賈 曾(か そう、? - 727年)は、中国の詩人。洛陽の出身。賈至の父。

略歴

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賈言忠の子として生まれた。景雲年間(710年頃)、吏部員外郎となり、皇太子(のちの玄宗)に才能を認められて、太子づきの太子舎人になった。

玄宗の即位後は、諫議大夫・中書舎人を歴任、一時罪によって洋州刺史に左遷されたが、最後は礼部侍郎に至った。

詩人としての彼

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賈曾の作品に『春和春日出苑矚目応令(「春日、苑に出でしときの矚目」に和し奉る 応令)』(七言律詩)がある。

春和春日出苑矚目応令
銅龍暁闢問安廻 銅龍暁に闢(ひら)き安(あん)を問うて廻(かえ)り
金輅春遊博望開 金輅(きんろ)春遊(しゅんゆう)して博望(はくぼう)開く
渭北晴光揺草樹 渭北(いほく)の晴光(せいこう) 草樹(そうじゅ)に揺らぎ
終南佳気入楼台 終南(しゅうなん)の佳気(かき) 楼台に入(い)る
招賢已得商山老 賢を招いては已(すで)に得たり 商山(しょうざん)の老
託乗還徴鄴下才 乗(じょう)に託しては還(ま)た徴(め)す 鄴下(ぎょうか)の才
臣在東周独留滞 臣は東周に在りて独り留滞(りゅうたい)するも
忻逢睿藻日辺来 睿藻(えいそう)の日辺(じっぺん)より来(きた)れるに逢うを忻(よろこ)ぶ

出典

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