JR九州グループホテル
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JR九州グループホテル(ジェイアールきゅうしゅうグループホテル)は九州旅客鉄道(JR九州)本社および子会社が運営するチェーンの総称である。
ここでは、かつて九州旅客鉄道(JR九州)グループのホテル運営会社を管理していた九州旅客鉄道(JR九州)の中間持株会社であったJR九州ホテルズアンドリゾーツホールディングス株式会社(ジェイアールきゅうしゅうホテルズアンドリゾーツホールディングス)及びJR九州ホテルマネジメントを中心に運営会社が合併して2024年10月に発足したJR九州ホテルズアンドリゾーツ株式会社(ジェイアールきゅうしゅうホテルズアンドリゾーツ)についても解説する。
JR九州グループホテル
編集特記が無いホテルはJR九州ホテルズアンドリゾーツ株式会社運営。また、ホテル名の後に□が付くホテルはJRホテルメンバーズ対象外。
旧:JR九州ホテルズ株式会社運営(JR九州ホテルグループ、2013年4月1日に旧社名:ジェイアール九州都市開発株式会社から改名[1]。)
- ビジネスホテルが主体だが、新たに展開し始めた「ブラッサム」ブランドは、プレミアムクラスの宿泊主体型ホテルという位置づけで、ツインルーム主体の構成となっている。2014年8月1日からは、JR東日本ホテルズのメンバーズカードであるEASTYLE MEMBERSに加入している。2017年7月1日に、新たにジェイアール東海ホテルズが運営するアソシアホテルズ&リゾーツ加盟の各ホテルが加入することになったため、6月13日に名称を「JRホテルメンバーズ」へと変更した[2]。2018年6月からJR西日本ホテルズ(ジェイアール西日本ホテル開発)が運営するグランヴィアブランド・ヴィスキオブランド・奈良ホテルが新たにメンバーホテルとして加入した[3]。
- 「THE BLOSSOM(ザ・ブラッサム)」はブラッサムの上位ブランド。
- JR九州ホテルブラッサム福岡(旧 JR九州ホテル福岡 ← 旧 ホテルブラッサム福岡)(福岡市博多区、博多駅前)
- JR九州ホテル長崎(長崎市、長崎駅駅ビル内)
- JR九州ホテルブラッサム大分(大分市、大分駅駅ビル「JRおおいたシティ」内)[4]
- JR九州ホテル宮崎(宮崎市、宮崎駅西口前ビル「KITEN」内)
- JR九州ホテル鹿児島(鹿児島市、鹿児島中央駅となり)
- JR九州ホテル ブラッサム博多中央(福岡市博多区、博多駅博多口側(福岡センタービル裏)[6][7])
- JR九州ホテル ブラッサム新宿(東京都渋谷区)[8]
- 別府温泉 竹と椿のお宿「花べっぷ」(旧 JR九州の宿 べっぷ荘)(別府市)
- 部屋数:30室
- 新装開業日:2012年4月27日
- 「JR九州の宿 べっぷ荘」を2012年4月27日に全面リニューアルし、現名称に変更。かつては分鉄開発株式会社が運営していたが、2017年4月1日にJR九州フードサービスに合併し解散したため、当社運営に変更になった。2018年4月2日からはJRホテルメンバーズ対象ホテルになっている[3]。
- JR九州ホテル ブラッサム那覇(沖縄県那覇市)
- THE BLOSSOM HIBIYA
- THE BLOSSOM HAKATA Premier
- THE BLOSSOM KUMAMOTO
- THE BLOSSOM KYOTO(ザ・ブラッサム京都)[12][13][14]
旧:JR九州ホテルマネジメント株式会社運営
- 嬉野八十八□
- 長崎マリオットホテル□
- 開業日:2024年1月16日
- 部屋数:207室
- 九州内では初となるマリオット・インターナショナルのマリオットブランドを冠したホテル。
旧:JR九州ステーションホテル小倉株式会社運営
- JR九州ステーションホテル小倉(北九州市小倉北区、小倉駅駅ビル内)
旧:JR九州ハウステンボスホテル株式会社運営
- ホテルオークラJRハウステンボス(佐世保市、ハウステンボス、旧ハウステンボスジェイアール全日空ホテル)(ホテルオークラのフランチャイズ)
- 2012年3月31日を持ってIHG・ANA・ホテルズグループジャパンとの契約を終了、翌4月1日より名称変更と同時にホテルオークラのオークラホテルズ&リゾーツに加盟した。[16]
- 部屋数:320室
- 開業日:1995年6月1日(ハウステンボスジェイアール全日空ホテルとして)
(職員の保養施設)
- つくし荘(博多区)
新規開業予定
編集(2024年10月現在無し)
過去の運営施設
編集JR九州ホテルズアンドリゾーツホールディングス
編集種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒812-0013 福岡県福岡市博多区博多駅東1丁目12番23号 |
設立 | 2019年4月1日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 3295001084762 |
