鬼怒川温泉駅

栃木県日光市鬼怒川温泉大原にある東武鉄道の駅

鬼怒川温泉駅(きぬがわおんせんえき)は、栃木県日光市鬼怒川温泉大原にある東武鉄道鬼怒川線である。駅番号TN 56

鬼怒川温泉駅
駅舎(2017年8月)
きぬがわおんせん
Kinugawa-onsen
(2.1 km) 鬼怒川公園 TN 57
地図
所在地 栃木県日光市鬼怒川温泉大原1390
北緯36度49分21.3秒 東経139度42分59.6秒 / 北緯36.822583度 東経139.716556度 / 36.822583; 139.716556座標: 北緯36度49分21.3秒 東経139度42分59.6秒 / 北緯36.822583度 東経139.716556度 / 36.822583; 139.716556
駅番号 TN56
所属事業者 東武鉄道
所属路線 鬼怒川線
キロ程 12.4 km(下今市起点)
電報略号 キヌ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
[東武 1]2,402人/日
-2023年-
開業年月日 1919年大正8年)3月17日
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鬼怒川温泉の玄関口であり、当駅周辺は鬼怒川温泉の中心である。浅草方面からの特急きぬ」、新宿方面からの特急「きぬがわ」や、会津若松方面からの快速AIZUマウントエクスプレス」、下今市始発の「SL大樹」等の始発・終着駅となっている運用上の主要駅である。

歴史

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駅構造

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島式ホーム2面4線を有する地上駅。駅舎は線路の西側にある。駅舎側の1番線ホームは行き止まり式で、下今市方面のみ発着可能。1番線の車止めの先に駅舎と1・2番線ホームを連絡するスロープがあり、3・4番線ホームとは2か所の跨線橋(うち1か所はエレベーター設置)により連絡している。

「SL大樹」は当駅で折り返すため、1番線の隣(駅前広場隣接)にSLの向きを転向させる転車台が設置されている。

また、鬼怒立岩信号場と当駅の間は、複線となっている。

野岩鉄道会津鬼怒川線会津鉄道会津線直通の「AIZUマウントエクスプレス」と特急は、原則として同一ホーム上で対面接続するようにダイヤが設定されている。

出札窓口、ツーリストセンター(バス乗車券や日光・鬼怒川エリアの船車券など発売)、待合室、売店、地元業者運営のカフェがある。自動券売機(特急券発売)・自動改札機設置。なお、自動改札機設置駅では、東武鉄道で最も北、大手私鉄でも最も北に位置する。

1991年頃に1・2番線の上り特急列車限定で発車メロディを導入した。東武日光駅と同じ「Stream」(別称は「Crystal Clear River」または「夜のストレンジャー」)であったが、音程が異なっていた(東武野田線大宮駅1番線でも同じ曲を使用しているが、フェードアウトする)[注釈 2]。2014年3月16日からは東武ワールドスクウェアのテーマソングである「東武ワールドスクウェア」(別称は「夢のワールドスクウェア」)をアレンジした曲に変更されている[6]

東武日光駅管区傘下の駅長配置駅で、鬼怒川線各駅(下今市駅を除く)を管理する。

のりば

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番線 路線 方向 行先 備考
1   鬼怒川線 上り 下今市  東武スカイツリーライン 春日部北千住
とうきょうスカイツリー浅草JR新宿方面
当駅始発のみ
2 下今市・  東武スカイツリーライン 春日部・北千住・
とうきょうスカイツリー・浅草方面
 
下り 新藤原野岩鉄道線 会津高原尾瀬口
会津鉄道線 会津田島方面
 
3  
4 上り 下今市・  東武スカイツリーライン 春日部・北千住・
とうきょうスカイツリー・浅草方面
 
  • 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。
  • 特急列車は基本的に1・2番線に発着するが、14時27発の下今市行き普通列車は1番線に発着する。また、「AIZUマウントエクスプレス」は2番線を使用する。

駅弁

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主な駅弁は下記の通り[7]

  • スペーシア X 日光埋蔵金弁当
  • 初代日光埋蔵金弁当
  • SL大樹 日光埋蔵金弁当
  • 日光鯵寿し
  • 鶏わっぱ
  • ささむすび
  • 日光七福いなり

利用状況

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2023年度の1日平均乗降人員2,402人である[東武 1]。鬼怒川線の途中駅では第1位である。2011年度は東日本大震災の影響で大幅に乗降客数が減少したが、2012年度以降は震災前の水準で推移している。

