1937年12月2日の日食
1937年12月2日に起こった日食
1937年12月2日の日食は、1937年12月2日に観測された日食である。小笠原諸島、南洋庁、ギルバートおよびエリス諸島で金環日食が観測され、太平洋中北部とその両岸の地域で部分日食が観測された[1]。この日食は1628年12月25日から1955年12月14日までの間に持続時間が最も長い金環日食である[2]。
通過した地域
編集金環帯が通過した、金環日食が見えた地域はほとんど太平洋上で、陸地は数少ない島だった。詳細は小笠原諸島の火山列島全部・父島列島中南部・母島列島全部、南洋庁の一部(現在のマーシャル諸島北部)(現地時間12月3日)、ギルバートおよびエリス諸島のテライナ島とタブアエラン島(現在キリバスに属する)(現在はUTC 14の時間帯を使っているが、当時は1日遅れのUTC-10なので現地時間12月2日)[3][4]。
また、金環日食が見えなくても、部分日食が見えた地域は中国東北部最東端の小さい部分、朝鮮半島東部と南部、日本全国、マレー諸島東半分、ミクロネシア全部、メラネシア全部、ポリネシアのほとんど(南部を除く)、アラスカ準州(現在アメリカ合衆国のアラスカ州)中南部、カナダ南西部、アメリカ西部、メキシコ中西部だった。そのうち国際日付変更線の東にある半分では12月2日に日食が見え、西の半分では12月3日に見えた[1][5]。
脚注
編集- ^ a b Fred Espenak. “Annular Solar Eclipse of 1937 Dec 02”. NASA Eclipse Web Site. 2016年3月27日閲覧。
- ^ “Annular Solar Eclipses with Durations Exceeding 11m 00s: -3999 to 6000”. NASA Eclipse Web Site. 2016年3月27日閲覧。
- ^ Fred Espenak. “Annular Solar Eclipse of 1937 Dec 02 - Google Maps and Solar Eclipse Paths”. NASA Eclipse Web Site. 2016年3月27日閲覧。
- ^ Xavier M. Jubier. “Eclipse Annulaire de Soleil du 2 décembre 1937 - Cartographie Interactive Google (1937 December 2 Annular Solar Eclipse - Interactive Google Map)”. 2016年3月27日閲覧。
- ^ Fred Espenak. “Catalog of Solar Eclipses (1901 to 2000)”. NASA Eclipse Web Site. 2016年3月27日閲覧。