陳子豪
陳 子豪(ちん しごう、ウェード式:Chen Tzu-Hao、仮名転写:チェン・ズーハオ、1995年7月29日 - )は、台湾(中華民国)台東県出身のプロ野球選手(外野手)。民族は高山族(高砂族)のアミ族。
味全ドラゴンズ | |
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2014年4月13日 | |
基本情報 | |
国籍 | 中華民国(台湾) |
出身地 | 台東県鹿野郷 |
生年月日 | 1995年7月29日(29歳) |
身長 体重 |
179[1] cm 101[1] kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2013年 高校生ドラフト2位 |
初出場 | 2013年10月13日 |
年俸 | 月給120万台湾元(2025年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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陳 子豪 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 陳 子豪 |
簡体字: | 陈 子豪 |
拼音: | Chén Ziháo |
ラテン字: | Chen Tzu-Hao |
注音符号: | ㄔㄣˊㄗˇㄏㄠˊ |
和名表記: | ちん しごう |
発音転記: | チェン・ズーハオ |
経歴
編集2013年6月のドラフト会議でCPBL史上唯一の高校生ドラフトにおいてLamigoモンキーズと兄弟エレファンツから2位指名を受けた[2]。抽選の結果、兄弟エレファンツと契約金250万円、インセンティブ250万円、月給5万円(一軍の場合は7万円)という条件で3年の複数年契約を結んだ。10月13日の統一ライオンズ戦で、CPBL史上最年少先発出場(18歳76日)を果たした。
2014年4月12日の統一ライオンズ戦でCPBL史上最年少本塁打(18歳257日)を放った[注 1]。そして4月25日のLamigoモンキーズ戦ではCPBL史上最年少盗塁(18歳270日)を決めた。オールスターゲームでもCPBL史上最年少出場を更新した。台湾シリーズでは第1・第2戦で台湾シリーズ最年少出場選手となり、第3戦では台湾シリーズ最年少先発出場選手となった。
2016年は7月30日のLamigoモンキーズ戦で初の1試合2本塁打を放った。9月18日の統一ライオンズ戦では王玉譜から駄目押しとなる初満塁本塁打放った。
2017年は4月30日の統一ライオンズ戦(台中インターコンチネンタル野球場)において洪心騏、王鏡銘、傅于剛から1試合3本塁打を記録、CPBL史上20人目というだけではなく、CPBL史上最年少の1試合3本塁打記録となった。6月には打率.463、5本塁打、16打点と結果を残し、月間MVPに輝いた[3]。シーズン上半季終了時までは本塁打、打点のタイトル争いに加わっていたが7月20日、左手の内側靭帯を損傷し2軍へ降格をした[4]。結局、出場試合数を減らしたもののキャリアハイとなる19本塁打を記録した。シーズンオフには2017 アジア プロ野球チャンピオンシップに出場した。
2018年は打率を前年よりも落とすも自己最多となる115試合に出場し[5]、初となるベストナインを獲得した。
2019年は7月23日のLamigoモンキーズ戦(桃園国際野球場)において2回表に江國謙から2点本塁打、6回表と8回表に呉丞哲から3点本塁打、ソロ本塁打を放ち、生涯2回目の1試合3発を記録し、1試合で8打点を稼ぎ個人1試合の打点記録を更新[6]。
2020年は5月前半まで打率1割台と苦しみ、時々スタメンを外れる事が増えた[7]。5月2日に下半身の違和感で登録抹消。同月14日に1軍復帰しそれ以降、右翼手として試合に出場し続けた。その結果、6月の月間打率.317を記録した。9月17日の富邦ガーディアンズ戦で今シーズン第10号ホームランを放ち、張志豪に次ぐチーム歴代2人目となる5年連続二桁本塁打をマークした[8]。最終的には85試合出場に留まるも、打率.288を記録。そして132守備機会中、無失策で自身初のゴールデングラブ賞を受賞した[9]。
2021年は114試合に出場し打率.276、14本塁打、68打点をマークした。
詳細情報
編集年度別打撃成績
編集年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2013 | 兄弟 | 1 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 |
2014 | 85 | 276 | 251 | 36 | 62 | 12 | 3 | 4 | 92 | 29 | 6 | 3 | 6 | 2 | 15 | 1 | 1 | 57 | 5 | .247 | .290 | .367 | .657 | |
2015 | 100 | 339 | 295 | 57 | 88 | 11 | 3 | 5 | 120 | 44 | 4 | 1 | 3 | 2 | 33 | 1 | 5 | 54 | 1 | .298 | .376 | .407 | .783 | |
2016 | 102 | 351 | 314 | 59 | 110 | 19 | 0 | 15 | 174 | 70 | 2 | 2 | 0 | 3 | 30 | 1 | 3 | 56 | 2 | .350 | .409 | .554 | .963 | |
