seeeeecun
seeeeecun(しーくん、1990年1月8日 - )は、日本のシンガーソングライター、ボカロP。新潟県出身、東京都在住。
seeeeecun しーくん | |
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別名 | しらさぎP[1] |
生誕 | 1990年1月8日(34歳) |
出身地 | 日本・新潟県[2] |
学歴 | 早稲田大学法学部[3] |
ジャンル |
ロック ポップ |
職業 |
シンガーソングライター 作詞家 作曲家 ボカロP |
担当楽器 |
ボーカル ギター |
活動期間 | 2014年6月 - |
レーベル | ルサンチマン・レコード |
共同作業者 |
みつきさなぎ 宮下遊 Doctrine Doctrine |
公式サイト | seeeeecun (しーくん) Official Web Site |
seeeeecun | |
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YouTube | |
チャンネル | |
活動期間 | 2014年 - |
ジャンル | 音楽 |
登録者数 | 4.44万人 |
総再生回数 | 8,567,474 回 |
チャンネル登録者数・総再生回数は 2024年11月2日時点。 |
経歴
編集親子3人の家庭で育つ[3]。少年時代は体があまり強くなく、小学3年生から野球を始めたが得意ではなかった[3]。埼玉県に移住して全寮制の中学校に入り、ギターを弾き始め[4]、歌詞をルーズリーフに沢山書いては適当なメロディーをつけて口ずさむという事をしていた[5]。弁護士を志して勉強し早稲田大学法学部に進学するも、その間バンドを組んで音楽を続け、法科大学院には落第[5]。音楽を封印してサラリーマンとなった[5]。しかし、従兄弟(ため、叫べP)がVOCALOIDを使ってオリジナル曲を投稿しているという話を聞き、従兄弟からその使い方などを教えてもらったのち、曲づくりを始めたという[5]。
2014年6月9日、動画共有サイトニコニコ動画に、VOCALOIDの初音ミクを用いたオリジナル曲「4℃」を投稿し、ボカロPとしての活動を開始[5][6]。なお、最初に自身の歌声を披露したのは同年9月3日投稿の"歌ってみた"動画で、曲はカラスヤサボウの「共犯者」だった[1]。その後、2016年に投稿した「テイクアウト・スーサイド」がヒットして視聴回数10万回を記録[7]。同年4月に1stアルバム『ドリトル教授の処方箋』、2017年12月に1stフルアルバム『BOYS SEE BOYS』をリリースする。
2018年、歌手の宮下遊とともに音楽ユニット「Doctrine Doctrine」を結成。アルバム『Darlington』を発表し、東京WWW Xで初ライブを行った[8]。
2019年1月に「ケモサビ」のミュージックビデオを公開してシンガーソングライターとしてデビュー[9]。同年6月には音楽活動5周年を迎え、初のワンマンライブ『Life Is Rubbish』を敢行した。同年8月、自身歌唱版としては初のフルアルバム『Bohemian Bloom』をリリースし、11月にはレコ発ライブ『SHE MEETS Bloom』を行う[10]。
2022年9月14日、配信限定ミニアルバム『気高く泣いてけ』をリリース[11]。10月2日には、レコ発ツーマンライブ『Live ”Dialogue” with HYLUL』を吉祥寺SHUFFLEにて開催。
人物
編集- 小学生の頃はV6しか聴いていなかったが、中学生になると周囲が邦楽に詳しかったため、様々な曲を聴くようになった[7]。その後、大学時代に友人から勧められたUKロックには多大な影響を受けている[7]。
- 影響を受けたミュージシャンおよび音楽グループとして、The Libertines、The Strokes、Blur、Radiohead、Maroon5、Charlie Puth、Shawn Mendes、Troye Sivan、The 1975、Yellow Daysを挙げている[3]。
- Mr.Childrenの桜井和寿を尊敬している[12]。プロデューサーと呼ばれることに抵抗を感じ、アーティストであることを主張するためにシンガーソングライターデビューした際にも、桜井の影響を受けたという[4]。
- 歴史が好きで、Doctrine Doctrineの曲「ヌギレヌ」はケネディ大統領暗殺事件をモチーフとしている[12]。
ディスコグラフィ
編集アルバム
編集ミニアルバム
編集枚 | 発売日 | タイトル | 収録曲 | 規格品番 | 備考 |
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しーくん名義 | |||||
