鹿嶋市
鹿嶋市(かしまし)は、茨城県南東部の鹿行地域に位置する市。人口は6万4849人。
かしまし 鹿嶋市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 関東地方 | ||||
都道府県 | 茨城県 | ||||
市町村コード | 08222-8 | ||||
法人番号 | 6000020082228 | ||||
面積 |
106.04km2 | ||||
総人口 |
64,858人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 612人/km2 | ||||
隣接自治体 | 潮来市、神栖市、行方市、鉾田市 | ||||
市の木 | マツ | ||||
市の花 | ハマナス | ||||
市の鳥 | キジ | ||||
鹿嶋市役所 | |||||
市長 | 田口伸一 | ||||
所在地 |
〒314-8655 茨城県鹿嶋市大字平井1187-1 北緯35度57分56秒 東経140度38分41秒 / 北緯35.96564度 東経140.64483度座標: 北緯35度57分56秒 東経140度38分41秒 / 北緯35.96564度 東経140.64483度 鹿嶋市役所 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
特記事項 | コミュニティ放送:FMかしま | ||||
ウィキプロジェクト |
概要
編集常陸国一宮である鹿島神宮の鳥居前町として古くから知られた。太平洋と北浦、さらにそこからつながる霞ヶ浦、利根川水系に挟まれた位置にあるため水運の要地であったが、明治時代以降は物流・旅客の中心が鉄道など陸路に移って水運が廃れ、一時は「陸の孤島」とも呼ばれた[1]。砂が多く農地としてはやせており生活は苦しかったが、上記のように湖や川が近く工業用水が豊富だったため、昭和30年代後半、南隣の神栖市にまたがって堀込式港湾である鹿島港を建設し、重工業を誘致する「鹿島開発」計画が始動[1][2]。昭和40年代以降は鹿島臨海工業地帯が形成され、鉄鋼会社や石油コンビナートが立地する工業都市となった。
特に、鹿島製鉄所を建設して、関西から関東へと進出した住友金属工業(住金)の存在感は大きく、住友金属工業蹴球団から発展したJリーグ鹿島アントラーズのホームスタジアム(カシマサッカースタジアム)やクラブハウスがあることで、関東有数の「サッカーの街」にもなった[1]。住金の合併で誕生した日本製鉄の企業城下町と形容されることもある。
現在の鹿嶋市は、1995年(平成7年)に旧鹿島郡鹿島町が同郡大野村を編入して市制を施行した自治体である。合併以前は鹿島神宮や鹿島アントラーズ同様「島」の字が使われ「嶋」の字を一般に使用する習慣はなかった。合併に際し旧鹿島町は、鹿島神宮や鹿島アントラーズの知名度などを理由に合併後の市名をそのまま「鹿島市」とすることを希望していたが、既に佐賀県に鹿島市が存在しており、重複を避けるために「鹿嶋神宮」(『延喜式神名帳』における表記)にちなみ異体字の「嶋」を用いて「鹿嶋」に自治体名を改めた[3]。
この名残で、現在でも市内では鹿島アントラーズのほかにも鹿嶋市立鹿島中学校、日本製鉄東日本製鉄所鹿島地区など「鹿島」の表記が団体・施設・企業などとしてごく一般的に使われている[3]。
地理
編集茨城県の南東部、東京から110km(キロメートル)東北東に位置する。東側を太平洋(鹿島灘)、西側を北浦およびそこから外浪逆浦や常陸利根川へとつながる鰐川に挟まれ、東西の幅が10kmに満たない細長い市域をもつ。そのほとんどが鹿島台地の一部にあたり、東の海面・西の湖面標高と台地部分の標高差は大きいところで40メートルほどになる[4]。また海岸部は鹿島砂丘の一部にあたり、台地ともども耕作に適した土地が少なかったことから長らく開発・発展が遅れた地域であった。こうした背景から後に「鹿島開発」と称した大規模工業開発が行われることとなり、前述のように鹿島臨海工業地帯が整備された。
生活圏としてはJR東日本鹿島線や東関東自動車道経由の高速バスなどで千葉県東部(香取市、成田市、銚子市など)方面および東京方面との交通が密であり、これらの地域との関係が深い一方で、県の中心である水戸市や、霞ヶ浦西岸の土浦市などとのつながりは、茨城県内の他地域と比べて弱い。
