EXノベルズ

スクウェア・エニックスが刊行していた日本のノベルズレーベル

EXノベルズ (EX NOVELS) は、スクウェア・エニックス(旧エニックス)が2000年12月から2005年1月まで刊行していたホラーファンタジー小説作品を中心とするノベルズレーベル。

本項では、姉妹レーベルに当たるGファンタジーノベルズを始めとする同社の各種レーベルについても解説する。

EXノベルズ

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レーベル名の「EX」は旧社名「ENIX」の略であるが(SQEX参照)、2003年の旧スクウェアとの合併に伴う社名変更後も引き続き使用された。

田中芳樹久美沙織らベテラン勢の新作を中心に毎月1-3タイトルの書き下ろし作品が刊行されていたが、2004年よりスクウェア・エニックス小説大賞の募集が開始されたことに伴い2005年1月に休刊。同年4月よりライトノベル色の強いスクウェア・エニックス・ノベルズ (SEN) が後継レーベルとして創刊したものの、刊行ペースは同賞の受賞作品(佳作以上)のみ年2-3冊と大幅にダウンした。SENは2009年に再度リニューアルを実施し、現在はガンガンノベルズ (GN) となっている。

なお、EXノベルズで刊行された作品の一部は2006年以降、GA文庫ソフトバンククリエイティブ)他のレーベルで再録されている。

主な作品

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Gファンタジーノベルズ

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1998年から2013年まで刊行。表題の通り月刊Gファンタジー編集部が担当しており「最遊記」や「超獣伝説ゲシュタルト」などの同誌連載作品や「ペルソナ2」「エクソダスギルティー」などのコンピュータゲームを原作とするノベライズ作品が中心だが、少数ながらオリジナル作品も刊行された。

また、珍しいケースとして「E'S」(結賀さとる)は漫画家本人が執筆している。

その他のレーベル

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以下はジャンルによって分類されている。

DRAGON QUEST NOVELS

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ドラゴンクエストシリーズ」専用のレーベル。ノベライズ作品や当初は外伝として書かれたが後に正伝となった「精霊ルビス伝説」(久美沙織)までタイトルも多く、過去にハードカバーで刊行されたタイトルも新書版で復刻されている。

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」(土門弘幸)以降のノベライズ作品はGame Novelsに統合された。

Comic Novels

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月刊少年ガンガン』連載作品のノベライズ。「まもって守護月天!」「TWIN SIGNAL」「里見☆八犬伝」「東京アンダーグラウンド」「鋼の錬金術師」「ながされて藍蘭島」など。

Gangan WING Novels

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月刊ガンガンWING』で2000年から2002年まで募集された『ガンガンWING小説大賞「活字やろうぜ。」』入選作品。エニックスお家騒動の影響で賞が中止されたうえ、第5回まで開催された中で入選作は第1回の「夢見が丘」(横井哲正)しか存在しないため、レーベルもこの1冊のみとなっている。

Game Novels

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コンピュータゲームのノベライズ。「ファイナルファンタジーシリーズ」のノベライズ作品もこのレーベルより刊行されるが、ファミ通文庫エンターブレイン)で刊行されているシリーズも有るためか点数は多くない。

スターオーシャンシリーズ」や「ヴァルキリープロファイル」「FRONT MISSION4」などの自社作品だけでなく「ファイアーエムブレム トラキア776」(任天堂)・「レガイア伝説」「アークザラッド」(以上、ソニー・コンピュータエンタテインメント)・「AS〜エンジェリックセレナーデ」「蒼い海のトリスティア」(以上、工画堂スタジオ)・「ToHeart2」(アクアプラス)など他社のタイトルも多数刊行されている。

変わったところでは「鋼の錬金術師」のゲーム用シナリオをノベライズした作品がこのレーベルに分類されている。

Visual Novels

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2006年刊行の「ヴァルキリープロファイル2 シルメリア」(梅村崇)のみで用いられている分類。

Asian Fantasy Novels

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1999年刊行の「聖白虎伝 The last Asian hero」(白竜:著、寺尾多美恵:訳)のみで用いられた分類。

関連項目

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外部リンク

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