音響ハウス

日本の録音スタジオ会社

株式会社音響ハウス(おんきょうハウス、: ONKIO HAUS)は、レコーディングミキシングマスタリング・映像編集・MAを主たる業務とする、マガジンハウスなどによって東京都銀座で運営されている会社組織。

株式会社音響ハウス
ONKIO HAUS Inc.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
104-0061
東京都中央区銀座1-23-8
設立 1973年(昭和48年)8月1日
業種 情報・通信業
法人番号 5010001039800 ウィキデータを編集
事業内容 録音貸スタジオ業、映像編集およびポストプロダクション業務、DVD・ブルーレイディスクのオーサリング業務、TVCMオンライン搬入事業、TVCM用字幕制作(クローズドキャプション)等
代表者 代表取締役社長:高根護康
資本金 60,000,000円[1]
従業員数 75名(2021年4月1日現在)
主要株主 株式会社マガジンハウス
平凡商事株式会社
関係する人物 吉田高(マガジンハウス常務取締役)
(平凡商事代表取締役社長)
外部リンク https://www.onkio.co.jp/
テンプレートを表示

音楽のレコーディングスタジオとポストプロダクションの映像編集スタジオ、それに音付けおよび音の加工を行うMAスタジオを併せ持つ総合スタジオである。

本項では2020年公開の映画『音響ハウス Melody-Go-Round』についても記す。

ONKIO HAUS Studio 1 Control Room with SSL SL9064J
ONKIO HAUS Studio 6 Control Room with SSL SL4064G
ONKIO HAUS Studio 1 Main Floor

スタジオ設備

編集

Studio 1

編集
  • スタジオ・メインフロア:面積/天井高 72平方メートル/5.5m
  • スタジオ・ブースA:面積/天井高 3平方メートル/5.5m
  • スタジオ・ブースB:面積/天井高 11平方メートル/5.5m (Piano Booth)
  • スタジオ・ブースC:面積/天井高 9平方メートル/5.5m
  • スタジオ・ブースD:面積/天井高 15平方メートル/5.5m
  • スタジオ・ブースE:面積/天井高 9平方メートル/5.5m
  • コントロール・ルーム:面積/天井高 45平方メートル/5.5m
  • ミキシング・コンソールSSL SL9064J-64VU, J Computer with Total Recall System
  • モニター・スピーカー:Dynaudio M4 CUSTOM、YAMAHA NS-10M STUDIO、Dynaudio BM6
  • モニター・アンプ:CHORD SPA-1016DA 1232DA、CHORD SPA-1016DA、Sony TA-N 86
  • デジタル・オーディオ・ワークステーションProTools|HD3 Accel
  • オーディオ・インターフェース:192 i/o (x4) 48in/48out
  • マルチ・トラック・レコーダー:Sony PCM-3348、STUDER A820M SR/A (with ADAMS.SMITH ZETA-III)
  • マスター・レコーダー:STUDER A820 (1/2 Inch Head Option)、Panasonic SV-3700
  • 常設ピアノ:STEINWAY & SONS Model-D
  • リバーブ:EMT-140、Lexicon 480L、AMS rmx-16、Sony DRE-2000、Sony MU-R201、YAMAHA REV-7、Roland SRV-2000
  • エフェクター:AMS dmx-15-80s、Roland SDE-3000A、YAMAHA SPX-990、YAMAHA SPX-90 II、Eventide H-3000 SE
  • リミッターコンプレッサーNeve 33609、TUBE-TECH LCA-2B、Urei 1176LN (Silver)

Studio 2

編集
  • スタジオ・メインフロア:面積/天井高 58平方メートル/4.3m
  • スタジオ・ブースA:面積/天井高 7.5平方メートル/4.3m
  • スタジオ・ブースB:面積/天井高 8.4平方メートル/4.3m (Piano Booth)
  • スタジオ・ブースC:面積/天井高 5平方メートル/4.3m
  • コントロール・ルーム:面積/天井高 34平方メートル/4.3m
  • ミキシング・コンソール:SSL SL4064G 64VU, G Computer with Total Recall System
  • モニター・スピーカー:Westlake TM-3、YAMAHA NS-10M STUDIO
  • モニター・アンプ:Goldmund Mimesis 28 Evolution、CHORD SPA-1016DA、Sony TA-N 86
  • デジタル・オーディオ・ワークステーション:ProTools|HD3 Accel
  • オーディオ・インターフェース:192 i/o (x4) 48in/48out
  • マルチ・トラック・レコーダー:Sony PCM-3348、STUDER A820M SR/A (with ADAMS.SMITH ZETA-III)
  • マスター・レコーダー:STUDER A820 (1/2 Inch Head Option)、Panasonic SV-3700
  • 常設ピアノ:STEINWAY & SONS Model-C
  • リバーブ:EMT-140TS、Lexicon 480L、AMS rmx-16、Sony DRE-2000、Sony MU-R 201、YAMAHA REV-7、Roland SRV-2000
  • エフェクター:AMS dmx-15-80s、Roland SDE-3000、YAMAHA SPX-990、YAMAHA SPX-90 II、Eventide H-3000 SE
  • リミッター・コンプレッサー:Neve 33609、Urei 1176LN (Black)

