 役)
- たこ八郎(侍従 役)
- 沖わか子(女官 役)
- 小林昭二(友情出演)
- 宮内洋(露天商 役、友情出演)
- 第34話
- 楠トシエ(高峰 役)
- 加藤春哉(川西 役)
- 第35話
- 阿部進(カバ田社長 役)
- 立原博(源五郎 役)
- 江幡高志(植村三郎 役)
- 里美ゆり(ゆり 役)
- 第36話
- 藤岡重慶(東郷隆盛 役)
- 河野彰(黒木 役)
- 第37話
- 奥村公延(小杉吾一 役)
- 村井恵美(小杉の妻 役)
- 倉田艶美(子供 役)
- 第38話
- 高城丈二(健 役)
- 近松麗江(よしの母・大塚キヨ 役)
- 第39話
- 藤原釜足(並木大五郎 役)
- 浅野真弓(並木啓子 役)
- 磯野千鳥(並木しま 役)
- 第40話
- 今村原兵(和尚 役)
- 西沢武夫(審査委員長 役)
- 大矢兼臣(司会者 役)
- 第41話
- 東龍明(呼び屋 役)
- 西沢武夫(審査委員長 役)
- 大矢兼臣(司会者 役)
- 第42話
- ゆうきみほ(山岸美沙 役)
- トミー(山岸とみ 役)
- ZOO(その仲間 役)
- 青木和子(山岸きくの 役)
- 如月寛太(老人 役)
- 第43話
- ゆうきみほ(山岸美沙 役)
- トミー(山岸とみ 役)
- ZOO(その仲間 役)
- 青木和子(山岸きくの 役)
- 花沢徳衛(山岸達造 役)
- 福岡正剛(ホテル支配人 役)
- 第45話
- 沖雅也(池信一 役)
- 西崎緑(土崎ゆかり 役)
- 穂積隆信(司会者 役)
- 第46話
- 赤木春恵(山崎光子 役)
- 星克己(山崎一郎 役)
- グループサウンズスーパーエイジズ(同グループ 役)
- 第47話
- 中田博久(ゴーゴーホールの男 役)
- 藤山律子(ジュン 役)
- 第48話
- 鮎川由美(愛川ユミ 役)
- 星美智子(おかみ 役)
- 第49話
- 水町千代子(水の江律子の母 役)
- 相馬剛三(医者 役)
- 第50話
- 岡村文子(園長 役)
- 直木晶子(絵美の母 役)
- 島田歌穂(中川絵美 役)
- 由美かおる(青山恵子 役、特別出演)
- 第51話
- 田中エリカ(三木エリ子 役)[注釈 5]
- 倉石功(鹿島次郎 役)
- 宗近晴見(岩田 役)
- 松尾佳子(三木エリ子の声、ノンクレジット)
- 第52話
- 音羽美子(勝田みつ子 役)
- 大原みどり(流しのみどり 役)
- 吉田守(勝田誠一 役)
- 桂小金治(勝田金次 役)
- 第54話
- 平田隆夫とセルスターズ(同グループ 役)
- 川口真有美(松本かおる 役)
- 第55話
- 麻田ルミ(佐藤明子 役)
- 潮万太郎(明子の父 役)
- 第56話
- 小川悦子(野村百合子 役)
- 第57話
- 松崎真(ラーメン屋おやじ 役)
- 逗子とんぼ(客 役)
- 秋本京子(昌代 役)
- 大原百代(寮母 役)
- 第61話
- 沖雅也(池信一 役)
- 室田日出男(蛭田 役)
- 藤山律子(リツ 役)
- 第62話
- 大矢兼臣(司会者 役)
スタッフ
[編集]- 企画:大村拓三、後藤武彦(NET)、七條敬三(東映)
- 脚本:滝沢真里、村山庄三、上條逸雄、山崎久、中山昌一、山本修右、海堂肇
- 音楽:渡辺宙明
- 演奏:スクリーン・ミュージック
- 撮影:原秀夫、古市勝嗣、篠原征夫(プロダクションショット)
- 照明:安藤真之助、太田耕治、佐藤浩
- 美術:大橋雅俊(エキスプロダクション)
- 仕上製作:映広音響
- 録音:太田克己
- 編集:菅野順吉、武中昭世
- 効果:協立効果
- 記録:山之内康代、紀志一子、松田とも子、西村たつ子、増田美代子、山田光枝
- 助監督:前川洋之、高橋正治、梅田味伸、久保田悦夫、福島孔道、長石多可男
- 進行主任:佐久間正光、大竹昭男、伊藤隆造、古泉雅、大里俊博、斉藤正勝
- 東京映像企画、東京衣裳、東映化学
- 協力:よみうりランド、椿山荘、横浜ドリームランド、東海観光ホテル今井浜ガーデン、伊豆箱根鉄道、品川スケートセンター
- 監督:田口勝彦、田中秀夫、折田至、前川洋之、山田稔
- 制作:NET、東映[注釈 6]
- ノンクレジット
主題歌
[編集]- レコードはクラウンレコード(現:日本クラウン)から発売された。
- オープニングテーマ「どっこい野郎」
- 作詞 - 滝沢真里、八手三郎 / 作曲 - 渡辺宙明 / 編曲 - 湯野カオル / 歌 - 山田太郎
- エンディングテーマ「明日への出発」
- 作詞 - 星野哲郎 / 作曲 - 市川昭介 / 編曲 - 荒木圭男 / 歌 - 山田太郎
- 放送では2番を使用。
