逸木裕
日本の小説家、推理作家
1980年11月1日[1] -)は、日本の小説家、推理作家。
(いつき ゆう、逸木 裕 (いつき ゆう) | |
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誕生 |
1980年11月1日(44歳) 東京都 |
職業 |
小説家 推理作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 学習院大学法学部卒業 |
活動期間 | 2016年 - |
ジャンル |
小説 推理小説 |
主な受賞歴 |
横溝正史ミステリ大賞(2016年) 日本推理作家協会賞(2022年) |
デビュー作 | 『虹を待つ彼女』(2016年) |
公式サイト | https://yuitk.work/ |
ウィキポータル 文学 |
経歴・人物
編集東京都生まれ[2]。学習院大学法学部を卒業する[3]。フリーランスのウェブエンジニア業のかたわら、小説の執筆を開始する[3]。2016年、「虹になるのを待て」でKADOKAWAが主催する第36回横溝正史ミステリ大賞を受賞する[注 1][4][5]。同年、同作を「虹を待つ彼女」と改題し刊行、小説家デビューを果たす[2]。2019年、「イミテーション・ガールズ」で第72回日本推理作家協会賞(短編部門)候補。2022年、「スケーターズ・ワルツ」で第75回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞[6]。
中学1年生の頃には、小説を書きたいと思っていた。高校生の頃には、実際に小説を書いていた[3]。中学生の頃には、綾辻行人や宮部みゆきなどの作品を愛読しており、新本格の作品、エラリー・クイーンやアガサ・クリスティなどの古典名作などに親しんできた[3]。好きな作家はロバート・R・マキャモン、貴志祐介、漫画家の岩泉舞[7]。
ミステリ・ランキング
編集- 週刊文春ミステリーベスト10
- 2024年 - 『彼女が探偵でなければ』16位
- このミステリーがすごい!
- 2017年 - 『虹を待つ彼女』16位
- 2025年 - 『彼女が探偵でなければ』24位
- 本格ミステリ・ベスト10
- 2025年 - 『彼女が探偵でなければ』12位
- ミステリが読みたい!
- 2017年 - 『虹を待つ彼女』17位
- 2025年 - 『彼女が探偵でなければ』20位
作品リスト
編集単行本
編集- 虹を待つ彼女(2016年9月 KADOKAWA / 2019年4月 角川文庫)
- 少女は夜を綴らない(2017年7月 KADOKAWA / 2020年6月 角川文庫)
- 星空の16進数(2018年6月 KADOKAWA / 2021年12月 角川文庫)
- 電気じかけのクジラは歌う(2019年8月 講談社 / 2022年1月 講談社文庫)
- 銀色の国(2020年5月 東京創元社 / 2023年2月 創元推理文庫)
- 空想クラブ(2020年8月 KADOKAWA)
- 五つの季節に探偵は(2022年1月 KADOKAWA / 2024年8月 角川文庫)
- 収録作品:イミテーション・ガールズ / 龍の残り香 / 解錠の音が / スケーターズ・ワルツ / ゴーストの雫
- 風を彩る怪物(2022年6月 祥伝社)
- 祝祭の子(2022年8月 双葉社)
- 世界の終わりのためのミステリ(2023年6月 星海社FICTIONS)
- 収録作品:江ノ島スーサイドカフェ / かくれんぼメテオライト / 新宿シンギュラリティ / 別離エアポート
- 四重奏(2023年12月 光文社)
- 彼女が探偵でなければ(2024年9月 KADOKAWA)
- 収録作品:時の子 / 縞馬のコード / 陸橋の向こう側 / 太陽は引き裂かれて / 探偵の子
単行本未収録作品
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 受賞時のペンネームは木逸裕(きいつ ゆう)。
出典
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 逸木 裕 (@yu_itk) - X(旧Twitter)