気候
編集鹿嶋(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 19.3 (66.7) |
23.6 (74.5) |
24.3 (75.7) |
29.4 (84.9) |
32.9 (91.2) |
35.6 (96.1) |
36.6 (97.9) |
37.2 (99) |
36.4 (97.5) |
32.8 (91) |
27.5 (81.5) |
23.8 (74.8) |
37.2 (99) |
平均最高気温 °C (°F) | 9.4 (48.9) |
9.9 (49.8) |
12.8 (55) |
17.5 (63.5) |
21.7 (71.1) |
24.2 (75.6) |
28.3 (82.9) |
29.9 (85.8) |
26.3 (79.3) |
21.3 (70.3) |
16.6 (61.9) |
11.8 (53.2) |
19.1 (66.4) |
日平均気温 °C (°F) | 4.7 (40.5) |
5.4 (41.7) |
8.5 (47.3) |
13.1 (55.6) |
17.3 (63.1) |
20.3 (68.5) |
24.1 (75.4) |
25.6 (78.1) |
22.7 (72.9) |
17.9 (64.2) |
12.5 (54.5) |
7.2 (45) |
15.0 (59) |
平均最低気温 °C (°F) | 0.3 (32.5) |
1.0 (33.8) |
4.2 (39.6) |
9.0 (48.2) |
13.6 (56.5) |
17.3 (63.1) |
21.0 (69.8) |
22.7 (72.9) |
19.9 (67.8) |
14.7 (58.5) |
8.5 (47.3) |
2.9 (37.2) |
11.3 (52.3) |
最低気温記録 °C (°F) | −5.8 (21.6) |
−6.0 (21.2) |
−3.7 (25.3) |
−0.7 (30.7) |
5.1 (41.2) |
9.8 (49.6) |
13.8 (56.8) |
15.8 (60.4) |
10.5 (50.9) |
4.7 (40.5) |
0.7 (33.3) |
−3.8 (25.2) |
−6.0 (21.2) |
降水量 mm (inch) | 88.2 (3.472) |
72.1 (2.839) |
129.8 (5.11) |
123.3 (4.854) |
132.7 (5.224) |
145.4 (5.724) |
134.8 (5.307) |
102.3 (4.028) |
210.9 (8.303) |
273.7 (10.776) |
105.8 (4.165) |
66.6 (2.622) |
1,581.9 (62.28) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 6.7 | 7.3 | 11.2 | 10.7 | 10.7 | 11.6 | 10.1 | 7.3 | 11.4 | 11.8 | 8.5 | 6.7 | 114.2 |
平均月間日照時間 | 189.5 | 173.3 | 176.6 | 187.4 | 184.2 | 140.1 | 165.9 | 204.3 | 149.5 | 136.8 | 145.2 | 168.1 | 2,020.8 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[5] |
隣接している自治体
編集歴史
編集年表
編集- 神武天皇元年(とされる) - 鹿島神宮の創建。
- 1489年(延徳元年) - 鹿島新當流創始者の塚原卜伝が鹿島の地で誕生。
- 1591年(天正19年) - 鹿島氏ら南方三十三館の国人たちが[6]、豊臣秀吉から常陸一国の朱印状を得た佐竹義宣に滅ぼされ、鹿行は全て佐竹領となる。
- 1602年(慶長7年) - 関ヶ原の戦いで敗れた西軍寄りの中立だった佐竹氏が久保田(現在の秋田県)に減転封となり、鹿島郡は里見義康に、行方郡は新庄直頼などに与えられた。
