鶴来駅

石川県白山市にある北陸鉄道の駅

鶴来駅(つるぎえき)は、石川県白山市鶴来本町4丁目にある、北陸鉄道石川線[10]で同線の終着駅である[2][11]駅番号I17

鶴来駅
駅舎外観(2021年3月)
つるぎ
Tsurugi
(I16) 日御子 (1.6 km)
地図左下は本鶴来駅(廃駅)、中央は鶴来駅
所在地 石川県白山市鶴来本町4丁目ニ69[1]
北緯36度27分7.9秒 東経136度37分26.3秒 / 北緯36.452194度 東経136.623972度 / 36.452194; 136.623972座標: 北緯36度27分7.9秒 東経136度37分26.3秒 / 北緯36.452194度 東経136.623972度 / 36.452194; 136.623972
駅番号 I17
所属事業者 北陸鉄道
所属路線 石川線
キロ程 13.8 km(野町起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線[2]
乗降人員
-統計年度-
731[3]人/日
-2020年-
開業年月日 1915年大正4年)6月22日[4][5][6]
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鶴来駅
つるぎ
Tsurugi
所属事業者 北陸鉄道
開業年月日 1927年昭和2年)12月28日[5][7]
廃止年月日 2009年平成21年)11月1日[8][9]
乗入路線
所属路線 石川線
キロ程 13.8 km(野町起点)
(日御子) (-- km)
(0.8 km) 中鶴来
所属路線 能美線
キロ程 0.0 km(鶴来起点)
(0.3 km) 本鶴来
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歴史

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駅構造

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鶴来駅で発車を待つ列車

相対式ホーム2面2線[24]を有する地上駅[2]、有人駅である。木造駅舎を有する。

駅舎側が1番線、向い側が2番線で[24]、その反対側は能美線廃止以前は3番線とされ[6][25]、新寺井方面に向かう列車が使用していた(現在は留置用として使用されている[25])。当駅と加賀一の宮駅の間が廃止された後も1番線に到着した列車は旧加賀一の宮方へ引き込み、2番線に入れ換えを行ってから野町行として発車することが多いが、1番線からそのまま折り返すことも可能であるため必ず2番線が野町行と決まっていない。線路は当駅構内から加賀一の宮方面へ延び、石川県道45号金沢鶴来線と交差する踏切跡の手前で車止になっている[12]

駅舎は開業時から使用されており[26]、駅舎内にはかつて北陸鉄道で使用された鉄道の備品が展示されている[12][26]

のりば

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番線 路線 方向 行先 備考
1 石川線 上り 野町方面
2 乗車専用ホーム

利用状況

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「白山市統計書」によると、近年の1日平均乗降人員の推移は以下のとおりである。

年度 1日平均
乗降人員
出典
2000年 979 [* 1]
2001年 861 [* 1]
2002年 885 [* 1]
2003年 849 [* 1]
2004年 801 [* 1]
2005年 771 [* 2]
2006年 755 [* 2]
2007年 801 [* 2]
2008年 792 [* 2]
2009年 803 [* 2]
2010年 842 [* 3]
2011年 830 [* 3]
2012年 922 [* 3]
2013年 980 [* 3]
2014年 979 [* 3]
2015年 1,070 [* 4]
2016年 1,045 [* 4]
2017年 1,102 [* 4]
2018年 1,069 [* 5]
2019年 1,055 [* 5]
2020年 731 [* 5]

駅周辺

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バス路線

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のみバス 鶴来駅停留所
  • 北鉄白山バス
    • 河原山線(鶴来駅 - 瀬女
      • 旧金名線と同様に一の宮、釜清水、白山下を通り、代替バスとして機能している[27]
    • 中宮B線(錦丘高校前 - 瀬女、学期休み期間運休)
    • 鳥越線(金沢駅 - 上野)
    • 白峰線(金沢駅 - 白山体験村)
    • 白山線(イオンモール白山松任駅前 - 白山体験村)
    • 鶴来線(松任駅前 - 鶴来駅)

車両基地

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当駅の北側に車両基地(鶴来検車区)が併設されており[24]夜間滞泊も設定されている。

サイクルトレイン

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当駅と野町駅では、1人1台まで自転車を電車に持ち込むことができるサイクルトレインを実施している(冬季を除く、平日は一部時間帯・土日祝日は終日)[28][29]。なお、両駅を除く駅では利用不可能となっている。

