黒川 雄二(くろかわ ゆうじ、1939年昭和14年)9月20日 - )は日本基礎医学研究者、厚生労働技官。専門は毒性学、実験腫瘍学北海道札幌市生まれ。黒川利雄の長男。

黒川 雄二(くろかわ ゆうじ)
生誕 (1939-09-20) 1939年9月20日(85歳)
日本の旗 日本 北海道
居住 日本の旗 日本
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
国籍 日本の旗 日本
研究分野 実験腫瘍学
研究機関 東北大学
アメリカ国立癌研究所
国立医薬品食品衛生研究所
佐々木研究所
出身校 東北大学
博士課程
指導教員
佐藤春郎
主な業績 化学物質の発がん性評価、特に臭素酸カリウムの発がん性解析[1]ダイオキシンリスクアセスメント[2]
プロジェクト:人物伝
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経歴

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1964年東北大学医学部医学科卒業。1969年同大学医学部大学院医学研究科を修了し医学博士[3]。その後、東北大学抗酸菌病研究所肺がん研究部門の文部教官助手。1975年から約2年間アメリカ国立癌研究所病理部客員研究員として比較腫瘍学研究室(Dawe,CJ博士)に留学[4]1978年、国立衛生試験所(現国立医薬品食品衛生研究所)安全性生物試験研究センター病理部腫瘍病理室長(部長小田嶋成和)に就任。1987年同所毒性部長を経て、1995年同所安全性生物試験研究センター長。退官後、2001年から財団法人(のち、公益財団法人)佐々木研究所理事長を2016年2006年から2010年、佐々木研究所長兼務)まで勤めた。

所属学会

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  • 日本癌学会名誉会員
  • 日本毒性学会理事長(1996-1998年度)・名誉会員・名誉トキシコロジスト
  • 日本食品衛生学会名誉会員

主たる公職

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  • 厚生労働省中央薬事審議会・食品衛生審議会委員など
  • 環境省中央環境審議会委員など
  • 東京都食品安全審議会会長

栄典

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脚注

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  1. ^ 黒川雄二「臭素酸カリウムの発がん性について」日本食品化学学会誌、11;43-47 (2004)
  2. ^ 黒川雄二,井上達「ダイオキシン類のリスクアセスメント、特に国内外の規制状況及び内分泌障害性物質としての作用」国立衛研報告、116;1-12 (1998)
  3. ^ 論文は「リンパ管内移植法によるリンパ節転移の実験的研究」、博士論文書誌データベース
  4. ^ 研究課題は、「発がんにおける上皮間葉相互作用」
  5. ^ 政府が09年「秋の叙勲」を発令-旭日重光章に青木氏”. 薬事日報 (2009年11月4日). 2023年6月2日閲覧。

外部リンク

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先代
福田英臣
日本毒性学会理事長
1996年 - 1999年
次代
唐木英明