GMOインサイト
GMOインサイト株式会社(ジーエムオーインサイト、GMO insight Inc.)は、JWord(日本語キーワード)事業やテクノロジーライセンス事業を行うGMOインターネットグループの企業である。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス |
設立 | 2000年8月16日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 4011001116672 |
事業内容 |
JWord(日本語キーワード)事業 テクノロジーライセンス事業 |
代表者 | 代表取締役社長 徳永伸一郎 |
資本金 | 5000万円 |
売上高 |
22億300万円 (2012年12月期) |
純利益 |
1億6995万5000円 (2023年12月期)[1] |
総資産 |
6億3026万3000円 (2023年12月期)[1] |
従業員数 | 29人(2018年12月現在) |
決算期 | 12月 |
主要株主 | GMOアドパートナーズ株式会社 100% |
関係する人物 |
翁永飆(創業者) 沈海寅(創業者) |
外部リンク |
www |
沿革
編集- 2000年8月16日 インターパイロン、Inter China Network Software(当時)、伊藤忠商事の出資によって株式会社アクセスポートを設立。
- 2000年10月 インターネットを利用した名刺サービス「Let's Card」を開始。
- 2002年5月 エキサイトと提携し、JWordを開始。
- 2004年10月1日 グローバルメディアオンライン(現・GMOインターネット)が、アクセスポートの親会社である株式会社3721ソフトの株式を40%取得。
- 2004年12月5日 グローバルメディアオンラインが、3721ソフトを株式交換により完全子会社化。アクセスポートはグローバルメディアオンラインの子会社となる。
- 2004年12月21日 ヤフーが、アクセスポートの株式を33.4%取得、業務提携。
- 2005年4月1日 商号をJWord株式会社に変更。
- 2005年5月31日 Let's Cardを終了。
- 2013年3月 親会社のGMOインターネットが全保有株式をGMOアドパートナーズに譲渡。
- 2016年10月 商号をGMOインサイト株式会社に変更[2]。
サービス
編集JWord
編集JWordのサービスは2002年5月に「3721.com」(中国3721 Network Software社が運営するウェブサービス)の日本語版として開始した[3][4]。
JWordはウェブブラウザ用プラグインを使った、キーワードによるサイト誘導サービスを特徴とする[5]。JWordのデータベースには会社名やサイト名といった固有名詞、または普通名詞がキーワードとして登録されており、プラグインがインストールされたウェブブラウザのアドレスバーにキーワードを入力することで、登録されたウェブサイトへアクセスする機能を提供する。キーワードの登録は契約企業によって有償でなされ、また独占制であり、普通名詞は「プレミアキーワード」としてより高い価格設定がされている。
公式発表データでは、プラグインのインストール数は7000万台以上、顧客企業は12000社以上、登録キーワードは2万語以上とされる(2013年時点)[6]。
ウェブブラウザのSleipnirバージョン1および2には提携によりJWordサーチ機能が組み込まれていた[7]。
プラグインとCnsMinの問題
編集JWordプラグインのバージョン1はCnsMinモジュールを利用し、その動作により複数のアンチスパイウェアから問題のあるプログラムとして検出された[8][9]。この問題についてJWord社は、CnsMinがスパイウェアなどとされたのは、アンチスパイウェアの開発元が日本語で書かれたインストール警告やアンインストール手順が理解できなかった為だと主張した。その後いくつかのアンチスパイウェアでは検出から除外する措置を取っている。
関連サービス (9199.jp)
編集GMOインターネットが運営する「9199.jp」(クイックジェーピー)という、プラグインをインストールして使用できる同時検索サービスは、外見こそ異なるがプラグイン自体はJWordその物である[10]。両者とも機能は同じであるがコンセプトに違いがあり、JWordはダイレクトアクセスを中心として提供するために作られ、一方の9199.jpは同時検索サービスを中心として提供するために2004年9月19日に開設された。
関連サービス (Jとーく)
編集Jとーく(ジェイとーく)とは、JWord株式会社が運営していたキーワード連動型掲示板である。2005年8月正式リリース。2010年11月30日サービス終了した。すべて無料で利用することができる掲示板。ユーザーが自由に掲示板を立てることができた。JWordに登録されているキーワードと連動しており、簡単にJWord検索も可能となっていた。ユーザーは各掲示板の管理者になることができ、投稿の削除などを行うことができた。管理者になるには審査(無料)が必要であった。
脚注
編集- ^ a b GMOインサイト株式会社 第7期決算公告
- ^ JWord社、10月1日付で「GMOインサイト株式会社」へ社名変更
- ^ '日本語キーワード(JWord)サービス開始' JWord, 2002年5月17日
- ^ '「JWord」検索結果表示を大幅リニューアル' JWord, 2004年4月15日
- ^ 'GMO、“日本語キーワード(JWord)”サービスを開始' アスキー, 2002年11月27日
- ^ 'JWord(Jワード)検索サービス|キーワードの登録' JWord, 2013年6月16日閲覧
- ^ '待望のSleipnir2にJWordサーチ機能を搭載! ~人気のタブブラウザ Sleipnir が次期バージョン Sleipnir2 のアルファ版 をリリース~' JWord, 2005年6月30日
- ^ '技術情報:CnsMinについて' JWord, 2013年6月16日閲覧
- ^ 'JWord プラグインをご利用のお客さまへ' キヤノンITソリューションズ, 2013年6月16日閲覧
- ^ 'GMO、JWordをベースにした検索サービス「9199.jp」開始 ' Impress Watch, 2004年9月16日