jQuery Mobile(ジェイクエリー モバイル)は、タッチ操作に最適化したウェブを開発するためのフレームワークで、jQueryプロジェクトチームによって開発された。JavaScriptライブラリ、モバイルフレームワークの一つとしても知られる。多様化が進むスマートフォン/タブレット市場における必要から、幅広い種類のスマートフォンやタブレット間で互換性をもつことを重視して作られている[3]PhoneGapWorklight[4]のような、他のモバイルアプリケーションフレームワーク/プラットフォームと組み合わせて使うことも可能である。

jQuery Mobile
開発元 jQueryチーム
初版 2010年10月16日 (14年前) (2010-10-16)[1]
最新版
1.4.5 / 2014年10月31日 (10年前) (2014-10-31)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
JavaScript
サイズ 351 KB / 142 KB (minified) / 40 KB (minified, gzipped)
サポート状況 開発中
種別 モバイルアプリケーションフレームワーク
ライセンス MIT[2]
公式サイト jquerymobile.com
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概要

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スマートフォン(iPhone、Android、Windows Phoneなど)、タブレットPCが急速にシェアを拡大しつつあるのに合わせ、開発された。スマートフォン・パソコンブラウザなど幅広いブラウザ・OSに対応させるため当初はかなりバグが多かったが、徐々に解消しつつある。2011年11月16日にバージョン1.0がリリースされた[5]

特徴

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  • jQuery Mobile という別プログラムでは無く、jQuery プログラムを同時に組み込んで使用する。
  • HTMLのバージョンはHTML4.01でなくHTML5、CSSはCSS3を対象として開発されている。
  • 幅広い OS・ブラウザに対応するよう制作されている。
  • スマートフォンの通信速度でも軽快に動くように開発されている。
  • HTML、CSSの知識があれば、高度なプログラミングが出来なくても簡単にスマートフォンサイトが作れる。
  • ThemeRoller for jQuery Mobile で作業を高速化する事が出来る。

リリース経歴と使用した jQuery バージョン

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脚注

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  1. ^ jQuery Foundation - jquerymobile.com (2010年10月16日). “jQuery Mobile Alpha 1 Released”. blog.jquerymobile.com. 2014年5月22日閲覧。
  2. ^ jQuery Foundation - jquery.org (2012年9月10日). “jQuery Licensing Changes”. Blog.jquery.com. 2013年10月9日閲覧。
  3. ^ Mobile Graded Browser Support”. 2013年2月閲覧。
  4. ^ http://www.worklight.com
  5. ^ 末岡洋子 (2011年11月21日). “モバイル環境に対応するUIライブラリ「jQuery Mobile 1.0」リリース、主要プラットフォームをサポート”. OSDN Corporation. 2013年9月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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