パークアンドライド

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鶴来駅近くの白山市鶴来支所には、パークアンドライド用の駐車場が設置されている。いずれも支所内の指定部分でのみ利用可能となっている。

  • 金沢市(Kパーク)[30]:平日のみ(休日は使用不可)、有料・事前申込制
  • 白山市:電車・バス利用者のみ、無料

隣の駅

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北陸鉄道
石川線
日御子駅 (I16) - 鶴来駅 (I17)

廃止路線

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北陸鉄道
石川線
鶴来駅 - 中鶴来駅
能美線
鶴来駅 - 本鶴来駅

脚注

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出典

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本文

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  1. ^ 鶴来駅 - まちの駅「獅子の里つるぎ」(鶴来商工会)
  2. ^ a b c d 鼠入昌史『終着駅巡礼』イカロス出版、2016年12月25日、68頁。ISBN 978-4-8022-0259-6 
  3. ^ 令和3年度版白山市統計書 運輸・通信 石川線乗降人員(1日平均)” (PDF). 白山市情報統計課. 2022年4月6日閲覧。
  4. ^ a b 川島 2010, p. 83.
  5. ^ a b c d e f 朝日 2011, p. 18.
  6. ^ a b c d 寺田 2018, p. 43.
  7. ^ a b RM231 2018, p. 15.
  8. ^ 朝日 2011, p. 19.
  9. ^ a b c d e 石川線100周年・浅野川線90周年記念ページ - 北陸鉄道
  10. ^ “「有吉くんの正直さんぽ」 新春SPは冬の金沢へ”. 産経ニュース. (2019年12月28日). https://www.sankei.com/article/20191228-7ROPE6TOBJNGJINZROAGZT2C3U/ 2021年12月29日閲覧。 
  11. ^ 北陸鉄道、石川線で「おでん電車」臨時運行へ-ビール飲み放題も”. 金沢経済新聞 (2013年3月6日). 2021年12月29日閲覧。
  12. ^ a b c d e f 金沢市と郊外を結ぶ「北陸鉄道」2路線−−10の謎解きの旅”. GetNavi web (2021年11月21日). 2021年12月29日閲覧。
  13. ^ RM231 2018, p. 37.
  14. ^ 寺田 2018, p. 17.
  15. ^ 寺田 2018, p. 19.
  16. ^ a b 『辰口町史 第四巻 現代編』辰口町、1982年6月30日、436頁。 
  17. ^ 『北陸鉄道50年史』北陸鉄道、1993年12月、274頁。 
  18. ^ 中日 2020, p. 64.
  19. ^ 中日 2020, p. 70.
  20. ^ 朝日 2011, p. 25.
  21. ^ 寺田 2018, p. 32.
  22. ^ 寺田 2018, p. 33.
  23. ^ 北陸鉄道、石川線鶴来(つるぎ)~加賀一の宮間の廃止を届け出”. マイナビニュース (2008年10月31日). 2021年2月7日閲覧。
  24. ^ a b c 川島 2010, p. 12.
  25. ^ a b 鉄道ジャーナル 2014, p. 63.
  26. ^ a b 朝日 2011, p. 16.
  27. ^ 鉄道ジャーナル 2014, p. 64.
  28. ^ 川島 2010, p. 80.
  29. ^ サイクルトレインについて”. 北陸鉄道. 2022年12月9日閲覧。
  30. ^ Kパーク募集概要 - 金沢市都市政策局交通政策課

利用状況

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  1. ^ a b c d e 平成17年度版白山市統計書 運輸・通信 石川線乗車人員(1日平均)” (PDF). 白山市企画課. 2021年12月29日閲覧。
  2. ^ a b c d e 平成22年度版白山市統計書 運輸・通信 石川線乗降人員(1日平均)” (PDF). 白山市企画課. 2021年12月29日閲覧。
  3. ^ a b c d e 平成27年度版白山市統計書 運輸・通信 石川線乗降人員(1日平均)” (PDF). 白山市企画課. 2021年12月29日閲覧。
  4. ^ a b c 令和2年度版白山市統計書 運輸・通信 石川線乗降人員(1日平均)” (PDF). 白山市企画課. 2021年12月29日閲覧。
  5. ^ a b c 令和3年度版白山市統計書 運輸・通信 石川線乗降人員(1日平均)” (PDF). 白山市企画課. 2022年4月6日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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