齋藤拓実

日本のバスケットボール選手

齋藤 拓実(さいとう たくみ、1995年8月11日 - )は、神奈川県出身の日本バスケットボール選手。ポジションはポイントガードBリーグ・B1の名古屋ダイヤモンドドルフィンズに在籍している。

齋藤 拓実
Takumi Saito
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ  No.2
ポジション PG
基本情報
愛称 たくみん
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1995-08-11) 1995年8月11日(29歳)
出身地 神奈川県の旗神奈川県
身長 171cm (5 ft 7 in)
体重 66kg (146 lb)
キャリア情報
高校 桐光学園高等学校
大学 明治大学
経歴
2017-2019アルバルク東京
2019-2020滋賀レイクスターズ
2020-名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
レンタル契約(loan deal)での在籍
選手情報 ウィキデータを編集 B.LEAGUE.jp

来歴

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幼少期から大学まで

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4歳上の兄がミニバスをしており、その監督を父が務めていたこともあり、幼少期よりバスケットボールに触れる。小学1年生でミニバスを始める。川崎市立白鳥中学校在学中にはジュニアオールスターに神奈川県代表として選出される。

ジュニアオールスターでは控えのポイントガードだった[1]。 決勝トーナメントで優勝した福岡県に1ゴール差で敗退。神奈川県はベスト16に終わった[2]

桐光学園に進学。2年次にはインターハイに出場。スターターとして出場し2回戦に進出[3]ウインターカップでベスト8に進出し、4試合で計26アシスト(平均6.5アシスト)を記録、通算アシストランキング2位の成績をおさめた[4] 。3年次のインターハイでは2回戦で前年のインターハイで敗れた東海大付属第三高校(現・東海大学付属諏訪)に90-70でリベンジ。3回戦に進出した[5]

東京国体では神奈川代表チームのキャプテンとしてチームを牽引。12チームが出場できる本大会出場を果たしたが、再び福岡県に敗れている[6]。同大会での活躍を見ていた当時明治大学のヘッドコーチ塚本清彦より声がかかり、同大学への進学を決意。

明治大学に進学するも、2年次に塚本清彦がヘッドコーチを退任したことを皮切りにコーチが定着せず、困難を強いられることとなった[7]。4年次のインカレではMIPを獲得。李相佰杯争奪日韓学生バスケットボール競技大会に日本代表として出場し、11年ぶりの優勝に貢献[8]。陸川章コーチは「今大会のMVP」と高く評価した[9]

続くU24日本代表候補にも選出された[10]

プロ選手として

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2017年11月29日、アルバルク東京へ特別指定選手として加入することが発表され[11]、12月23日のサンロッカーズ渋谷戦で初出場を果たす。9試合に出場し、平均2.0得点・0.8アシストを記録。2018年6月13日、2018-19シーズンの契約継続発表[12]。28試合に出場し、平均3.6得点・2.0アシストを記録。

2019年5月30日、滋賀レイクスターズへの期限付き移籍が発表された[13]。全試合に先発出場し平均13得点・5.4アシストを記録。2月8日の三遠ネオフェニックス戦でキャリアハイとなる30得点を記録。12月15日のサンロッカーズ渋谷戦、1月26日の島根スサノオマジック戦、2月16日のレバンガ北海道戦で3度のダブル・ダブル達成。シーズン終了後に発表されたアシストランキングでは富樫勇樹に次ぐ2位にランクイン。Bリーグ発足後のクラブ最高勝率となる21勝20敗(勝率.512)の達成、天皇杯3位入賞に大きく貢献した。

2020年4月24日、アルバルク東京と来シーズンの契約を更新しないことを発表[14]、翌月28日に名古屋ダイヤモンドドルフィンズへの移籍が発表された[15]。 シーズン開幕前となる9月1日、共に滋賀から移籍した狩野祐介が設立したAcredite株式会社の運営する公式ファンクラブ「Team Little Guy」を発足[16]。開幕後は出場した55試合すべてで先発出場し、平均12.5得点・5.6アシストを記録。1月30日の新潟アルビレックスBB戦にてB1個人通算1000得点、2月27日のアルバルク東京戦でB1個人通算500アシストを達成。12月13日の広島ドラゴンフライズ戦、2月27日のアルバルク東京戦、3月6日の大阪エヴェッサ戦にて3度のダブル・ダブルを達成。12月度と4/5月度Bリーグ月間MVPにノミネートされる[17]。1月16日開催予定であった[注 1]B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2021 IN MITOにリーグ推薦枠としてB.BLACK選手に初選出される[18]

