1920年のスポーツ
できごと
編集- 2月14日〜2月15日 - 第1回東京箱根間往復大学駅伝競走が「四大専門学校対抗駅伝競走」の名で開催される[1]。
総合競技大会
編集- 第7回アントワープオリンピック(4月20日~9月12日) - 日本の獲得メダル:銀2
第7回アントワープオリンピック | |||||
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順位 | 国・地域名 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
1 | アメリカ | 41 | 27 | 27 | 95 |
2 | スウェーデン | 19 | 20 | 25 | 64 |
3 | イギリス | 16 | 15 | 13 | 44 |
4 | フィンランド | 15 | 10 | 9 | 34 |
5 | ベルギー | 14 | 11 | 11 | 36 |
6 | ノルウェー | 13 | 9 | 9 | 31 |
7 | イタリア | 13 | 5 | 5 | 23 |
8 | フランス | 9 | 19 | 13 | 41 |
9 | オランダ | 4 | 2 | 5 | 11 |
10 | デンマーク | 3 | 9 | 1 | 13 |
詳細はアントワープオリンピックを参照 |
アメリカンフットボール
編集APFA (American Professional Football Association, NFLの前身組織) が活動を開始。
- NFL優勝:アクロン・プロズ
大相撲
編集両国国技館が再建なったため、この年からふたたび国技館で本場所が開催された。
優勝掲額者
- 春(1月16日初日):東張出横綱 大錦卯一郎(8勝1敗1分)
- 夏(5月14日初日):西横綱 大錦卯一郎(9勝1敗)
優勝旗手
ゴルフ
編集世界4大大会(男子)
編集全英オープンだけは第1次世界大戦終戦後の再開が遅く、この年からとなる。
自転車競技
編集ロードレース
編集- 第8回ジロ・デ・イタリア
- 総合優勝:ガエターノ・ベローニ(イタリア)
- 第14回ツール・ド・フランス
テニス
編集グランドスラム
編集- 全豪選手権 男子単優勝:パット・オハラウッド(オーストラリア)
- 全仏選手権 男子単優勝:アンドレ・ゴベール(フランス)、女子単優勝:スザンヌ・ランラン(フランス)
- ウィンブルドン 男子単優勝:ビル・チルデン(アメリカ)、女子単優勝:スザンヌ・ランラン(フランス)
- 全米選手権 男子単優勝:ビル・チルデン(アメリカ)、女子単優勝:モーラ・マロリー(ノルウェー)
ウィンブルドン選手権の「チャレンジ・ラウンド」決勝で、日本の清水善造がチルデンに 4-6, 4-6, 11-13 で敗れる。チルデンは「オールカマーズ・ファイナル」で1919年度の優勝者ジェラルド・パターソンを破って初優勝した。全仏選手権だけは第1次世界大戦終戦後の再開が遅く、この年からとなる。
- 男子シングルス 金:ルイス・レイモンド(南アフリカ)、銀:熊谷一弥(日本)、銅:チャールズ・ウィンスロー(南アフリカ)
- 女子シングルス 金:スザンヌ・ランラン(フランス)、銀:ドロシー・ホルマン(イギリス)、銅:キティ・マッケイン(イギリス)
- 男子ダブルス 金:マックス・ウーズナム&ノエル・ターンブル(イギリス)、銀:熊谷一弥&柏尾誠一郎(日本)、銅:マックス・デキュジス&ピエール・アルバラン(フランス)
- 女子ダブルス 金:キティ・マッケイン&ウィニフレッド・マクネアー(イギリス)、銀:ドロシー・ホルマン&ジェラルディン・ビーミッシュ(イギリス)、銅:スザンヌ・ランラン&エリザベス・ダイアン(フランス)
- 混合ダブルス 金:マックス・デキュジス&スザンヌ・ランラン(フランス)、銀:マックス・ウーズナム&キティ・マッケイン(イギリス)、銅:ラディスラフ・ツェムラ&ミラダ・スクルブコワ(チェコ)
熊谷一弥が男子シングルス・男子ダブルスの2部門で、日本人のスポーツ選手として最初のオリンピックメダルを獲得した。女子ダブルスはこのアントワープ五輪が初開催だった。
野球
編集日本
編集大学野球
編集- 四大学リーグ
- 春 - 早慶が明法に全勝。
中等野球
編集アメリカ大リーグ
編集- ワールドシリーズ
- クリーブランド・インディアンス(ア・リーグ) (5勝2敗) ブルックリン・ドジャース(ナ・リーグ)
誕生
編集- 1月6日 - 野口二郎(愛知県、野球、 2007年)
- 1月23日 - 服部受弘(愛知県、野球、 1991年)
- 2月1日 - ピエール・ドリオラ(フランス、馬術)
- 2月9日 - 鬼頭政一(愛知県、野球)
- 3月18日 - 保田隆芳(東京都、競馬)
- 3月23日 - 川上哲治(熊本県、野球)
- 4月3日 - ニーダ・センフ(オランダ、水泳、 1995年)
- 4月3日 - 吉葉山潤之輔(北海道、相撲、 1977年)
- 4月25日 - 西本幸雄(和歌山県、野球)
- 5月10日 - エリック・スタージェス(南アフリカ、テニス、 2004年)
- 7月17日 - フアン・アントニオ・サマランチ(スペイン、IOC第7代会長)
- 7月21日 - 金田正泰(京都府、野球、 1992年)
- 8月20日 - 田舛彦介(山口県、卓球、 2004年)
- 8月23日 - 別当薫(兵庫県、野球、 1999年)
- 9月8日 - 二本柳俊夫(神奈川県、競馬、 2006年)
- 9月28日 - 柚木進(広島県、野球、 1997年)
- 11月21日 - スタン・ミュージアル(アメリカ、野球)
- 12月15日 - 嶋清一(和歌山県、野球、 1945年)