- 1614年(慶長19年) - 里見忠義が倉吉藩に減転封され、鹿島は天領(江戸幕府直轄地)や旗本知行地、守山藩(水戸藩連枝)の飛び地などに分割統治となる。
- 1868年(慶応4年)7月2日 - 安房上総県[7]の一部とされる(神向寺村全域と平井の一部など旧・守山藩領は松川藩のち改称で松川県の管轄)。
- 1871年12月25日(明治4年11月14日) - 廃藩置県により新治県に編入。
- 1875年(明治8年)5月7日 - 新治県が分割され、茨城県に編入。
鹿島郡鹿島町
編集大野村の歴史については「大野村 (茨城県鹿島郡)」の項を参照。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 鹿島郡宮中村、根三田村が合併、鹿島町発足。
- 1953年(昭和28年)5月18日 - 国道123号(現在の国道51号)と国道124号が制定。
- 1954年(昭和29年)9月15日 - 鹿島町が鹿島郡高松村・豊津村・豊郷村・波野村と新設合併し、改めて鹿島町が発足。
- 1961年(昭和36年) - 鹿島臨海工業地帯造成計画(マスタープラン)策定[8]
- 1969年(昭和44年) - 鹿島港開港、工場の操業が一部で始まる[8]。
- 1970年(昭和45年)8月20日 - 鹿島線(鹿島神宮駅〜香取駅間)が開業。
- 1985年(昭和60年)
- 3月14日 - 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線が開業。
- 6月1日 - 新字名に神野1丁目〜4丁目(旧・宮中の一部)を設定[9]。
- 1991年(平成3年)2月14日 - 住友金属サッカー団(現・鹿島アントラーズ)のJリーグ加盟が決定。
- 1993年(平成5年)3月26日 - 茨城県立カシマサッカースタジアムが竣工。
市制施行以後
編集- 1995年(平成7年)9月1日 - 鹿島郡鹿島町が同郡大野村を編入。鹿嶋町と改称した[10]上で同日市制施行し[11]、鹿嶋市となる。合併により市制施行したのは平成初の事例。
- 2002年(平成14年) - 2002 FIFAワールドカップをカシマサッカースタジアムにて開催。
行政区域変遷
編集- 変遷の年表
鹿嶋市市域の変遷(年表) | ||
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年 | 月日 | 現鹿嶋市市域に関連する行政区域変遷 |
1889年(明治22年) | 4月1日 | 町村制施行に伴い、以下の町村がそれぞれ発足[12][13][14][15][16]。 |
1954年(昭和29年) | 9月15日 | 鹿島町が高松村・豊津村・豊郷村・波野村と合併して鹿島町となる。 |
1955年(昭和30年) | 3月3日 | 大同村と中野村が合併し大野村が発足。 |
1995年(平成7年) | 9月1日 | 鹿島町が大野村を編入。
|
- 変遷表
鹿嶋市市域の変遷表 | ||||||
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1868年 以前 |
明治22年 4月1日 |
明治22年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | |
宮中村 | 鹿島町 | 鹿島町 | 昭和29年9月15日 鹿島町 |
平成7年9月1日 鹿嶋市に市制改称 |
鹿嶋市 | |
根三田村 | ||||||
佐田村 | 高松村 | 高松村 | ||||
下塙村 | ||||||
谷原村 | ||||||
長栖村 | ||||||
国末村 | ||||||
粟生村 | ||||||
木滝村 | ||||||
鉢形村 | ||||||
平井村 | ||||||
泉川村 | ||||||
大船津村 | 豊津村 | 豊津村 | ||||
爪木村 | ||||||
田谷村 | 豊郷村 | 豊郷村 | ||||
猿田村 | ||||||
田谷沼新田 | ||||||
田野辺村 | ||||||
沼尾村 | ||||||
須賀村 | ||||||
山野上村 | ||||||
田谷村 | 波野村 | 波野村 | ||||
猿田村 | ||||||
田谷沼新田 | ||||||
田野辺村 | ||||||