日本代表歴

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2021年11月15日、FIBA バスケットボールワールドカップ 2023 アジア地区予選」 Window1 日本代表候補選手24名に選出[19]。A代表に初招集となった齋藤は、切り崩すのはポイントガードの役目というトム・ホーバスHCのスタイルに、「ペイントアタックしてクリエイトするのも得意」と自信を語っている[20]。11月27日、対中国第1戦で公式戦初出場。

経歴

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  • 川崎市立白鳥中学校 - 桐光学園 - 明治大学 - アルバルク東京(2017年-2020年) - 滋賀レイクスターズ(2019年-2020年/期限付き移籍) - 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(2020年-)

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
B1 2017-2018 A東京 9 7 .429 .250 .625 0.3 0.8 0.1 0 0.1 2.0
B1 2018-2019 28 11.6 .476 .296 .727 1.0 2.0 0.5 0.1 0.8 3.6
B1 2019-2020 滋賀 41 41 25.6 .489 .429 .827 2.5 5.4 1.1 0.1 2.2 13.0
B1 2020-2021 名古屋D 55 55 26.0 .501 .353 .853 2.1 5.6 1.2 0.1 2.2 12.5

脚注

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出典

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  1. ^ バスケ - 新天地で開花した世代No.1ガード 齋藤拓実1 | 4years. #大学スポーツ”. 4years. 2021年11月26日閲覧。
  2. ^ 月刊バスケットボール 2010年6月号. 
  3. ^ 月刊バスケットボール 2012年10月号. 
  4. ^ 大会最終日 男子個人成績ランキング、大会通算|ニュース|公益財団法人日本バスケットボール協会”. www.japanbasketball.jp. 2021年3月26日閲覧。
  5. ^ 月刊バスケットボール 2013年10月号. 
  6. ^ 月刊バスケットボール 2013年12月号. 
  7. ^ バスケ - 指導者の不在、代表で培った技術を明大の仲間に伝え 齋藤拓実3 | 4years. #大学スポーツ”. 4years. 2021年3月26日閲覧。
  8. ^ 一般財団法人全日本大学バスケットボール連盟オフィシャルサイト”. jubf.jp. 2021年3月26日閲覧。
  9. ^ 月刊バスケットボール 2017年11月号. 
  10. ^ 公益財団法人日本バスケットボール協会 (2017年6月20日). “平成29年度男子U24日本代表チーム 第29回ユニバーシアード競技大会(2017/台北) 日本代表候補選手発表”. 公益財団法人日本バスケットボール協会. 2021年3月26日閲覧。
  11. ^ 齋藤拓実選手 入団のお知らせ”. アルバルク東京. 2021年3月26日閲覧。
  12. ^ B.LEAGUE 2018-19シーズン 選手継続契約のお知らせ”. アルバルク東京. 2021年3月26日閲覧。
  13. ^ #2 齋藤 拓実選手 期限付移籍のご報告”. アルバルク東京. 2021年3月26日閲覧。
  14. ^ 2019-20シーズン選手契約満了ならびに自由交渉選手リスト公示のご報告”. アルバルク東京. 2021年3月26日閲覧。
  15. ^ 狩野 祐介選手、齋藤 拓実選手 B.LEAGUE 2020-21 SEASON 選手契約締結のお知らせ”. 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ. 2021年3月26日閲覧。
  16. ^ takumi saito / 齋藤 拓実はInstagramを利用しています:「. 本日9月1日より、自身のファンクラブ「Team Little Guy」をスタートします。 . 先シーズン、滋賀のホームで「KARLY」と書いてあるバックを持ってるブースターさんをたくさん見かけました。…」”. Instagram. 2021年3月26日閲覧。
  17. ^ https://twitter.com/b_league/status/1347377490491105286”. Twitter. 2021年3月26日閲覧。
  18. ^ co.,Ltd, FromOne. “Bリーグオールスター2021、ファン投票&リーグ推薦選手が発表…初選出のマブンガがスタメン”. バスケットボールキング. 2021年3月26日閲覧。
  19. ^ 公益財団法人日本バスケットボール協会 (2021年11月15日). “「FIBA バスケットボールワールドカップ 2023 アジア地区予選」 Window1 日本代表候補選手24名発表 / Window1直前合宿参加メンバーのお知らせ”. 公益財団法人日本バスケットボール協会. 2021年11月26日閲覧。
  20. ^ 齋藤拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ) - FIBAワールドカップ2023アジア地区予選Window1男子日本代表候補名鑑”. バスケットボール専門情報│月バス.com (2021年11月25日). 2021年11月26日閲覧。

注釈

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  1. ^ 新型コロナウイルス感染再拡大の影響により開催地である水戸市から中止の要請を受け、開催中止となった

外部リンク

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