鴨部市場前信号所
鴨部市場前信号所(かもべいちばまえしんごうじょ、かもべしじょうまえしんごうじょ)は、高知県高知市鴨部高町にあるとさでん交通伊野線の信号場である。対外的には「鴨部市場前行違い場所」の呼称が用いられる。
鴨部市場前信号所 (鴨部市場前行違い場所) | |
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西より望む(2012年5月) | |
かもべいちばまえ Kamobe ichiba mae | |
◄鴨部 (0.1 km) (0.3 km) 曙町東町► | |
所在地 | 高知県高知市鴨部高町 |
所属事業者 | とさでん交通 |
所属路線 | 伊野線 |
キロ程 | 4.8 km(はりまや橋起点) |
駅構造 | 信号場 |
開業年月日 | 1954年(昭和29年)2月8日 |
* 1972年(昭和47年)に旅客扱いを停止。 |
歴史
編集1954年(昭和29年)、伊野線の鴨部市場前停留場(かもべいちばまえていりゅうじょう)という停留場として開業した[1]。伊野線の単線区間内に新設された列車交換のための停留場で、客扱いも行っていた[2]。
その後、1972年(昭和47年)に客扱いを終了[1][2]、列車交換だけを行うようになった。なお、届出上は現在も「鴨部市場前停留場」のままである[3]。
年表
編集信号場構造
編集配線概略図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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伊野線の併用軌道区間にあり、道路上に設備が設けられる。単線の鏡川橋 - 伊野間にあって場内は複線で、列車交換が可能[6]。伊野方面行きの下り線は直線で、はりまや橋方面行きの上り線が北へ張り出すように分岐する[7][8]。列車は交換の有無に関わらず左側線を走行する。
旅客を扱っていた時もホームは設置されていなかった。付近には「停留所ではありません」と記された注意書きが掲出されている[9]。
信号場周辺
編集隣の鴨部停留場はすぐ近くにある[2][8]。高知県道274号梅ノ辻朝倉線上を通り、道幅は非常に狭い[2]。
- 高知県道274号梅ノ辻朝倉線
- 高知銀行朝倉支店
隣の施設
編集脚注
編集- ^ a b c 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、60頁。ISBN 978-4-10-790029-6。
- ^ a b c d 『土佐電鉄が走る街 今昔』40-41頁
- ^ 鉄道重大インシデント調査報告書・6ページ -運輸安全委員会(2017年)
- ^ 『土佐電鉄が走る街 今昔』98頁
- ^ 上野宏人 (2014年10月2日). “とさでん交通:「再出発」 「便利な市民の足に」高知で設立式 新デザインの車両披露”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ 服部重敬(編著)『路面電車新時代 LRTへの軌跡』山海堂、2006年、294頁。ISBN 4-381-01816-8。
- ^ 川島令三『四国・九州ライン 全線・全駅・全配線』 第2巻 四国西部エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2013年、42頁。ISBN 978-4-06-295161-6。
- ^ a b 川島令三『全国鉄道事情大研究』 四国篇、草思社、2007年、291頁。ISBN 978-4-7942-1615-1。
- ^ 名取紀之 (2014年9月2日). “生まれ変わる土佐電気鉄道を訪ねて。(下)”. 編集長敬白. 鉄道ホビダス. 2017年6月6日閲覧。
参考文献
編集- 土佐電鉄の電車とまちを愛する会『土佐電鉄が走る街 今昔』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2006年。ISBN 4-533-06411-6。