近年の1日平均乗降人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[東武 2]
年度 1日平均
乗降人員
出典
1998年(平成10年) 4,501  
1999年(平成11年) 4,162  
2000年(平成12年) 3,923  
2001年(平成13年) 3,684  
2002年(平成14年) 3,471  
2003年(平成15年) 3,257  
2004年(平成16年) 3,122  
2005年(平成17年) 2,890  
2006年(平成18年) 3,318  
2007年(平成19年) 3,220  
2008年(平成20年) 3,172  
2009年(平成21年) 3,018  
2010年(平成22年) 2,972  
2011年(平成23年) 2,633  
2012年(平成24年) 3,048  
2013年(平成25年) 2,990  
2014年(平成26年) 3,115  
2015年(平成27年) 3,009  
2016年(平成28年) 2,991  
2017年(平成29年) 3,062  
2018年(平成30年) 3,031  
2019年(令和元年) 2,731  
2020年(令和02年) 1,328  
2021年(令和03年) 1,628 [東武 3]
2022年(令和04年) 2,014 [東武 4]
2023年(令和05年) 2,402 [東武 1]

路線バス

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最寄りのバス停は「鬼怒川温泉駅」停留所である。

乗り場 系統 行先 運行事業者 備考
1 鬼怒川温泉女夫渕線 女夫淵 日光市営バス
2 湯西川線 湯西川温泉 日光交通
川治温泉駅
仲町線 鬼怒川公園駅
3 日光江戸村線 花いちもんめ 日光交通
鬼怒川温泉駅(左回り循環)
鬼怒川温泉駅(右回り循環)
4 鬼怒川線 獨協医大日光医療センター 日光交通
イオン今市店
新高徳駅
小佐越駅
5 ダイヤルバス 鬼怒川温泉旅館回り 日光交通
10 日光鬼怒川線 / SL系統 東武バス日光 SL大樹運転日に運行
日光・鬼怒川エクスプレス[注釈 3] 西参道 日光交通 予約制/座席定員制
日光定期観光バス / S系統   東武バス日光 予約制/座席定員制
高速バス 日光・鬼怒川温泉号
※運行休止中[注釈 4]
東京駅日本橋口 東北急行バス 予約制/座席指定制

1・2番は駅前広場南側の道路上、3・4番は駅前広場北側のロータリー内、5・10番は駅北側の日光交通ダイヤル営業所敷地内にある。なお、7番はタクシーのりばである[9]

駅周辺

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隣の駅

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東武鉄道
  鬼怒川線
快速「AIZUマウントエクスプレス
鬼怒川温泉駅 (TN 56) - 鬼怒川公園駅 (TN 57)
普通
東武ワールドスクウェア駅 (TN 55) - (鬼怒立岩信号場) - 鬼怒川温泉駅 (TN 56) - 鬼怒川公園駅 (TN 57)

脚注

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注釈

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  1. ^ 曲名は「夜のストレンジャー」であった。
  2. ^ 東武日光駅はその後、2018年3月に放送装置を更新。かつて当駅で使用していた「Crystal Clear River」の音程が高いバージョンに変更されている。
  3. ^ 日光・鬼怒川エクスプレスは東武ステーションサービス株式会社が主催し東武バス日光株式会社のバスが利用機関となる会員制バスであり路線バスではないが、便宜上この節に記載する。
  4. ^ 2023年1月10日現在運行休止中[8]

出典

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  1. ^ 鉄道ピクトリアルアーカイブスセレクション23「東武鉄道 1950~60」より。
  2. ^ 東武鉄道、鬼怒川温泉の発車メロディ変更 - セレモニーに尾崎真実さん登場 - マイナビニュース 2014年3月3日
  3. ^ SL転車台、ディーゼル車載せて「デモ回転」 鬼怒川温泉駅」『下野新聞』2017年4月11日。
  4. ^ 東武鬼怒川線 新駅「東武ワールドスクウェア」の開業日を7月22日(土)に決定しました!” (PDF). 東武鉄道 (2017年2月28日). 2017年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月28日閲覧。 (PDF)
  5. ^ 【平成29年8月10日】 SL大樹出発式典に石井大臣が出席 - 国土交通省
  6. ^ 鬼怒川温泉駅の発車案内メロディが「東武ワールドスクウェアテーマソング」をアレンジした曲に変わります♪ 2014年3月10日 東武鉄道株式会社、東武ワールドスクウェア株式会社
  7. ^ 『JTB時刻表 2024年3月号』JTBパブリッシング、2024年、612頁。 
  8. ^ 新型コロナウイルス感染の影響に伴う今後の運行計画(予定)について” (PDF). 東北急行バス (2023年1月10日). 2023年2月2日閲覧。
  9. ^ 鬼怒川温泉駅 | 路線バス | 日光交通株式会社
  10. ^ a b 藤原総合文化会館”. 日光市教育委員会事務局藤原公民館公民館係 (2020年1月17日). 2022年3月20日閲覧。
東武鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 駅別乗降人員 2023年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、7頁。オリジナルの2024年9月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518015737/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2023.pdf#page=7 
  2. ^ 駅情報(乗降人員)”. 東武鉄道. 2024年10月13日閲覧。
  3. ^ 駅別乗降人員 2021年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、7頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518021804/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2021.pdf#page=7 
  4. ^ 駅別乗降人員 2022年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、7頁。オリジナルの2024年9月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518021731/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2022.pdf#page=7 

関連項目

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外部リンク

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