髙橋 成人(たかはし のりんど1923年11月14日 - 2014年3月16日)は、日本植物学者位階従四位。東北大学名誉教授農学博士。専門は植物遺伝育種学

経歴

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神奈川県生まれ。1950年、東北大学農学部農産学科卒業。同年、同大学農学研究所[1]勤務。1961年、農学博士。1968年、同研究所講師、1971年、助教授、1977年、教授、1984年、所長、1987年、同大学名誉教授。この間、同大学評議員を併任。主な研究分野は、栽培植物の生理遺伝と環境適応性。1972年、「の発芽性に関する生理遺伝学的研究」で日本育種学会賞受賞。

父は歌人の髙橋俊人、次女は同じく歌人の髙橋みずほ、その夫・吉野裕之も歌人。

2014年3月16日に死去。90歳没。歿日付で従四位

著書

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  • 『稲作技術発展の論理と方向』(共著) 東北大学農学研究所編、農山漁村文化協会、1966年
  • 『生物環境調節ハンドブック』(共著) 日本生物環境調節学会編、東京大学出版会、1973年
  • 『作物-その形態と機能』(共著) 北条良夫・星川清親編、農業技術協会、1976年
  • 『植物遺伝学 第3巻 生理形質と量的形質』(共著) 木原均監修、高橋隆平編、裳華房、1976年
  • 『イネの生物学』 大月書店〈科学全書〉、1982年
  • 『実験生物学講座 植物生理学Ⅱ』(共著) 勝見允行・増田芳雄編、丸善、1983年
  • 『Biology of Rice』(角田重三郎との共著) Japan Scientific Societies Press、1984年
  • 『現代農学事情』(共著) アグリカルチャークラブ編、汐文社、1992年

参考文献

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  • 『高橋成人教授著作目録』 東北大学史料館、1987年

脚注

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  1. ^ 農学研究所は東北大学附置研究所として1939年8月に設置。その後、遺伝生態研究センターを経て、2001年、大学院理学研究科、農学研究科、医学系研究科などの関連分野を再編成し、大学院生命科学研究科となる。

外部リンク

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