首 (北野武)
ビートたけしの小説
『首』(くび)は、2019年より出版された北野武による日本の小説である。
首 | ||
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著者 | 北野武 | |
発行日 | 2019年 | |
発行元 | KADOKAWA | |
ジャンル |
時代小説 歴史小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
ページ数 | 208 | |
公式サイト | 「首」北野武[文芸書] - KADOKAWA | |
コード | ISBN 978-4-0410-8829-6 | |
ウィキポータル 文学 | ||
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KADOKAWAより2019年12月20日に出版された。著者・北野自身による脚本・編集・監督・主演で、出版社・KADOKAWAの製作により映画化され、2023年11月23日に公開。
あらすじ
編集時は戦国時代。羽柴秀吉と千利休に雇われ、謀反人と逃げ延びた敵を探して各国を旅する曽呂利新左衛門は、信長に反旗を翻した荒木村重を偶然捕らえる。一方、丹波国篠山の農民・茂助は播磨へ向かう秀吉の軍勢を目撃、戦で功を立てようと軍に紛れ込む。
信長、秀吉、光秀、家康を巻き込み、荒木村重の首を巡る戦国の饗宴が始まり、それはやがて本能寺の変へと繋がっていく。
映画
編集首 | |
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Kubi | |
監督 | 北野武 |
脚本 | 北野武 |
原作 | 北野武 |
製作 | 夏野剛 |
出演者 |
ビートたけし 西島秀俊 加瀬亮 中村獅童 木村祐一 浅野忠信 大森南朋 小林薫 岸部一徳 アマレス兄弟 |
音楽 | 岩代太郎 |
撮影 | 浜田毅 |
編集 |
北野武 太田義則 |
製作会社 | KADOKAWA |
配給 |
東宝 KADOKAWA |
公開 | 2023年11月23日 |
上映時間 | 131分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作費 | 15億円 |
興行収入 | 11.6億円 |
原作者・北野自身による脚本・編集・監督・主演のもと、原作小説出版社・KADOKAWAにより製作。2023年11月23日に公開された[1][2]。R15 指定。
総製作費15億円[3]。北野にとっては6年ぶりの新作映画で、2023年5月16日開幕の第76回カンヌ国際映画祭の「カンヌ・プレミア部門」に日本人監督として初めて出品されることが決定した[4]。撮影は山形県鶴岡市(スタジオセディック庄内オープンセット)[5]、岩手県奥州市(えさし藤原の郷)[6]、長野県富士見町[7]、栃木県宇都宮市(若山牧場)・真岡市(鬼怒川河川敷)[8]などで行われた。
なお、北野武脚本・監督作品としては『あの夏、いちばん静かな海。』(1991年)以来、約32年ぶりに東宝の配給作品となる。
キャスト
編集- 羽柴秀吉:ビートたけし
- 明智光秀:西島秀俊
- 織田信長:加瀬亮
- 黒田官兵衛:浅野忠信
- 羽柴秀長:大森南朋
- 難波茂助:中村獅童
- 徳川家康:小林薫
- 千利休:岸部一徳
- 荒木村重:遠藤憲一
- 斎藤利三:勝村政信
- 般若の佐兵衛:寺島進
- 菩薩の権蔵:平原テツ
- 曽呂利新左衛門:木村祐一
- 服部半蔵:桐谷健太
- 本多忠勝:矢島健一
- 宇喜多忠家:堀部圭亮
- 蜂須賀小六:仁科貴
- 滝川一益:中村育二
- 丹羽長秀:東根作寿英
- 高山右近:久保勝史
- 安国寺恵瓊:六平直政
- 清水宗治:荒川良々
- 間宮無聊:大竹まこと
- 森蘭丸:寛一郎
- 織田信忠:中島広稀
- 織田信雄:坂東龍汰
- 弥助:副島淳
- 為三:津田寛治
- 遣手婆・マツ:柴田理恵
- 茂助の父:日野陽仁
- 丁半博打の客:劇団ひとり
- 多羅尾光源坊:ホーキング青山
- 丁次:アマレス兄(アマレス兄弟)
- 半次:アマレス太郎(アマレス兄弟)
スタッフ
編集- 原作:北野武『首』(KADOKAWA刊)
- 脚本・編集・監督:北野武
- 製作:夏野剛