- CDは、まず1994年3月1日にバップから発売された「懐かしのテレビまんが主題歌大全集~特撮ヒーロー編(2)」に、特撮作品でも無いのにOP・EDが収録。その後2001年4月21日に同じくバップから発売された「懐かしのテレビまんがBGMコレクション どっこい大作ミュージックファイル」に、OP・EDを始め、本編で使用されたBGMが収録された。
放映リスト
[編集]放送日 | 話数 | サブタイトル | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|
1973年 1月8日 |
1 | ほえろ火の玉!! | 滝沢真里 | 田口勝彦 |
1月15日 | 2 | お米は1万3千粒 | ||
1月22日 | 3 | 成せば成る?! | ||
1月29日 | 4 | バカ野郎は誰だ!! | 村山庄三 | 田中秀夫 |
2月5日 | 5 | 自分の足で歩け!! | ||
2月12日 | 6 | のびたラーメン一千万円!! | 上條逸雄 | 田口勝彦 |
2月19日 | 7 | ラーメン一パイたんこぶ10コ | ||
2月26日 | 8 | 鬼がキャベツをきざむ!! | 村山庄三 | 田中秀夫 |
3月5日 | 9 | 頭の上のハエをたたけ!! | ||
3月12日 | 10 | 怒りに紅い花が咲く!! | 折田至 | |
3月19日 | 11 | 呪いの味をうち砕け!! | ||
3月26日 | 12 | そのタレを逃すな!! | 上條逸雄 | 田中秀夫 |
4月2日 | 13 | ぶちわれラーメンドンブリ!! | ||
4月9日 | 14 | すごい奴がまっていた!! | 滝沢真里 | 田口勝彦 |
4月16日 | 15 | 磨け! 鬼の道!! | ||
4月30日 | 16 | モップの魂を探せ!! | 村山庄三 | 折田至 |
5月7日 | 17 | 先生か!! タイヤキか!? | 滝沢真里 | |
5月14日 | 18 | 自分が敵だ!! | 村山庄三 | |
5月21日 | 19 | 金じゃないぜ!! 心だよ!! | 上條逸雄 | 田中秀夫 |
5月28日 | 20 | ズッコケ野郎の親孝行!? | ||
6月4日 | 21 | 売ってたまるか男のホコリ!! | 山崎久 | |
6月11日 | 22 | たたき出せ!! 心の白アリ | 滝沢真里 | |
6月18日 | 23 | ダメなオヤジの子守唄!! | ||
6月25日 | 24 | 裏切者の友情!! | 山崎久 | |
7月2日 | 25 | 157番目のラブレター!? | 上條逸雄 | |
7月9日 | 26 | ゴメンよ!! 母ちゃん!! | 山崎久 | |
7月16日 | 27 | 世界一に負けぬ日本一!! | 上條逸雄 | 田口勝彦 |
7月23日 | 28 | ドン! とやるぞ!! | 山崎久 | |
7月30日 | 29 | ヘンな奴らが集まった!! | 村山庄三 | 田中秀夫 |
8月6日 | 30 | 男一匹こなごなだ!! | 滝沢真里 | |
8月13日 | 31 | ふくらめ! パンパカパン!! | 上條逸雄 | 田口勝彦 |
8月20日 | 32 | パンで突っこめ-パン!? | 村山庄三 | |
8月27日 | 33 | 殺し屋にパンを投げろ!! | 上條逸雄 | 前川洋之 |
9月3日 | 34 | ありがとう! カニさん!! | 滝沢真里 | 田中秀夫 |
9月10日 | 35 | ウソかマコトか?パンで勝負だ!! | 村山庄三 | 田口勝彦 |
9月17日 | 36 | 帰って来たびんぼう神!! | 田中秀夫 | |
9月24日 | 37 | 父ちゃんがいた!! | 上條逸雄 | 田口勝彦 |
10月1日 | 38 | 今に見てくれおッ母さん!! | 田中秀夫 | |
10月8日 | 39 | 若者よ! 大志をいだけ!! | ||
10月15日 | 40 | くたばれ! ニセ日本一!! | 山崎久 | |
10月22日 | 41 | 0.1グラムへの戦い | 中山昌一 | |
10月29日 | 42 | ヘラ一本男の旅だ!! | 上條逸雄 | |
11月5日 | 43 | あった! 幻のパン?! | ||
11月12日 | 44 | ひらけハスの花 | 中山昌一 | 田口勝彦 |
11月19日 | 45 | ケンカと踊りの日本一!! | ||
11月26日 | 46 | 母さんにカンパイ!! | 田中秀夫 | |
12月3日 | 47 | 青春のひみつ | 上條逸雄 | |
12月10日 | 48 | 青い鳥が逃げる!! | 海堂肇 | 山田稔 |
12月17日 | 49 | 君に何ができるか? | ||
12月24日 | 50 | ひげのないサンタクロース | 上條逸雄 | 田中秀夫 |
1974年 1月7日 |
51 | 洗われた愛 | 中山昌一 | |