1st | 2016年4月30日 | ドリトル教授の処方箋 | 全5曲
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THE VOC@LOiD 超 M@STER34にて頒布。 2016年7月に通販開始。 | |
2nd | 2017年4月30日 | Ressentiment Club | 全8曲
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THE VOC@LOiD 超 M@STER37にて頒布。 2017年5月に通販開始。 | |
seeeeecun名義 | |||||
1st | 2022年9月14日 | 気高く泣いてけ | 全8曲
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配信限定[11] |
フルアルバム
編集枚 | 発売日 | タイトル | 収録曲 | 規格品番 | 備考 |
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しーくん名義 | |||||
1st | 2017年12月29日 | BOYS SEE BOYS | 全12曲
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SE1390402558 | コミックマーケット93にて頒布。 2018年2月21日に全国流通開始。 |
seeeeecun名義 | |||||
1st | 2019年8月7日 | Bohemian Bloom | 全15曲
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SE1390402559 | 自身歌唱としては初のアルバム。 |
シングル
編集枚 | 発売日 | タイトル | 収録曲 | 規格品番 | 備考 |
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1st | 2018年4月29日 | KITCHEN | 全3曲
|
ダウンロードカードとしてイベント限定で販売された。 |
配信限定シングル
編集枚 | 発売日 | タイトル | クレジット |
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1st | 2021年7月21日 | ええ恰好しいね | 作詞作曲: seeeeecun
ベース: 松ケ谷一樹 アートワーク: イノウエマナ |
2nd | 2021年10月27日 | 正義の亡者 | 作詞作曲: seeeeecun
アートワーク: みつきさなぎ |
3rd | 2021年11月26日 | ヘイトマン | 作詞作曲: seeeeecun
アートワーク: みつきさなぎ |
4th | 2022年1月26日 | Okay Monster | 作詞作曲: seeeeecun
アートワーク: みつきさなぎ |
5th | 2022年3月23日 | 厭世ペイ | 作詞作曲: seeeeecun
アートワーク: みつきさなぎ |
6th | 2022年6月22日 | デーモンライフ | 作詞作曲: seeeeecun
アートワーク: みつきさなぎ |
7th | 2022年12月14日 | 欲望 | 作詞作曲: seeeeecun
アートワーク: みつきさなぎ |
8th | 2023年2月15日 | 馬鹿者 | 作詞作曲: seeeeecun
アートワーク: みつきさなぎ |
9th | 2023年5月31日 | ヒミツステップ | 作詞作曲: seeeeecun
アートワーク: みつきさなぎ |
10th | 2023年8月23日 | 是非に此方へ | 作詞作曲編曲:seeeeecun
Guitar Solo:マロン菩薩 Bass:松ヶ谷一樹 Keyboard:大樋祐大 from SANABAGUN. Sound Engineering:中村リョーマ |
11th | 2023年8月30日 | トニト | 作詞作曲: seeeeecun |
12th | 2023年9月6日 | 涅槃 | 作詞作曲: seeeeecun
アートワーク: みつきさなぎ |
13th | 2023年9月27日 | サイコドランカー | 作詞作曲: seeeeecun
アートワーク: のをか |
14th | 2023年12月6日 | アウェーボーイ | 作詞作曲: seeeeecun
アートワーク: 獏井 |
コンピレーションアルバム
編集発売日 | タイトル | 収録曲 | 規格品番 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2016年11月5日 | One Room Industry 4.0 | 全13曲