沼尾村 | ||||||
志崎村 | 大同村 | 大同村 | 昭和30年3月3日 大野村 |
平成7年9月1日 鹿島町に編入 | ||
大小志崎村 | ||||||
武井村 | ||||||
武井釜村 | ||||||
津賀村 | ||||||
浜津賀村 | ||||||
和村 | ||||||
棚田村 | ||||||
荒井村 | ||||||
青塚村 | ||||||
角折村 | ||||||
中村 | 中野村 | 中野村 | ||||
奈良毛村 | ||||||
林村 | ||||||
小山村 | ||||||
荒野村 |
行政
編集歴代市長
編集代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
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初代 | 五十里武 | 1995年9月1日 | 1998年4月23日 | 旧鹿島町長 |
2-5代 | 内田俊郎 | 1998年4月24日 | 2014年4月23日 | |
6-7代 | 錦織孝一 | 2014年4月24日 | 2022年4月23日 | |
8代 | 田口伸一 | 2022年4月24日 | 現職 |
役所
編集- 鹿嶋市役所 - 鹿嶋市大字平井1187-1
- 大野出張所 - 鹿嶋市大字津賀1919-1
警察
編集- 鹿嶋警察署
- 宮中交番、荒井駐在所、小山駐在所、津賀駐在所
消防
編集- 鹿島地方事務組合消防本部
- 鹿嶋消防署
- 大野消防署
国の行政機関
編集議会
編集議会
編集- 定数:20人[17]
衆議院
編集- 選挙区:茨城2区(水戸市〈旧内原町域〉、笠間市〈旧友部町・岩間町域〉、鹿嶋市、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市、小美玉市〈旧美野里町・小川町域〉、東茨城郡〈茨城町・大洗町〉)
- 任期:2021年10月31日 - 2025年10月30日
- 当日有権者数:355,390人
- 投票率:49.80%
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
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当 | 額賀福志郎 | 77 | 自由民主党 | 前 | 110,831票 | |
藤田幸久 | 71 | 立憲民主党 | 元 | 61,103票 | ○ |
経済
編集第一次産業
編集2020年時点では第一次産業の就業人口比率は3.0%となっている。
漁業
編集市に面した鹿島灘では様々な海産物が獲れる。タコやヒラメなどが有名であり、特にハマグリは全国的にも知られる。
また、2019年度の漁獲量は1,422tであり、茨城県内でのシェアは0.5%となっている[18]。
農業
編集2018年時点での推計農業産出額は38.6億円である[18]。
第二次産業
編集高度経済成長期に、神栖市とともに鹿島港を中心とした鹿島臨海工業地帯が造成されて以降、工業都市として発展した。日本製鉄の企業城下町となっており、市内には日本製鉄系列の企業が数多く立地している。また、工業地帯には風力発電所や火力発電所などが置かれている。
また、2020年時点では第二次産業就業人口比率は32.6%となっている。
市内に工場・事業所を置く主要企業
編集- 日本製鉄東日本製鉄所鹿島地区
- 日鉄鋼管
- 中央電気工業
- 日鉄ステンレス
- 日鉄スラグ製品
- エア・ウォーター
- シーケム
- 住友林業クレスト
- 鹿島共同火力
- 鹿島石油
- 日立セメント
- AGCセイミケミカル
- 東亜道路工業
- サミットウインドパワー
- 鹿島アントラーズ・エフ・シー
第三次産業
編集市の商業地域は、国道124号沿いや鹿嶋市役所前通りがある宮中地区・鉢形地区を中心に広がっている。ショッピングセンターチェリオを中心とし、家電量販店、ホームセンター、ディスカウントストア、書店、飲食店などロードサイド店舗が数多く並ぶ。
また、2020年時点では第三次産業就業人口比率は59.0%となっている。
- 市内にある主な商業施設
- ショッピングセンターチェリオ(イオン)
- サンポートかしま