Studio 3

編集
  • ブース:面積 14平方メートル
  • コントロール・ルーム:面積 31.4平方メートル
  • コントロール・サーフェース:digidesign Control24
  • モニター・スピーカー:ADAM S5A MK2 (x5)、GENELEC 7070A SubWoofer (x2)、Dynaudio BM-6、YAMAHA NS-10M STUDIO
  • モニター・アンプ:CHORD SPA-1016DA
  • デジタル・オーディオ・ワークステーション:ProTools|HD2 Accel
  • オーディオ・インターフェース:192 i/o (x1) 16in/8out
  • マスター・レコーダー:Panasonic SV-3700、Panasonic SV-3800
  • ヘッド・アンプ:Focusrite ISA-110
  • リバーブ:EMT 140TS、Lexicon 480L、YAMAHA REV-5
  • リミッター・コンプレッサー:Neve 33609、Urei LA-4、TUBE-TECH CL-1B

Studio 6

編集
  • ブース:面積/天井高 13.5平方メートル/2.2m
  • コントロール・ルーム:面積/天井高 35平方メートル/4.3m
  • ミキシング・コンソール:SSL SL4064G 64VU, G Computer with Total Recall System
  • モニター・スピーカー:Dynaudio M-3、YAMAHA NS-10M STUDIO、Dynaudio BM6
  • モニター・アンプ:Goldmund 29M Evolution、CHORD SPA-1016DA
  • デジタル・オーディオ・ワークステーション:ProTools|HD5 Accel
  • オーディオ・インターフェース:192 i/o (x4) 24in/48out
  • マスター・レコーダー:STUDER A820 (1/2 Inch Head Option)、Panasonic SV-3700
  • リバーブ:EMT-140、Lexicon 480L、AMS rmx-16、Sony DRE-2000、Sony MU-R201、YAMAHA REV-7、Roland SRV-2000
  • エフェクター:AMS dmx-15-80s、Roland SDE-3000、YAMAHA SPX-990、YAMAHA SPX-90 II、Eventide H-3500 DFX/E
  • リミッター・コンプレッサー:Neve 33609、Urei 1176LN (Black)、TUBE-TECH CL-1B

その他共有機材

編集
  • リバーブ:Lexicon 224XL
  • ヘッド・アンプ:Neve 1073、SHEP 1073、Focusrite ISA115、AMEK 9098、Drawmer 1960、Grace design m801
  • リミッター・コンプレッサー:dbx 160XT、dbx 165A、Neve 2254、BSS DPR 402、Orban Deesser 526A、EL8M Distressor
  • コンバーター:GML9300H
  • エフェクター:Lexicon M93 Primetime、Eventide H3000、Eventide H949、Roland SDE2000、EXR III EXCITER、SONG BIRD FS1、SONG BIRD TSC1380、MXR AUTO Franger、MXR PHASE Shifter

映画『音響ハウス Melody-Go-Round』

編集
音響ハウス Melody-Go-Round
監督 相原裕美
製作 尾崎紀身
製作総指揮 高根護康
出演者 #出演節を参照
主題歌 HANA with 銀音堂
「Melody-Go-Round」
撮影 北村元朗
編集 宇野寿信
製作会社 音響ハウス
配給 太秦
公開   2020年11月14日
上映時間 99分
製作国   日本
言語 日本語
テンプレートを表示

2019年、スタジオの歴史を描くドキュメンタリー映画『音響ハウス Melody-Go-Round』を製作し[2]2020年11月14日から公開した[3]。監督は相原裕美。

当初はメンテナンスエンジニアの遠藤誠に焦点を当てた、若者向けの就職活動用ショートフィルムを想定していたが、最終的にスタジオを利用した名だたるミュージシャンへのインタビューと、本作の主題歌「Melody-Go-Round」収録のドキュメンタリーなどを混ぜ合わせた構成となった[4][5]。また制作は自社で賄っている。

出演

編集

カッコ内は主題歌「Melody-Go-Round」における役割。

写真のみ出演

ギャラリー

編集

脚注

編集

参考文献

編集
  • A Cross-Network Music Industry Guide『Musicman 23rd Edition 2012-2013』エフビー・コミュニケーションズ株式会社刊、2012年、680〜681頁
  • A Cross-Network Music Industry Guide『Musicman 22nd Edition 2011-2012』エフビー・コミュニケーションズ株式会社刊、2011年
  • A Cross-Network Music Industry Guide『Musicman 21st Edition 2010-2011』エフビー・コミュニケーションズ株式会社刊、2010年
  • A Cross-Network Music Industry Guide『Musicman 20th Edition 2009-2010』エフビー・コミュニケーションズ株式会社刊、2009年
  • A Cross-Network Music Industry Guide『Musicman 19th Edition 2008-2009』エフビー・コミュニケーションズ株式会社刊、2008年

外部リンク

編集
会社・スタジオ関連
映画関連