- プロデューサー:福島聡司
- ラインプロデューサー:宿崎恵造
- 撮影監督:浜田毅(JSC)
- 照明:髙屋齋
- 美術:瀨下幸治
- 音楽:岩代太郎
- サウンドデザイナー:柴崎憲治
- 衣裳デザイナー:黒澤和子
- 録音:高野泰雄
- 編集:太田義則
- VFXスーパーバイザー:小坂一順
- 助監督:足立公良
- 特殊メイク/特殊造形スーパーバイザー:江川悦子
- 装飾:島村篤史
- 殺陣師:二家本辰己
- スクリプター:吉田久美子
- キャスティング:椛澤節子
- 製作担当:根津文紀、村松大輔
- 能楽監修:二十六世観世宗家 観世清和
- 配給:東宝、KADOKAWA
- 製作:KADOKAWA
受賞・ノミネート
編集映画賞 | 授賞式 | 部門 | 対象 | 結果 | 出典 |
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第76回カンヌ国際映画祭 | 2023年5月26日 | クィア・パルム | 『首』 | ノミネート | [9] |
第17回アジア・フィルム・アワード | 2024年3月10日 | 助演男優賞 | 中村獅童 | [10] | |
衣装デザイン賞 | 黒澤和子 |
脚注
編集出典
編集- ^ "北野武監督、難産の末6年ぶり新作「首」完成「素晴らしい役者、スタッフのおかげ」と殊勝". 映画.com. 2023年4月15日. 2023年4月23日閲覧。
- ^ "北野武監督最新作「首」2023年秋に全国公開「成功したと思っています」". お笑いナタリー. ナターシャ. 2023年4月16日. 2023年4月23日閲覧。
- ^ “北野武監督の新作映画「首」総製作費は15億円「久々のうれしい会見」KADOKAWA夏野社長”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社 (2023年4月15日). 2023年10月2日閲覧。
- ^ "北野武監督6年ぶりの新作映画「首」カンヌ映画祭で「カンヌ・プレミア」に日本人監督として初出品". nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. 2023年4月13日. 2023年4月23日閲覧。
- ^ スタジオセディック庄内オープンセット [@shonai_os] (2023年5月24日). "スタジオセディックでも撮影した 🎬━#北野武 監督最新作 映画『 #首 』━📽 11/23公開です!お楽しみに🏯". X(旧Twitter)より2023年10月28日閲覧。
- ^ えさし藤原の郷 [@Esashi_Fujiwara] (2023年10月3日). "映画『首』の公開、楽しみです。2021年7月に当園で撮影を行っていただきました。#映画首 #kubi #えさし藤原の郷 #ロケ #奥州市 #奥州市江刺 #岩手県". X(旧Twitter)より2023年10月28日閲覧。
- ^ "信州フィルムコミッションネットワーク推進事業". 長野県. 2023年9月19日. 2023年11月18日閲覧。
- ^ "首|ロケ実績". 栃木県フィルムコミッション. 2023年12月7日閲覧。
- ^ "Queer Palm - Festival de Cannes". queerpalm.org (英語). 2023年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月11日閲覧。
- ^ Frater, Patrick; Ramachandran, Naman (2024年3月10日). "'Evil Does Not Exist' Wins Best Picture at Asian Film Awards". Variety (英語). 2024年3月11日閲覧。
関連項目
編集- ビートたけし
- 2023年の日本公開映画
- ReBORN - 本作以前にビートたけしは同CMにおいて豊臣秀吉を演じていた。
外部リンク
編集- 「首」北野武 文芸書 - KADOKAWA
- 映画「首」オフィシャルサイト
- 映画『首』公式 (@kubi_movie) - X(旧Twitter)
- 首 - allcinema
- 首 - KINENOTE