2017 | 78 | 345 | 307 | 63 | 103 | 27 | 2 | 19 | 191 | 64 | 9 | 3 | 0 | 2 | 29 | 5 | 2 | 57 | 6 | .336 | .394 | .622 | 1.016 | |
2018 | 115 | 473 | 414 | 62 | 120 | 25 | 1 | 13 | 186 | 80 | 3 | 0 | 1 | 6 | 48 | 1 | 3 | 95 | 12 | .290 | .363 | .449 | .812 | |
2019 | 111 | 420 | 369 | 71 | 110 | 16 | 0 | 19 | 183 | 78 | 4 | 1 | 1 | 6 | 35 | 5 | 4 | 71 | 13 | .298 | .360 | .496 | .856 | |
2020 | 85 | 328 | 281 | 38 | 81 | 25 | 0 | 11 | 139 | 52 | 2 | 0 | 1 | 2 | 42 | 1 | 1 | 71 | 5 | .288 | .380 | .495 | .875 | |
通算:8年 | 677 | 2535 | 2234 | 386 | 674 | 135 | 9 | 86 | 1085 | 417 | 30 | 10 | 12 | 23 | 232 | 15 | 19 | 461 | 44 | .302 | .369 | .486 | .855 |
- 2020年度シーズン終了時
年度別守備成績
編集年 度 |
球 団 |
外野 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2013 | 兄弟 | 1 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
2014 | 73 | 122 | 4 | 2 | 2 | .984 | |
2015 | 85 | 148 | 4 | 6 | 2 | .962 | |
2016 | 98 | 114 | 5 | 5 | 1 | .960 | |
2017 | 64 | 98 | 0 | 7 | 0 | .933 | |
2018 | 103 | 182 | 6 | 5 | 0 | .974 | |
2019 | 104 | 172 | 9 | 4 | 2 | .978 | |
2020 | 82 | 127 | 5 | 0 | 3 | 1.000 | |
通算 | 636 | 966 | 34 | 29 | 10 | .972 |
- 2020年度シーズン終了時
- 太字年はゴールデングラブ賞受賞
表彰
編集記録
編集- 初記録
- 初出場・初先発出場:2013年10月13日、対統一ライオンズ40回戦(台北市立天母棒球場)、9番・左翼手で先発出場
- 初打席:同上、3回裏に費古洛の前に凡退
- 初安打・初打点・初本塁打:2014年4月12日、対統一ライオンズ5回戦(台北市立天母棒球場)、6回表に李金木から右越ソロ
- 初盗塁:2014年4月25日、対Lamigoモンキーズ8回戦(桃園国際野球場)、6回表に二盗(投手:林國裕、捕手:劉時豪)
- その他の記録
- オールスターゲーム出場:5回(2014年 - 2015年、2017年 - 2019年)
背番号
編集- 9(第26回AAA世界野球選手権大会)
- 1(2013年 - 2024年)
- 10(2017アジアチャンピオンシップ)
代表歴
編集- 第26回AAA世界野球選手権大会 チャイニーズタイペイ代表
- 2017 アジア プロ野球チャンピオンシップ チャイニーズタイペイ代表
脚注
編集注釈
編集- ^ この記録は後にLamigoモンキーズの林承飛によって破られる
出典
編集- ^ a b 台湾野球Wiki 陳子豪
- ^ “台湾プロ野球、最初で最後の高校生ドラフト会議 | 芸能スポーツ | 中央社フォーカス台湾 MOBILE”. japan.cna.com.tw. 2020年5月29日閲覧。
- ^ “陳子豪生涯第1個單月MVP 守備順打擊跟著順 | 蘋果新聞網 | 蘋果日報” (中国語). 蘋果新聞網. 2017年7月2日閲覧。
- ^ 自由時報. “中職》陳子豪手肘傷下二軍 詹智堯、林泓育暫休戰- 中日對照讀 - 自由電子報”. features.ltn.com.tw. 2017年7月20日閲覧。
- ^ “王柏融選手の成功次第だが…… 次に海を渡りそうな台湾人選手は? | パ・リーグ インサイト | パ・リーグ公式メディア情報サイト” (jp). insight.official-pacificleague.com. 2018年11月20日閲覧。
- ^ “中職/陳子豪生涯第2次3響砲 8分打點個人新高 | 棒球 | 運動 | 聯合新聞網”. web.archive.org (2019年7月23日). 2019年7月23日閲覧。
- ^ “陳子豪太心急開季遇低潮 透過練習慢慢調整 | 運動 | 中央社 CNA” (中国語). www.cna.com.tw. 2020年4月25日閲覧。
- ^ “中職|陳子豪連續5年單季10轟 超越恰恰獨居兄弟隊史第2 | 蘋果新聞網 | 蘋果日報” (中国語). 蘋果新聞網. 2020年9月18日閲覧。
- ^ TSNA. “陳子豪例行賽0失誤 兄弟「雙子星」首奪金手套” (中国語). news.tsna.com.tw. 2020年11月9日閲覧。