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THE VOC@LOiD M@STER36にて頒布。 |
参加作品
編集- 「脳内雑居」
- 「ルサンチマン・クラブ」(セルフカバー)
- 「渦を巻く夕方」(アレンジ)
- 「ファンタジア・マーケット」
楽曲提供
編集ミュージックビデオ
編集シンガーソングライター"seeeeecun"名義
公開日 | 曲名 | クレジット |
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2019/01/30 | ケモサビ | 作詞作曲編曲:seeeeecun
動画制作:みつきさなぎ マスタリング:ため |
2019/05/20 | バスストップギャラリー | 作詞作曲編曲:seeeeecun
アートワーク:みつきさなぎ |
2019/07/10 | 七転罵倒 | 作詞作曲編曲:seeeeecun
アートワーク:みつきさなぎ |
2019/08/06 | アジャイル・フラジャイル | 作詞作曲編曲:seeeeecun
動画制作:みつきさなぎ |
2019/09/21 | ハンマーヘッズ | 作詞作曲編曲:seeeeecun
アートワーク:みつきさなぎ |
2020/03/15 | 是非に此方へ | 作詞作曲編曲:seeeeecun
Guitar Solo:マロン菩薩 Bass:松ヶ谷一樹 Keyboard:大樋祐大 from SANABAGUN. Sound Engineering:中村リョーマ Title Logo:みつきさなぎ |
2020/06/09 | トニト | 作詞作曲編曲動画制作:seeeeecun |
2020/09/17 | 涅槃 | 作詞作曲編曲:seeeeecun
アートワーク:みつきさなぎ |
2021/07/21 | ええ恰好しいね | 作詞作曲編曲:seeeeecun
アートワーク:イノウエマナ |
2021/10/27 | 正義の亡者 | 作詞作曲編曲:seeeeecun
アートワーク:みつきさなぎ |
2021/11/26 | ヘイトマン | 作詞作曲編曲:seeeeecun
アートワーク:みつきさなぎ |
2022/01/26 | Okay Monster | 作詞作曲編曲:seeeeecun
アートワーク:みつきさなぎ |
2022/03/27 | 厭世ペイ | 作詞作曲編曲:seeeeecun
アートワーク:みつきさなぎ |
2022/06/22 | デーモンライフ | 作詞作曲編曲:seeeeecun
アートワーク:みつきさなぎ |
2022/09/02 | ハートエイクマシンガンズ | 作詞作曲編曲:seeeeecun
アートワーク:みつきさなぎ |
2022/10/05 | 謝畜 | 作詞作曲編曲:seeeeecun
アートワーク:みつきさなぎ |
2022/12/14 | 欲望 | 作詞作曲編曲:seeeeecun
アートワーク:みつきさなぎ |
2023/02/15 | 馬鹿者 | 作詞作曲編曲:seeeeecun
アートワーク:みつきさなぎ |
2023/05/31 | ヒミツステップ | 作詞作曲編曲:seeeeecun
アートワーク/アニメーション:みつきさなぎ |
2023/09/27 | サイコドランカー | 作詞作曲編曲:seeeeecun
アニメーション:のをか 着彩:多古シュウ |
2023/12/06 | アウェーボーイ | 作詞作曲編曲:seeeeecun
アニメーション:獏井 |
ライブ
編集ワンマンライブ
編集公演年 | 公演日 | 公演名 | 会場 | 出典 |
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2019年 | 6月9日 | Life Is Rubbish | 東京 高円寺HIGH | [13] |
11月10日 | SHE MEETS Bloom | 東京 青山月見ル君想フ | [10] | |
2023年 | 12月17日 | seeeeecun 2023 LIVE ”Earworm” | 東京 下北沢 MOSAiC |
その他出演
編集公演年 | 公演日 | 公演名 | 会場 | 共演者 |
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2015年 | 11月21日 | 曲者ライブ vol.01 | 東京 高円寺HIGH | 14名
Concri マロン菩薩 ぽてんしゃる0 ちろ(Odd sun) みぇる エミ ぽいぽいうえぽ 雷地ゆう アナルと恥部 なんせんす将軍 暇林檎 お豆 fksw 宮田 |
2017年 | 11月3日 | 曲者ライブ vol.03 | 東京 高円寺HIGH | 11名 |
