Openbravo
Openbravo(オープンブラボ)は、商用オープンソースのソフトウェア会社である。Openbravo S.L. の本社はスペイン・ナバーラ州パンプローナにあり、営業所はカタルーニャ州バルセロナにある。この会社は Openbravo ERP と Openbravo POS という 2製品を主力としている。これらのソフトウェアを全世界に配布・導入するために、Openbravo はパートナー網をとても重視している。この会社はオープン・ソフトウェア・アライアンスのメンバーであり、オープンソース標準化のための非営利組織である。Openbravo は InfoWorld から最優秀オープンソースソフトウェア賞「Bossie」を3度 Openbravo ERP に送られている。最近の受賞は 2010年8月である。
開発元 | Openbravo S.L. |
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最新版 |
3.0
/ 2011年6月15日 |
リポジトリ | |
対応OS | Windows, Linux, Unix, Solaris, FreeBSD |
種別 | ERP, CRM |
ライセンス | Openbravo Public License (based on the MPL[1]) |
公式サイト | www.openbravo.com |
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歴史
編集Openbravo の起源はあるビジネス・マネジメント・ソフトウェアの開発である。最初は、ナバーラ大学工学部 Tecnun の2人の職員、Nicolas Serrano と Ismael Ciordia が開発した。彼らは共に 1990年代半ばに大学マネジメント開発にたずさわっていた。彼らは新しいインターネット技術を使って仕事をし、続いてウェブアプリケーションへの新たなアプローチを導入した。彼らのコンセプトは Tecnicia という新会社で実現した。会社は 2001年8月に Serrano と Ciordia と Aguinaga が創立した。2005年、2人のマネジメント・コンサルタント Manel Sarasa と Josep Mitja は、あるベンチャー・キャピタル会社から Tecnicia の評価依頼があり、ビジネス計画の展開の準備した。2006年、Openbravo に改称した。2007年、LibrePOS の買収を発表した。LibrePOS は小売業及び接待業向けのウェブベースの販売時点情報管理(POS)アプリケーションである。2008年5月、少なくとも3つの投資会社が Openbravo に興味を示した。Amadeus(イギリス), GIMV(ベルギー), Adara(スペイン)で、2回目の投資はおおよそ総額 1250万ドルだった。この投資によって Openbravo はリーディング・オープンソース会社となり、製品とサービスをさらに開発するための次なる資金を得た。
Openbravo ERP
編集Openbravo ERP はウェブベースの ERP ビジネス・ソリューションで、中小企業向けである。これは Mozilla Public Licence をもとにした Openbravo Public Licence でリリースされている。このプログラムのモデルはもともとは Compiere ERP というプログラムであり、GNU General Public License バージョン2で配布されていた。2008年1月には SourceForge のもっとも活動的なプロジェクトのトップ10入りした。 Openbravo ERP を用いると、ERP 組織のほとんどの共通ビジネス手順を、自動化し、記録することが出来る。次の手順をサポートしている。販売, 仕入, 製造, 企画, 会計, MRP(資材所要量計画) 等。プロフェッショナル・サブスクリプション版の Openbravo ERP のユーザであれば、多数の商用機能拡張を Openbravo Excenge で入手できる。無償版コミュニティ・エディションに比べて、この有償版では機能がより拡張されている(例: 統合管理ツール, 非専門家向けのアップデートやアップグレード用のツール, Openbravo Exchange と Service Level Agreement へのアクセス権)。Openbravo ERP アプリケーションの特徴は、ユーザが自分の PC または PDA のウェブブラウザで使う、緑色の ウェブインタフェースの会社データ管理機能である。Openbravo は、PDF や Microsoft Excel といった複数のフォーマットでレポートとデータをエクスポートすることも出来る。 Openbravo の Java ベース・アーキテクチャは 2つの開発モデルに焦点を当てている。
- モデル駆動工学、すなわち開発者はアプリケーションのコードでなく、モデルに関して記述する。
- Model View Controller、すなわち定評のあるデザインパターン、つまりプレゼンテーションロジックとビジネスロジックを分離する。
これら 2 つのモデルによって、互いのプログラムは単純なインタフェースに統合される。オープン・スタンダードによって、Openbravo ERP を、Magento ウェブショップ, Pentaho Business Intelligence, ProcessMaker BPM, Liferay Potal, SugarCRM といった他のオープンソースアプリケーションと統合することが出来る。
Openbravo POS
編集Openbravo POS は小売業及び接待業向けのウェブベースの販売時点情報管理(POS)アプリケーションである。このアプリケーションは TinaPOS と呼ばれていた。法的な理由で、LibrePOS に変名した。2007年、Openbravo が LibrePOS を買収し現在の名称になった。このプログラムは Openbravo の ERP アプリケーションに完全に統合化されている。この統合によって、店舗で POS 売上が発生したとき、中央データベースの在庫水準, 財務ジャーナル, 顧客データを直接更新できるようになる。PDA では Openbravo POS の受注を行うことができる。
関連項目
編集脚注
編集- ^ “Openbravo : The Openbravo Public License”. Openbravo. 2011年10月16日閲覧。