金融国際審議官
国家公務員の官職の一つ
金融国際審議官(きんゆうこくさいしんぎかん、英訳:Vice Minister for International Affairs, Financial Services Agency)は、日本の国家公務員の官職の一つである。
位置づけ
編集金融庁において金融庁長官と並ぶ次官級ポストである。定数は1人。金融国際審議官は、命を受けて、金融庁の所掌事務のうち、国際的に処理を要する事項に関する事務を総括整理することとされており、金融に関する国際交渉を主担とする。
金融庁の局長以下の職員がおおむね内閣府事務官という官名であるのに対し、金融庁長官と金融国際審議官は職名であるとともに官名でもあるため別途内閣府事務官の官名は持たない。
沿革
編集歴代金融国際審議官
編集代 | 氏名 | 在任期間 | 前職 | 退任後の要職 |
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1 | 河野正道 | 2014年8月29日 - 2016年7月1日 | 国際政策統括官 | 経済協力開発機構事務次長[2] |
2 | 氷見野良三 | 2016年7月1日 - 2020年7月20日 | 総務企画局審議官 | 金融庁長官 |
3 | 森田宗男 | 2020年7月20日 - 2021年7月8日 | 総合政策局長 | 農林中金総合研究所 エグゼクティブ・アドバイザー |
4 | 天谷知子 | 2021年7月8日 - 2023年7月4日 | 国際総括官 | 東日本旅客鉄道取締役、川崎重工業取締役 |
5 | 有泉秀 | 2023年7月4日 - | 国際総括官 |
脚注
編集出典
編集- ^ “平成27年度予算、機構・定員要求について” (PDF). 金融庁 (2014年8月29日). 2014年9月5日閲覧。
- ^ OECDは河野正道氏を事務次長に任命OECD