長谷部浩
略歴
編集埼玉県生まれ。本名・松野 誠[2][1]。慶應義塾大学法学部卒業。
出版社勤務を経て、東京藝術大学美術学部先端芸術表現科助教授、同准教授を経て、2010年より同教授。2020年夏学期には、ウィーン大学演劇・映画・メディア研究所のプロフェッショナル・リサーチ・フェローを務める。2024年1月、最終講義。2024年3月、東京藝術大学を定年退職。同年7月、東京藝術大学名誉教授。
現代演劇から歌舞伎まで広く論じる。日本経済新聞(現代演劇)、東京新聞(歌舞伎)で劇評担当を歴任。雑誌「悲劇喜劇」(早川書房)で、「シーン・チェンジズ」を連載。
新作歌舞伎、蜷川幸雄演出『NINAGAWA 十二夜』(2005年初演、2009年ロンドン・バービカン劇場で再演)では、ドラマターグの役割を務める。読売演劇大賞選考委員などを歴任。現在は、紀伊国屋演劇賞審査委員。
著書
編集- 『4秒の革命 東京の演劇1982-1992』河出書房新社 1993
- 『傷ついた性 デヴィッド・ルヴォー演出の技法』紀伊國屋書店 1997
- 『盗まれたリアル 90年代演劇は語る』アスキー・アスペクト 1998
- 『野田秀樹論』河出書房新社 2005
- 『菊五郎の色気』文春新書 2007
- 『菊之助の礼儀』新潮社 2014
- 『野田秀樹の演劇』河出書房新社 2014
- 『天才と名人 中村勘三郎と坂東三津五郎』文春新書 2016
- 『権力と孤独 演出家蜷川幸雄の時代』岩波書店、2017
共著
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c 日本演劇協会 2010, p. 63, 「演劇人人名録」
- ^ “松野 誠 (長谷部 浩)”. CiNii Research. 国立情報学研究所. 2024年3月30日閲覧。
参考文献
編集- 日本演劇協会(監修・編集)『演劇年鑑2010別冊』日本演劇協会〈平成21年度文化庁芸術団体人材育成支援事業〉、2010年(2010年3月31日発行)、全127頁。ISBN 978-4-09-671030-2。「芸名/筆名・①本名・②職種・⑤生年月日・出生地・⑥学歴・⑦現職・⑧著書等」
外部リンク
編集- 長谷部浩教授 - 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科
- 【長谷部浩教授退任記念講演会】 最終講義「身体と言語について」 - 先端芸術表現科
- 長谷部浩 (hasebehiroshi) - note
- 長谷部浩 (@hasehirodesu) - X(旧Twitter)
- TheaterGoer Directoy 長谷部浩の劇評
- 歌舞伎の新潮流
- 長谷部浩の演劇散歩