2018年 | 1月14日 | STIR FESTIVAL Vol.2 | 東京 両国橋SUNRIZE | CLUB ressentiment |
6月3日 | チュルリィランドタイムズ | 東京 大塚Hearts | 和田たけあき、はるまきごはん | |
6月24日 | チュルリィランドタイムズ追加公演 | Zirco Tokyo | 和田たけあき、はるまきごはん | |
9月9日 | エモくてチュルリラでカッコいいタイムズ | 東京 高円寺HIGH | 和田たけあき、メル&mao sasagawa、 キタニタツヤ、ツミキ | |
2019年 | 1月26日 | Voca Nico | 池袋ニコニコ本社 | 和田たけあき |
2月2日 | チュルリイタイムズ&デストロイ | 東京 高円寺HIGH | 和田たけあき、MI8k | |
3月10日 | Live Fes “Vox Box” Tour 2019 | 名古屋 CLUB ROCK’N’ROLL | キタニタツヤ、和田たけあき | |
3月23日 | LIVE SQUARE 2nd LINE | |||
4月6日 | Zirco Tokyo | |||
9月13日 | 新世界秩序3 | duo MUSIC EXCHANGE | 有形ランペイジ、CIVILIAN、sajou no hana、伊礼亮 | |
2020年 | 9月27日 | Live "A Perfect Human" | 無観客ライブ | 和田たけあき、seeeeecun |
2022年 | 10月2日 | Live ”Dialogue” with HYLUL | 吉祥寺SHUFFLE | seeeeecun、HYLUL |
2023年 | 7月30日 | TRACKDOWN | 渋谷チェルシーホテル
渋谷スターラウンジ |
小林私、samayuzame、N.I.C.K、HYLUL、ぼっちぼろまる、Lemontic、和田たけあき |
脚注
編集- ^ a b “共犯者 歌ってみた【しーくん】”. ニコニコ動画 (2014年9月3日). 2019年4月14日閲覧。
- ^ 杉山仁 (2019年8月7日). “seeeeecunが明かす、ボカロシーンへの感謝を胸に新たな場所へと踏み出した現在の想い”. Real Sound. 2019年8月7日閲覧。
- ^ a b c d 滝田優樹 (2019年8月5日). “seeeeecun ( しーくん )インタビュー”. TOPPA!!. 2019年10月5日閲覧。
- ^ a b 小町碧音 (2019年3月3日). “和田たけあき×seeeeecun×キタニタツヤ、ボカロ文化発アーティスト鼎談 東名阪ツアー開催の理由 - 音楽におけるアーティスト=世間的には「歌っている人」”. Real Sound. 2019年3月3日閲覧。
- ^ a b c d e “seeeeecun、活動5周年の記念日に初ワンマン”. 音楽ナタリー (2019年4月11日). 2019年4月14日閲覧。
- ^ “4℃ / 初音ミク”. ニコニコ動画 (2014年6月9日). 2019年4月13日閲覧。
- ^ a b c 高岡洋詞 (2018年7月3日). “宮下遊とseeeeecunによるフレッシュなケミストリー Doctrine Doctrine”. CD Journal. 2019年5月4日閲覧。
- ^ “【ライブレポート】Doctrine Doctrine、満員のWWW Xで始まった2人の物語”. 音楽ナタリー (2018年7月24日). 2019年5月4日閲覧。
- ^ “seeeeecun - ケモサビ (Official Music Video)”. YouTube. しーくん Official (2019年1月30日). 2019年6月9日閲覧。
- ^ a b “seeeeecun、11月に再びワンマンライブ開催(コメントあり / 動画あり)”. 音楽ナタリー. 2019年8月12日閲覧。
- ^ a b Inc, Natasha. “seeeeecun新作ミニアルバムは「気高く泣いてけ」、鬱屈した感情抱える主人公の物語(動画あり)”. 音楽ナタリー. 2022年9月3日閲覧。
- ^ a b 中川麻梨花 (2018年6月20日). “Doctrine Doctrine「Darlington」インタビュー|“変幻自在”のユニット誕生、2人だからできること (2/3)”. 音楽ナタリー. 2019年4月18日閲覧。
- ^ “seeeeecun、活動5周年の記念日に初ワンマン”. 音楽ナタリー (2019年4月11日). 2019年5月21日閲覧。
外部リンク
編集- seeeeecun (しーくん) Official Web Site
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