TOKYO TORCH
TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)は、日本の東京都千代田区にある東京駅の日本橋口前に位置する大手町二丁目常盤橋街区および中央区八重洲一丁目[1]にて再開発中の地区(街区)の正式名称である[2]。日本ビルヂング、朝日生命大手町ビル、JXビル、大和呉服橋ビルの建っていた土地が開発される。
TOKYO TORCH | |
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常盤橋タワー | |
情報 | |
住所 | 東京都千代田区大手町 |
現状 | 建設中(一部完成) |
起工 |
2017年(平成29年)4月(銭瓶町ビルディング) 2018年(平成30年)1月(常盤橋タワー、変電所棟I期) 2023年(令和5年)9月27日(Torch Tower、変電所棟II期) |
竣工 |
2021年(令和3年)6月30日(常盤橋タワー、変電所棟I期) 2022年(令和4年)3月(銭瓶町ビルディング) |
用途 | 事務所、店舗、賃貸住宅、ホテル、ホール、駐車場、下水道ポンプ所、変電所など |
関係者 | |
建築家 | 三菱地所設計 |
建設業者 | 清水建設、戸田建設、三井住友建設 |
デベロッパー | 三菱地所、東京都下水道局、東京電力パワーグリッドなど |
所有者 | 三菱地所、東京都下水道局、東京電力パワーグリッドなど |
管理者 | 三菱地所 |
技術的詳細 | |
ビル | Torch Tower、常盤橋タワー、銭瓶町ビルディング、変電所棟 |
開発面積 | 約31,400 m2 |
ウェブサイト | |
https://tokyotorch.mec.co.jp/ |
2021年に高さ212 mの「常盤橋タワー」が開業。地区の中核をなす超高層建築物として2027年度の竣工が予定されている「Torch Tower(トーチタワー)」は地上高385 mで[3]、竣工すると麻布台ヒルズ森JPタワー(地上高325 m)を超えて日本一高いビルとなる[4][5][6]。
関係権利者筆頭は三菱地所[7][1]。建物設計は三菱地所設計[1]ほか[8]が担当。施工者は三菱地所[7][1]ほか[8]。
敷地面積は約31,400 m2 [1]、総延床面積は約740,000 m2 [1]。屋外空間の総面積は約20,000 m2 [2]。
歴史
編集開発史
編集常盤橋街区で推し進められてきた再開発事業「東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業)」の関係権利者筆頭である三菱地所は、再開発地区の正式名称を「TOKYO TORCH」に決定した旨を2020年(令和2年)9月17日開催のプレス発表会で発表した[2][9]。
同プロジェクトが建設しようとしている主な建築物は、それぞれ「A棟」「B棟」「C棟」「D棟」と仮称されていた4棟で、このうちA棟とB棟が超高層建築物である[10]。前述の開発地区名称の発表と同時に「A棟」および「B棟」の正式名称も併せて発表され、A棟(地上高約212 m)は「常盤橋タワー」、最も高層のB棟(地上高約390 m)は「Torch Tower(トーチタワー)」である[2]。また、D棟の正式名称は2022年の竣工時に「銭瓶町ビルディング」と発表された[11]。
4棟の配置
編集年表
編集- 2015年(平成27年) - 都市再生特別地区の提案[12]。
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)
- 2020年(令和2年)9月17日 - 再開発地区の名称が「TOKYO TORCH」、A棟・B棟の正式名称がそれぞれ「常盤橋タワー」「Torch Tower」に決まったと発表[2]。
- 2021年(令和3年)6月30日 - 常盤橋タワーが竣工[1][16]。
- 2022年(令和4年)
- 2023年(令和5年)度
- 2023年(令和5年)度以降 - TOKIWAブリッジ(旧JFE商事ビル、日本ビルヂング別館)の地上部が解体され、隣接する常盤橋公園の拡張地域になる予定[1]。
- 2025年(令和7年)度 - 常盤橋公園の再整備が着工予定[12]。
- 2027年(令和9年)度 - Torch Tower が竣工予定[1]。常盤橋公園の再整備が完了予定[12]。全ての工事が完了し、TOKYO TORCH が落成予定[1]。
脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 三菱地所 20200917, p. 10.
- ^ a b c d e 三菱地所 20200917, p. 1.