- ヤマダデンキテックランド鹿島店
- DCMホーマック鹿嶋店
- ホームプラザナフコ 北鹿嶋店
金融
編集姉妹・友好都市
編集海外
編集地域
編集人口
編集鹿嶋市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 鹿嶋市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 鹿嶋市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
鹿嶋市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
また、2020年時点での各種人口統計は以下の通りである。なお、一部の数値は四捨五入されている。
- 人口増減率(3年前比):0.43%減
- 出生者数:484人
- 死亡者数:691人
- 転入者数:2,510人
- 転出者数:2,425人
- 外国人人口:898人
- 労働者人口:32,243人
- 女性労働力率:45.6%
- 昼間人口:72,397人
- 昼夜間人口比率:106.66%
- 完全失業率:4.3%
- 生産年齢人口比率:57.49%
- 老年人口比率:30.08%
- 後期高齢者比率:13.50%
- 可住地人口密度:851.0人/km2
- 合計特殊出生率:1.77
- 平均年齢:46.5歳
- 男性平均寿命:79.6歳
- 女性平均寿命:86.1歳
町名一覧
編集スポーツ
編集サッカー
編集鹿島アントラーズの本拠地であり、アントラーズを核に地域ぐるみでサッカーを地域おこしに活用している。Jリーグ発足以降、近年は高校サッカーにおいて、鹿島高等学校や鹿島学園高等学校などが全国高等学校サッカー選手権大会に出場(2019年度大会時点で鹿島は6回出場、鹿島学園は8回出場)するなど、鹿嶋は茨城県内サッカーの中心地になりつつあり、アントラーズには鹿島ユースチームからの生え抜きの選手も増えてきている。またアントラーズユースは鹿島学園との提携による昼型トレーニングシステム確立など、文武両面での成長を促す強化スタイルを打ち出している[19]。2002年FIFAワールドカップの開催地にも選ばれた。
- 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)
野球
編集- 社会人野球
- 日本製鉄鹿島硬式野球部(旧:住友金属鹿島硬式野球部)
- 鹿島レインボーズ
サーフィン
編集太平洋に面した鹿島灘には広範囲にわたり良質な波が絶え間なく打ち寄せ、高速道路による東京都心からのアクセスも良く、週末には東京都や埼玉県から大勢のサーファーが訪れる。平井海岸や下津海岸をはじめ、数々の良質なビーチブレイクが楽しめる事により水温が低くなる冬でも大勢のサーファーで賑う。近年ではJPSA(日本プロサーフィン連盟)主催の鉾田プロ(ロングボード)がトップサンテポイントにて開催されている。
スポーツ施設
編集- 茨城県立カシマサッカースタジアム
- カシマスポーツセンター
- 卜伝の郷運動公園
- 高松緑地公園
- 鹿島ハイツスポーツプラザ
- 北海浜多目的球技場
- 新浜緑地公園
教育
編集高等学校
編集中学校
編集- 県立
- 市立
- 私立
小学校
編集- 市立
- 三笠小学校
- 鹿島小学校
- 平井小学校
- 高松小学校
- 鉢形小学校
- 波野小学校
- 豊郷小学校
- 豊津小学校
- 大同東小学校
- 大同西小学校
- 中野東小学校
- 中野西小学校
文化施設
編集図書館
編集博物館
編集- カシマサッカーミュージアム
- 鹿嶋市どきどきセンター(国の史跡「郡家跡」などの出土品を展示)
ホール・コミュニティセンター
編集- 鹿嶋勤労文化会館
- 大野ふれあいセンター
- 平井コミュニティセンター
交通
編集鉄道路線
編集中心駅:鹿島神宮駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■ 鹿島線
- 鹿島神宮駅 - 鹿島サッカースタジアム駅
- ■ 鹿島臨海鉄道
- ■ 大洗鹿島線
- 鹿島灘駅 - 鹿島大野駅 - 長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅 - 荒野台駅 - 鹿島サッカースタジアム駅 - 鹿島神宮駅