事業内容 | ホテル事業の経営管理 |
代表者 | 松本淳也(代表取締役社長) |
資本金 | 1億円 |
主要株主 | 九州旅客鉄道株式会社(100%) |
主要子会社 |
JR九州ホテルズ株式会社 JR九州ステーションホテル小倉株式会社 JR九州ハウステンボスホテル株式会社 |
外部リンク | https://www.jrkhr-hd.co.jp/index.html |
特記事項:2021年3月31日をもって事業終了。 |
JR九州ホテルズアンドリゾーツホールディングス株式会社(ジェイアールきゅうしゅうホテルズアンドリゾーツホールディングス)は、かつて、九州旅客鉄道(JR九州)グループのホテル運営会社を管理していた九州旅客鉄道(JR九州)の中間持株会社。
概要
編集中間持株会社設立の背景
編集2018年12月25日、九州旅客鉄道は取締役会において、駅ビル事業およびホテル事業に関して、共同株式移転による中間持株会社の新規設立を決議したことを発表した[18]。JR九州では駅ビル事業およびホテル事業について、鉄道に並ぶ基幹事業として順調に業務を拡大していたが、少子高齢化のトレンドに加え、駅ビル事業においてEコマースの急成長による競争激化やテナント出店意欲の減退、ホテル事業において競合の乱立や人手不足の常態化など、急速に厳しさを増している背景がある、としている[18]。このような状況に対応するため、駅ビル事業及びホテル事業の経営体制を見直し、より機動的かつ柔軟な意思決定と業務執行を可能とすべく、両事業において中間持株会社の設立を核としたグループ再編を実施した[18]。
実施内容
編集「JR九州グループホテル」と呼称されてきた3社のホテル事業を管理する中間持株会社設立のために以下の再編が行われた。
- 小倉ターミナルビルの事業分割
- 駅ビル事業とホテル事業を兼任する小倉ターミナルビルを事業別に会社分割を実施。
- 2018年12月26日、九州旅客鉄道本社のの100%連結子会社として「JR九州ステーションホテル小倉」を設立
- 2019年4月1日、小倉ターミナルビルを吸収分割会社、JR九州ステーションホテル小倉を吸収分割承継会社として吸収分割を実施し、前者のホテル事業を後者へ移管。(駅ビル事業のみとなった小倉ターミナルビルを同日、JR小倉シティに改称)
- 駅ビル事業とホテル事業を兼任する小倉ターミナルビルを事業別に会社分割を実施。
- 中間持株会社の設立
- 2019年4月1日に、ホテル三社(JR九州ステーションホテル小倉株式会社を含む) の実施する共同株式移転により「JR九州ホテルズアンドリゾーツホールディングス」を設立
なお、JR九州グループのおおやま夢工房が所有する宿泊施設についてはホールディングスおよびJRホテルグループに属さず、引き続き本社直轄で管理される。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大による外部環境の急速な変化を受けて、より 効率的かつ機動的な事業運営体制に移行するために、中間持株会社としての事業を2021年3月31日をもって終了・清算することを決定した[19]。ホテルグループの管理業務、新規案件の検討等はJR九州本体へ、ホテルグループの営業施策、インバウンド戦略、人事施策等は各事業会社へ、それぞれ引き継ぐ方針となり、従前の体制に帰した[19]。
JR九州ホテルズアンドリゾーツ
編集種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒812-0013 福岡県福岡市博多区博多駅東1丁目17番1号 コネクトスクエア博多5F |
設立 | 2024年10月1日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 9295001100324 |
事業内容 | ホテル事業の経営管理 |
代表者 | 角谷英彦(代表取締役社長) |
資本金 | 1億円 |
主要株主 | 九州旅客鉄道株式会社(100%) |
外部リンク | https://www.jrk-hotels.co.jp/index.php |
特記事項:JR九州ホテルマネジメント株式会社を存続会社として、JR九州ホテルズ株式会社、JR九州ハウステンボスホテル株式会社、JR九州ステーションホテル小倉株式会社の4社が合併して発足。 |
JR九州ホテルズアンドリゾーツ株式会社(ジェイアールきゅうしゅうホテルズアンドリゾーツ)は、九州旅客鉄道(JR九州)グループのホテル運営会社を管理する九州旅客鉄道(JR九州)の完全子会社。
2023年11月29日に、2024年10月にJR九州ホテルズ、JR九州ホテルマネジメント、JR九州ステーションホテル小倉、JR九州ハウステンボスホテルの4社を合併する予定を発表した[20]。存続会社はJR九州ホテルマネジメントで、これによってラグジュアリーホテルから宿泊主体型、旅館まで総合的なJR九州直下のホテル運営会社となる。会社名は2024年7月に発表され、「JR九州ホテルズアンドリゾーツ株式会社」となることが発表された[21]。2024年10月1日に予定通り合併と社名変更が行われた。
