あずさ欣平
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あずさ きんぺい あずさ 欣平 | |
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プロフィール | |
本名 | 橋本 光雄(はしもと みつお)[1][2] |
性別 | 男性 |
出生地 | 日本・千葉県本八幡[3] |
出身地 | 日本・福島県[4] |
死没地 | 日本・千葉県市川市[5] |
生年月日 | 1931年5月1日 |
没年月日 | 1997年5月24日(66歳没) |
血液型 | O型[6] |
職業 | 声優、演出家 |
事務所 | 青二プロダクション(最終所属)[4] |
公称サイズ(時期不明)[7] | |
身長 / 体重 | 165 cm / 60 kg |
声優活動 | |
活動期間 | 1960年代 - 1997年 |
ジャンル | アニメ、吹き替え |
演出家活動 | |
ジャンル | 舞台 |
あずさ 欣平(あずさ きんぺい、1931年5月1日[8] - 1997年5月24日[4])は、日本の男性声優、演出家。千葉県本八幡生まれ[3]、福島県出身[4]。青二プロダクション所属であった[4]。旧芸名に梓欣三・梓欣造[3][9][10]がある。
来歴
[編集]学生時代のあだ名は「豆タンク」だった[3]。早稲田大学卒業[7]。劇団ピッコロ、劇団制作座、劇団仲間、劇団現代座を経て[9]、1962年5月1日、劇団芸協を設立[10][11]して後進の指導に当たった。当時は、芝居の演出の他に、外国映画、アニメーションのディレクターもしていた[3][12]。声優としては江崎プロダクション[13]。オフィス央[9]経て、最後は青二プロダクションに所属していた。
1997年5月24日に喉頭癌のため千葉県市川市の病院で死去[5]。66歳没。
人物
[編集]後任
[編集]あずさの死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。
後任 | 役名 | 作品 | 後任の初出演 |
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田中亮一 | ムーリ長老 | 『ドラゴンボール』シリーズ | 『ドラゴンボール改』第51話 |
後藤哲夫 | サルタン国王 | 『アラジン』シリーズ | 『アラジンのホールニューワールド』 |
出演
[編集]テレビアニメ
[編集]- 1971年
-
- さすらいの太陽(峰慎介)
- 1975年
-
- タイムボカン(ナリーキン)
- 1976年
-
- ポールのミラクル大作戦(トッカメール刑事)
- 1978年
-
- ルパン三世 (TV第2シリーズ)(1978年 - 1979年、ゲオルグ、ベルテンベルグ国王[要出典])
- 1980年
- 1981年
-
- 名犬ジョリィ(フェリーペ、カルロス座長)
- 1983年
- 1984年
- 1985年
-
- 北斗の拳(長老)
- 1986年
-
- ゲゲゲの鬼太郎(第3作)(村長、源さん、死神)
- プロゴルファー猿(1986年 - 1988年、高僧、球斉)
- 1987年
-
- 新メイプルタウン物語 パームタウン編(サフランタウン町長)
- 1988年
-
- キテレツ大百科(1988年 - 1990年、平吉爺さん〈初代〉、満寿雄、キャンデー売り老、倉吉)
- 1989年
-
- 美味しんぼ(1989年 - 1991年、中橋、宝木老人)
- 1990年
-
- かりあげクン(銭湯の老人、遠田部長)
- ドラゴンクエスト(長老)
- ドラゴンボールZ(1990年 - 1995年、ムーリ)
- ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜(孫悟飯)
- まじかる☆タルるートくん(じゃば夫のお爺さん)
- 魔法使いサリー(金田、花の屋主人)
- 1991年
-
- ドラゴンクエスト ダイの大冒険(第1作)(1991年 - 1992年、ロモス王)
- 1992年
-
- 美少女戦士セーラームーン(占い師)
- 1995年
-
- アニメ世界の童話(王様)
- 1996年
-
- ゲゲゲの鬼太郎(第4作)(祖父)
- 名探偵コナン(田中知史)
劇場アニメ
[編集]- ルパン三世 カリオストロの城(1979年、大司教[要出典])
- ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱(1986年、水木先生)
- ドラゴンクエスト ダイの大冒険(1991年、姫の側近)
- ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち(1992年、ムーリ[14])
- 三国志 完結編・遥かなる大地(1994年、王累)
- 校長先生が泳いだ(1996年、校長先生)
OVA
[編集]- 銀河英雄伝説(1989年、ウィルヘルム・フォン・クロプシュトック)
- となりのトコロ(1990年、じいさん)
- フォーチュン・クエスト 世にも幸せな冒険者たち(1993年、ミシュラン)