- ■ 鹿島臨港線(貨物線)
- 鹿島サッカースタジアム駅
道路
編集市内に高速道路はない。東関東自動車道の終点となるはずだったが、基本計画段階には行方市を経て北上するルートに変更され、潮来ICから鹿嶋市方面への計画は放棄された。
高速バス
編集- →「かしま号」も参照
鹿嶋市と都心方面を結ぶ高速バスは鹿島神宮駅を始発(一部はカシマサッカースタジアム始発)とし、鹿嶋市内、神栖市、潮来市を経由する。
鹿島神宮駅と東京駅を結ぶ「かしま号」は、都心方面への利用客や鹿島臨海工業地帯への出張客、カシマサッカースタジアムで開催される鹿島アントラーズの試合観戦客を中心に利用されている。時間帯により経由地が異なる(大半は、鹿島宇宙センターを経由するが、1時間に1本程度、クラブハウスを経由する便がある)。
現在、東京駅発着の高速バス路線の中では便数・利用者数が最も多いドル箱路線となっている。全路線とも、鹿島神宮駅~水郷潮来バスターミナル間の途中乗降はできない。
■…全便予約制(ただし空席があれば乗車可) ◆…交通系ICカード(Suica、PASMO)利用可
- 東京駅 ⇔ 鹿島神宮駅、カシマサッカースタジアム
- 海浜幕張駅・東京ディズニーリゾート・東京テレポート駅 ⇔ 鹿島神宮駅
- 鹿島-TDR・東京テレポート線■◆(関東鉄道)
- 羽田空港 ⇔ 鹿島神宮駅
- 鹿島-羽田空港線◆(関東鉄道)
路線バス
編集鹿嶋市内で運行されている路線バスは、近隣の市を経由して、千葉県側の銚子駅、小見川駅、行方(麻生)方面を結ぶ路線や鹿嶋市内を循環するコミュニティバスが運行されており、全ての路線が鹿島神宮駅を経由する。
- 関東鉄道(潮来営業所・波崎車庫)
- 海岸線・利根川線(鹿島神宮駅~銚子駅間)
- 鹿行広域バス 「神宮あやめ白帆ライン」(チェリオ・イオン鹿嶋店 - 小山記念病院 - 道の駅いたこ - 水郷潮来バスターミナル(BT) - 潮来駅 - 牛堀 - 麻生庁舎。池田交通との受託運行)
- 神栖市コミュニティバス 3系統(鹿島神宮駅~小見川駅)
- 池田交通
- 鹿嶋コミュニティバス 中央線・湖岸海岸線(高松緑地公園・鹿島灘駅方面)
- 鹿行広域バス 「神宮あやめ白帆ライン」(関東鉄道との受託運行)
港湾
編集メディア
編集常陸鹿島テレビ中継局送信設備
編集デジタル中継局 | ||||||||
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放送局名 | リモコンキーID | 物理チャンネル | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域内世帯数 | 開局年月日 | |
NHK水戸総合テレビ | 1 | 20 | 3W | 15.5W | 茨城県 | 3万6467世帯 | 2004年12月1日 | |
NHK東京教育テレビ | 2 | 26 | 全国放送 | |||||
NTV日本テレビ | 4 | 25 | 12W | 関東広域圏 | 3万8763世帯 | 2008年12月16日 | ||
EXテレビ朝日 | 5 | 24 | ||||||
TBSテレビ | 6 | 22 | ||||||
TXテレビ東京 | 7 | 23 | ||||||
CXフジテレビ | 8 | 22 |
放送局
編集- NHK水戸放送局かしま支局
ラジオ
編集新聞
編集名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
編集寺院・神社
編集公園
編集- 鹿島城山公園
- 長者ヶ浜潮騒はまなす公園
レジャー
編集- サテライトしおさい鹿島
- 鹿島港魚釣園
- 下津海水浴場
- 平井海水浴場
祭り・イベント
編集出身有名人
編集歴史上の人物
編集- 鹿島則文 - 幕末から明治の尊王家、神職。鹿島神宮大宮司、伊勢神宮大宮司を歴任した。
- 塚原卜伝 - 戦国時代の剣豪。剣術「鹿島新当流」創始者。
- 中臣鎌足 - 藤原氏の祖。大和国の生まれとする説もある。
スポーツ選手
編集- 青貫浩之 - ラグビー指導者
- 市川友也 - 元サッカー選手
- 小川志保 - 女子サッカー選手(なでしこリーグ 伊賀FCくノ一三重所属)
