臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム

CTABから転送)

臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム(しゅうかヘキサデシルトリメチルアンモニウム、(C16H33)N(CH3)3Br)は陽イオン性の界面活性剤逆性石鹸)である。臭化セチルトリメチルアンモニウムCetrimonium bromide=CTABスタブ)、臭化セトリモニウムなどとも呼ばれる。水溶液中でミセルを形成し、30℃で会合数75~120ほど、イオン化度は0.2~0.1(濃度が高くなるにつれ低下)である。細菌真菌に対して効果的な殺菌剤であり、消毒薬セトリミドCetrimide)の成分のひとつである。また柔軟剤としてヘアコンディショナーに広く用いられているほか、実験室ではDNAの抽出に用いられる。PRTR法第二種指定化学物質(2-69)。

臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム
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識別情報
CAS登録番号 57-09-0
PubChem 5974
KEGG D03454
特性
化学式 C19H42BrN
モル質量 364.448
外観 白色粉末
融点

237-243°C

への溶解度 15g/L
危険性
引火点 244°C
半数致死量 LD50 410 mg/kg (rat)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

参考文献

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