吹き替え
[編集]洋画
[編集]- 青い体験
- アフリカン・ダンク(オハラ神父1〈デニス・パトリック〉)
- 運命の饗宴(チャールズ・スミス〈チャールズ・ロートン〉)
- キラー・エリート
- 空軍大戦略(キース少将〈トレヴァー・ハワード〉)
- 刑事エデン/追跡者(レビ〈リー・リチャードソン〉)
- ケープ・フィアー(裁判長〈マーティン・バルサム〉)※テレビ朝日版
- ゲッタウェイ(スリム〈リチャード・ファーンズワース〉)※テレビ朝日版
- 地獄の黙示録(報道カメラマン〈デニス・ホッパー〉) ※日本テレビ版
- 史上最大の作戦(ジョン・スティール一等兵〈レッド・バトンズ〉)※日本テレビ版
- スラップ・ショット(ジョー〈ストローザー・マーティン〉)※フジテレビ版
- セルピコ(ディレニーコミッショナー)※テレビ朝日版(思い出の復刻版ブルーレイに収録)
- 007/カジノ・ロワイヤル(カジノ支配人)※日本テレビ版
- 大脱走(プライセン〈ウルリッヒ・バイガー〉)※フジテレビ版(BD収録)
- 大陸横断超特急(シュライナー教授〈ステファン・ギラーシュ〉)※日本テレビ版
- ダラスの熱い日(ファーガソン〈ウィル・ギア〉)※テレビ朝日版
- ドッグ・イン・パラダイス(レンゾーニ〈ホセ・マリア・カファレル〉)
- 白熱(J・C・コナーズ〈ネッド・ビーティ〉)
- バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3(酒場の老人3〈ダブ・テイラー〉)※テレビ朝日版(BD&思い出の復刻版DVD収録)
- ペリカン文書(ローゼンバーグ裁判官〈ヒューム・クローニン〉)※テレビ朝日版
- ポセイドン・アドベンチャー(ジェームズ・マーティン〈レッド・バトンズ〉) ※日本テレビ版
- ロサンゼルス(フランク・オチョア刑事〈ヴィンセント・ガーディニア〉)※日本テレビ版
海外ドラマ
[編集]- 三国志演義(陳珪)※NHK-BS2版
- ジム・ヘンソンのストーリーテラー(ページ〈ロス・ボートマン〉)
- スパイ大作戦
- 隔離室で何が起こったか?(院長)
- 陸軍給与を奪回せよ(ジョー・フェントン)
- 細菌兵器TOD-5(モース)
- 脱出請負業(クラベリング)
- 戦慄“殺しの横顔”(デイン)
海外人形劇
[編集]- 海底大戦争 スティングレイ ウラナリ大王の挑戦(リンカーン)
海外アニメ
[編集]ゲーム
[編集]- ライズ・オブ・ザ・ドラゴン(1992年、老人、警察署長)※メガCD版
- ラプラスの魔(1993年、老人)
- ルパン三世 カリオストロの城 -再会-(1997年、大司教)
CDドラマ
[編集]- 新撰組異聞 蒼き狼たちの神話1 天動(1991年、近江屋勘兵衛)
テレビ番組
[編集]演出
[編集]著書
[編集]- 3歳から6歳までの演劇教育(明治図書出版・現代幼児教育新書5)※梓欣造名義
脚注
[編集]- ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、13頁。ISBN 4-87376-160-3。
- ^ a b c 『新劇便覧'89』テアトロ、1989年、77頁。
- ^ a b c d e f “青野武の役者一筋”. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月16日閲覧。
- ^ a b c d e f “あずさ 欣平”. 青二プロダクション. 2020年1月16日閲覧。
- ^ a b 毎日新聞1997年5月25日31面「訃報 あずさ欣平氏」(毎日新聞縮刷版1997年5月号p.929)毎日新聞社
- ^ 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、10頁。
- ^ a b c 『日本タレント名鑑(1997年版)』VIPタイムズ社、1997年、11頁。
- ^ “あずさ 欣平”. エキサイトニュース. エキサイト. 2024年11月5日閲覧。
- ^ a b c d e f 『声優の世界-アニメーションから外国映画まで』朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクション別冊〉、1979年10月30日、68頁。
- ^ a b 勝田久「file No.19 青野武」『昭和声優列伝 テレビ草創期を声でささえた名優たち』駒草出版、2017年2月22日、231頁。ISBN 978-4-905447-77-1。
- ^ “芸協あゆみ”. 劇団芸協. 2013年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月7日閲覧。
- ^ 「極 声魂/青野武」『声優アニメディア』2009年7月号、学習研究社、2009年7月、101頁。
- ^ 『出演者名簿(1978年版)』著作権資料協会、1977年、14頁。
- ^ “ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち|キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション. 2022年6月9日閲覧。