1月14日 | 52 | 父と母と成人式 | 田口勝彦 | |
1月21日 | 53 | 誇り高き戦い | 山本修右 海堂肇 |
田中秀夫 |
1月28日 | 54 | ウソとハチのムサシ | 上條逸雄 | 田口勝彦 |
2月4日 | 55 | 夢よはばたけ | 田中秀夫 | |
2月11日 | 56 | 青春の別れ | ||
2月18日 | 57 | 僕の道君の道 | 前川洋三 | |
2月25日 | 58 | 情無用の日本一 | 田中秀夫 | |
3月4日 | 59 | 咲け! のぞみの花 | 田口勝彦 | |
3月11日 | 60 | これがおれのパンだ!! | 田中秀夫 | |
3月18日 | 61 | いちど限りの人生だ!! | 中山昌一 | |
3月25日 | 62 | 日本一は誰だ!! |
- 1973年4月23日はプロ野球中継「大洋×巨人」戦(19:30 - 21:55)[注釈 7]のため休止。
- 1973年12月31日は『ビッグスペシャル』の年末拡大版『年忘れビッグスペシャル ドリフの爆笑73年大行進』(19:00 - 20:55)のため休止。
放送局
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- NET(制作局):月曜 19:30 - 20:00
- 北海道テレビ:月曜 19:30 - 20:00[1]
- 青森テレビ:水曜 16:52 - 17:22[2]
- 秋田放送:火曜 17:00 - 17:30[3]
- 山形テレビ:水曜 18:00 - 18:30[2](1973年2月7日第1回放送[4]、1か月遅れ)
- 宮城テレビ:月曜 19:30 - 20:00[5]
- 山梨放送:月曜 19:00 - 19:30(1973年10月時点)[6] → 金曜 18:00 - 18:30(1974年6月7日まで放送、2か月強遅れ)[7]
- 福井放送:土曜 19:00 - 19:30(1974年3月30日まで放送)[8]
- 名古屋テレビ:月曜 19:30 - 20:00[9]
- 毎日放送:月曜 19:30 - 20:00
- 日本海テレビ:木曜 18:00 - 18:30(数か月遅れ)[10]
- テレビ岡山 : 土曜 18:00 - 18:30 (1974年10月5日より放送)[11]
- 瀬戸内海放送:月曜 19:30 - 20:00[12]
- 広島ホームテレビ:月曜 19:30 - 20:00[12]
- テレビ山口:火曜 19:30 - 20:00[13]
- テレビ愛媛:日曜 7:15 - 7:45[14]
- 九州朝日放送:月曜 19:30 - 20:00[15]
- テレビ大分:月曜 19:30 - 20:00[16]
- 宮崎放送:金曜 18:00 - 18:30[17]
映像ソフト
[編集]- ベストフィールドより全話を収録したDVDが発売(vol.1、2と分けて発売)され、初めてソフト化されている。
ネット配信
[編集]エピソード
[編集]- 本作を制作したのは東映テレビ・プロダクション(TTPもしくはTVP名義)であるが、下請制作は『仮面ライダー』などで知られる東映生田スタジオにて行われていた[18]。プロデューサーの平山亨以下多くのスタッフが仮面ライダーシリーズと共通しており、メイン監督の田中秀夫も後年『仮面ライダー (スカイライダー)』や『仮面ライダースーパー1』に参加している[18]。
- 金子吉延は当時高校生であったが、番組の度重なる放映延長に伴う学業の遅延に、1年留年してしまい、高校を4年通うこととなった[19]。
- 本作の音楽には同時期に放送されていた『人造人間キカイダー』の楽曲が一部流用されている。終盤には、同時期に生田スタジオで制作中だった『イナズマン』の楽曲も流用されている。
- 製パン業「サンジェルマン」は神奈川県に実在する。
- 元東映生田スタジオ所属の山田哲久によると、本作品の音声は同録だったとの事。これはほぼ毎回の様に出演する著名人ゲストのアフレコスケジュール交渉が難しいためで、東映テレビ・プロダクション側からの指示だったという[20]。
『東映ヒーロー名人列伝』より
[編集]以下は、平山亨『東映ヒーロー名人列伝』風塵社、150頁-160頁による。
- 大鵬のゲスト出演について
- 当時、大鵬はマスコミへの露出を嫌い、出演依頼を全て断っていた。
- 七条敬三(東映のプロデューサー)も電話で断られたところ、平山が七条を発奮させ、巡業先の北海道までアポイントなしで押しかけさせた。その誠意により、第1話への出演が果たされた。
- 志村喬の出演について
- 志村はトップクラスの俳優であったが、平山らはレギュラー出演を受けてもらうことに関し、待遇に不安を持っていた(例えば、生田スタジオは貧相である)。