- 沖悠哉 - サッカー選手(清水エスパルス所属)
- 加藤暁彦 - 元プロ野球選手
- 加藤慎也 - 元サッカー選手
- 川島大地 - 元サッカー選手
- 佐々木竜太 - サッカー選手(南葛SC所属)
- 曽ヶ端準 - サッカー選手(鹿島アントラーズ所属)
- 根本裕一 - 元サッカー選手
- 野本泰崇 - サッカー選手(奈良クラブ所属)
- ハイパーミサヲ - 女子プロレスラー
- 矢畑智裕 - 元サッカー選手
- 和田康二 - ラグビー指導者
文化人・芸能人
編集鹿嶋市を舞台にした作品
編集映画
編集- 甦える大地(1971年)
テレビドラマ
編集- 塚原卜伝(2011年、NHK BSプレミアム)
その他
編集鹿嶋市にちなんだ詞
編集脚注
編集出典
編集- ^ a b c 【まちの記憶】鹿島神宮かいわい(茨城県鹿嶋市)不可能を可能に サッカー愛の地:水運廃れ「陸の孤島」工業地帯に変身『朝日新聞』夕刊2022年12月12日4面(2023年1月16日閲覧)
- ^ 鹿島港の概要 茨城県鹿島港湾事務所(2023年1月16日閲覧)
- ^ a b 小野寺敦 監修『茨城「地理・地名・地図」の謎』 (2014, pp. 31–32)
- ^ 地理院地図(電子国土Web)2016年12月31日閲覧。
- ^ “鹿嶋 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年2月8日閲覧。
- ^ “鹿嶋デジタル博物館 常陸大掾平氏と鹿島”. 2022年11月23日閲覧。
- ^ 鹿嶋市教育委員会 社会教育課「鹿嶋デジタル博物館」
- ^ a b 鹿嶋市/ホームタウン(鹿島開発) 2016年12月31日閲覧
- ^ “字区域の変更(昭和60年5月30日 茨城県告示864号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7351号: pp. pp.2-4, (1985年5月30日)[http://soumu.pref.ibaraki.jp/file/PDF/1985/198505/n7351.pdf 字区域の変更(昭和60年5月30日 茨城県告示864号)] ([[Portable Document Format|PDF]])&rft.jtitle=茨城県報&rft.date=1985年5月30日&rft.volume=第7351号&rft.pages=pp. pp.2-4&rft.pub=茨城県&rfr_id=info:sid/ja.wikipedia.org:鹿嶋市">
- ^ 町の名称変更 (平成7年8月8日 自治省告示第144号)2014年7月5日閲覧
- ^ 町を市とする処分 (平成7年8月8日 自治省告示第145号)2014年7月5日閲覧
- ^ 『鹿島町史 第3巻』、(鹿島町、1981年)
- ^ 『鹿島町史 第4巻』(鹿島町、1984年)
- ^ 鹿島町史編さん委員会編『鹿島町史 第5巻』(鹿嶋市、1997年)
- ^ 大野村史編さん委員会編『大野村史』(大野村教育委員会、1979年)
- ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 8 茨城県』角川書店、1983年 ISBN 4040010809
- ^ “平成31年4月21日執行 鹿嶋市議会議員一般選挙 立候補届出一覧”. 鹿嶋市. 2019年5月13日閲覧。
- ^ a b “市町村の姿 グラフと統計でみる農林水産業”. 鹿嶋市. 2021年4月29日閲覧。
- ^ “鹿島アントラーズ オフィシャルサイト”. 2020年10月23日閲覧。
参考文献
編集- 小野寺敦 監修「地名と方言にまつわる不思議にせまる」『茨城「地理・地名・地図」の謎』(初版)実業之日本社〈じっぴコンパクト新書〉、2014年、pp.31-32頁。ISBN 978-4-408-45517-4。
- 週刊東洋経済『都市データパック 2020年版』東洋経済新報社、2020年。
関連項目
編集外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
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- 鹿嶋市観光協会