歴史
編集- 2023年
- 1月23日 - JR九州ホテルマネジメント株式会社として設立。
- 10月1日 - 嬉野八十八(やどや)開業。
- 11月29日 - 当社、JR九州ホテルズ、JR九州ステーションホテル小倉、JR九州ハウステンボスホテルの4社を合併する予定を発表。この時点では新会社名は未定。
- 2024年
- 1月16日 - 長崎マリオットホテル開業。
- 7月24日 - 合併会社名をJR九州ホテルズアンドリゾーツとすることを決定。
- 10月1日 - 前述の合併及び社名変更が行われた。
脚注
編集- ^ JR九州ホテルブラッサム博多中央新規開業及び社名変更記念 春休み親子特別宿泊企画を実施します!(ジェイアール九州都市開発プレスリリース 2013年3月19日)
- ^ 対象ホテルが東日本・九州から東海・沖縄エリアへ拡大してますます便利に!~「EASTYLE MEMBERS」は「JRホテルメンバーズ」へ生まれ変わります~ - JR東日本ホテルズ・ジェイアール東海ホテルズ・JR九州ホテルズ・小倉ターミナルビル
- ^ a b 駅を中心とした立地が特徴の「JRホテルメンバーズ」に来年6月「JR西日本ホテルズ」が加わり、お得にご利用いただけるエリアが拡大。ますます便利に! - 日本ホテル・ジェイアール東海ホテルズ・ジェイアール西日本ホテル開発・JR九州ホテルズ・小倉ターミナルビル 2017年12月6日(2017年12月8日閲覧)
- ^ 「大分駅ビル」ホテル概要について (PDF) JR九州ホテルズ株式会社 2014年9月30日
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '02年版』ジェー・アール・アール、2002年7月1日、191頁。ISBN 4-88283-123-6。
- ^ 「JR九州ホテル ブラッサム博多中央」を出店します。 ジェイアール九州都市開発 2012年5月15日
- ^ JR九州ホテル ブラッサム博多中央 2013年4月8日開業決定 ジェイアール九州都市開発 2012年12月19日
- ^ JR九州ホテル ブラッサム新宿 8 月開業(九州旅客鉄道プレスリリース 2014年2月18日)
- ^ http://www.jrk-hotels.co.jp/Naha_special/ JR九州ホテル ブラッサム那覇
- ^ a b JR九州グループの新ホテルブランド「THE BLOSSOM」誕生 「THE BLOSSOM HIBIYA」2019年8月20日開業 「THE BLOSSOM HAKATA Premier」2019年秋開業 - 九州旅客鉄道・JR九州ホテルズ 2019年03月19日(2019年03月25日閲覧)
- ^ 『THE BLOSSOM KUMAMOTO 2021年4月23日開業』(プレスリリース)JR九州ホテルズ、2020年10月28日 。2020年10月28日閲覧。
- ^ “JR九州、京都にホテル 新ブランド検討”. 日本経済新聞. (2018年7月25日)
- ^ “JR九州、京都市下京区でホテル検討…土地・建物を購入”. 読売新聞. (2018年8月14日)
- ^ 京都市下京区に開業予定の新ホテルを「THE BLOSSOM KYOTO」に決定 - 九州旅客鉄道・JR九州ホテルズ 2022年2月22日(2022年2月22日閲覧)
- ^ 駅ビル事業及びホテル事業の再編に関するお知らせ - 九州旅客鉄道 2018年12月25日(2018年12月25日閲覧)
- ^ 「ハウステンボスジェイアール全日空ホテル」の「ホテルオークラJRハウステンボス」への名称変更及び「オークラ ホテルズ & リゾーツ」への加盟について(九州旅客鉄道プレスリリース 2011年10月17日)
- ^ a b “「JR九州ホテル小倉」開業”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2007年10月2日)
- ^ a b c 駅ビル事業及びホテル事業の再編に関するお知らせ - 九州旅客鉄道 2018年12月25日(2018年12月25日閲覧)
- ^ a b ホテル事業における中間持株会社の事業終了について - 九州旅客鉄道・JR九州ホテルズアンドリゾーツホールディングス(2021年3月31日)
- ^ "当社グループにおけるホテル運営会社の再編について" (PDF) (Press release). 九州旅客鉄道. 29 November 2023. 2023年11月30日閲覧。
- ^ 新しく生まれ変わるホテル運営会社の社名とロゴマークが決定! - 九州旅客鉄道(2024年7月24日、同日閲覧)