- ^ 『世界に誇る日本の新たなランドマーク「TOKYO TORCH」「Torch Tower」 新築工事着工 ~想いを繋ぎ、未来を灯すまち~ Weaving dreams, Illuminating the future』(PDF)(プレスリリース)三菱地所、2023年9月27日。オリジナルの2023年9月28日時点におけるアーカイブ 。2023年9月29日閲覧。
- ^ 「日本一高いビルが東京駅前に 詳細発表」『日テレNEWS24』日本テレビ放送網株式会社、2020年9月17日。2021年2月19日閲覧。
- ^ “Japan's eventual tallest building to be finished in fiscal 2027” (English). The Japan Times (The Japan Times, Ltd.). (17 September 2020) 2021年2月19日閲覧。
- ^ 「東京駅前にトーチタワー 日本最高390メートル」『日本経済新聞』日本経済新聞社、2020年9月18日。2021年2月19日閲覧。
- ^ a b c d 三菱地所 20170417, p. 1.
- ^ a b c d e f 三菱地所 20170417, p. 4.
- ^ 加藤綾「東京駅前に新街区「トウキョウトーチ」。高さ390m「Torch Tower」」『Impress Watch』株式会社インプレス、2020年9月17日。2021年2月17日閲覧。■完成予想図等、参考画像も多数あり、公式の閲覧可能記事以上に充実している。
- ^ a b 三菱地所 20200917, p. 3.
- ^ 『「銭 瓶 町 ビルディング(D 棟)」竣工』(pdf)(プレスリリース)2022年4月13日 。2022年12月9日閲覧。
- ^ a b c d e 三菱地所 20170417, p. 3.
- ^ 『本日の一部報道について』(PDF)(プレスリリース)三菱地所株式会社、2011年7月8日 。2021年2月19日閲覧。
- ^ 「【移転】部分解体の日本ビル、パソナが1.5万坪を利用」『日経不動産マーケット情報』日経BP、2017年3月10日。2021年2月19日閲覧。
- ^ a b 三菱地所 20170417, pp. 1, 4.
- ^ “「日本を明るく、元気にする」東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」がいよいよ本格始動 「常盤橋タワー」竣工 -充実した共用空間、人とのつながりを生む仕掛け、最新デジタルの実装で「働く」を豊かに-” (PDF). 三菱地所. 2021年7月30日閲覧。
- ^ “解体工事情報<大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業(TOKYO TORCH) 日本ビル地上解体工事>”. 建設データバンク 2022年12月19日閲覧。
- ^ “解体工事情報<大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業(TOKYO TORCH) 朝日生命大手町ビル地上解体工事>”. 建設データバンク 2022年12月19日閲覧。
- ^ “日本一の高層ビル着工 三菱地所のトーチタワー”. 産経新聞 (2023年9月27日). 2023年9月29日閲覧。
参考文献
編集- 『高さ日本一(約390m)の大規模複合再開発 「常盤橋街区再開発プロジェクト」第一弾D棟(下水ポンプ所)新築工事着工 ~東京駅前で10年超の長期プロジェクトがいよいよ始動~』(PDF)(プレスリリース)三菱地所株式会社、2017年4月17日。オリジナルの2020年8月19日時点におけるアーカイブ 。2021年2月19日閲覧。高さ日本一(約390m)の大規模複合再開発 「常盤橋街区再開発プロジェクト」第一弾D棟(下水ポンプ所)新築工事着工 ~東京駅前で10年超の長期プロジェクトがいよいよ始動~&rft.date=2017-04-17&rft.pub=三菱地所株式会社&rft_id=https://web.archive.org/web/20200819060600/https://www.mec.co.jp/j/news/archives/170417tokiwabashi%20d.pdf&rfr_id=info:sid/ja.wikipedia.org:TOKYO_TORCH">
- “東京駅前常盤橋プロジェクトの街区名称を「TOKYOTORCH(トウキョウトーチ)」に決定” (PDF). 三菱地所株式会社 (2020年9月17日). 2021年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月17日閲覧。
関連項目
編集- 東京都の再開発の一覧
- TOKYO TORCH
- Torch Tower(B棟)- 常盤橋タワー(A棟)- 銭瓶町ビルディング(D棟)
- 関連地域 - 日本橋川、常盤橋 (日本橋川)、大手町 (千代田区)、東京駅
外部リンク
編集- TOKYO TORCH - 三菱地所
- TOKYO TORCH - 三菱地所オフィス情報