- 平山は七条を付き人に任命し、毎回、朝晩の送り迎えをさせた。誠意は志村に伝わり、七条を可愛がっていたという。
- お米の数について
- 第2話で大作が米の数を数えるシーンがあるが、脚本には何粒か明記されていなかった。平山は自宅で徹夜し、1升の米を数えた[注釈 9]。なお、同書では93145粒または93147粒が挙げられているが、劇中で大作が数え終わったのは13966粒。
番組の影響
[編集]- プロレスラーの浪口修(ZERO1所属)は、本作のテーマ曲を入場テーマ曲にしてリングに上がっていた。およそ5年間継続していたため、曲を変更した以降も「浪口=どっこい」のイメージは離れず、「どっこい浪口」のリングネームでも戦ったことがある。
- アニメ『かんなぎ』では、劇中歌の作曲・作詞者の名義として「どっこい大作」が使用されている。
漫画版
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
池田ひろしによって漫画化され、『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)に1973年8号から同年39号まで連載された。単行本化はされていない。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 本作の本放送時期である1970年代前半には、集団就職は終了しつつあり、1975年には、国鉄が「最後の集団就職者専用の団体列車」を運行した。
- ^ 第53、56話にクレジットされているが未登場。
- ^ 第56話にクレジットされているが未登場。
- ^ 第56話にクレジットされているが未登場。
- ^ 役名クレジットで「田中エリ子」と誤表記。
- ^ クレジットでは『TTP/TVP』表記。
- ^ この時期のプロ野球中継放送枠は20:00 - 21:25だったが、当時のNETは平日21時台が全て1時間体制であるため、21時番組まで休止して放送されていた。
- ^ その他、キャロライン洋子が外国のお姫様、たこ八郎がおつきの従者役で出演。
- ^ 翌朝は午前5時に自宅を出て、自動車を運転して生田スタジオに向かった。
出典
[編集]- ^ 『北海道新聞』(縮刷版) 1973年(昭和48年)9月、テレビ欄。
- ^ a b 『河北新報』1973年2月7日 - 9月5日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1973年1月16日 - 9月4日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 山形新聞 1973年2月7日朝刊テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1973年1月8日 - 1974年3月25日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 山梨日日新聞 1973年10月テレビ欄。
- ^ 山梨日日新聞 1974年6月テレビ欄。
- ^ 『北國新聞』1974年3月30日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『中日新聞』1973年10月テレビ欄。
- ^ 山陰中央新報 1974年6月テレビ欄。
- ^ 山陽新聞 1974年10月5日付朝刊テレビ欄。
- ^ a b 山陽新聞 1973年10月テレビ欄。
- ^ 『中国新聞』1973年2月各日夕刊テレビ欄。
- ^ 愛媛新聞 1973年7月テレビ欄。
- ^ 熊本日日新聞 1973年10月テレビ欄。
- ^ 大分合同新聞 1973年10月テレビ欄。
- ^ 宮崎日日新聞 1973年7月テレビ欄。
- ^ a b OFM仮面ライダー9 2004, p. 32, 和智正喜「仮面ライダー監督紳士録 第5回 田中秀夫」
- ^ 坂口祐三郎と赤影支援会『赤影参上!』扶桑社、1998年7月20日、87頁。ISBN 4-863-02517-X。
- ^ 『「仮面」に魅せられた男たち』刊行記念トークイベント 牧村康正×山田哲久×會川昇(司会) 東映生田スタジオ 50年目の真実 2023年5月21日開催
参考文献
[編集]- 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー』 Vol.9《仮面ライダースーパー1》、講談社、2004年9月10日。ISBN 4-06-367090-2。
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