蘇長竜
蘇長竜 (そ ちょうりゅう、スー チャンロン、1982年1月28日~)は、天津市出身の中華人民共和国の野球選手、野球指導者。[1]天津ライオンズ所属。
天津ライオンズ #58 | |
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基本情報 | |
国籍 | 中華人民共和国 |
出身地 | 天津市北辰区 |
生年月日 | 1982年1月28日(42歳) |
身長 体重 |
175 cm 91 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
国際大会 | |
代表チーム | 中国 |
WBC | 2023年 |
この表について
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蘇長竜(蘇長龍) | |
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各種表記 | |
繁体字: | 蘇長龍 |
簡体字: | 苏长龙 |
ラテン字: | Su Changlong |
和名表記: | そ ちょうりゅう |
発音転記: | スー チャンロン |
経歴
編集小学生時、放課後に学校で勧誘活動を行う野球クラブの練習を見ていたが、そのコーチから誘いを受けたのが競技生活のスタートだった。[2] 1998年から天津市野球隊に参加、[1]2002年に中国野球リーグ(CBL)が発足すると天津ライオンズに所属した。 2003年にはアテネオリンピックの予選を兼ねて札幌ドームで開催されたBFAアジア野球選手権大会の中国代表に選出され、日本戦で登板し1回を無失点に抑えた。[3]2005年にはCBLの最優秀左投手に選ばれた。[4]2008年に東京ドームで開催された2008年のアジアシリーズでは中国代表としては初めて単体チームで出場した天津ライオンズの一員として来日、CPBLで優勝した統一セブンイレブン・ライオンズ相手に先発し4回2死まで無安打投球を見せ、この大会で優勝した統一から金星を上げるまであと一歩の試合展開を作った。[5]
2013年の中華人民共和国全国運動会(全運会)後、プレーを続けるか迷っていたが監督の説得を受けて競技を続行。在籍中に天津市代表は二度(2001年、2005年)全運会で優勝していたが、当時はまだ若手だったことから主力選手として優勝したいという思いを抱き4年間準備を続けた。2017年、地元開催となった第13回全運会で天津隊を優勝に導き、35歳での引退を示唆していた。[6]
しかし、その後も現役を続行。2021年の全運会の代表に入り、決勝戦に登板した。[7]2023年には41歳にして初めて第五回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の中国代表に選出された。[8]本人にとっては14年ぶりの国家代表選出であり[9]、この大会においてネルソン・クルーズ、アダム・ウェインライトに次ぐ3番目の年長選手となった。[2]初戦の日本戦に4番手として登板、牧秀悟に本塁打を浴びた。[10]同年10月に浙江省紹興市で開催された杭州アジア大会の野球競技にも引き続き中国代表として出場。10月3日の日本戦では3番手として登板し満塁のピンチを抑え[11]、中国野球史上初の日本戦勝利に貢献した。[12]
プレースタイル・人物
編集利き手を隠すようなテイクバックから130キロ中盤の速球を低めに集める。[9]変化球はカーブ、スライダー、チェンジアップを投じる。[5]
代表歴
編集脚注
編集- ^ a b “4金!2银!1次打破亚洲纪录!北辰健儿闪耀亚运会赛场!”. 搜狐 (2023年10月10日). 2023年11月4日閲覧。
- ^ a b “【棒球人生】“老大哥”出征世界棒球经典赛,将自己的热爱奉献给中国棒球的未来”. 腾讯新闻 (2023年3月12日). 2023年11月4日閲覧。
- ^ “試合結果(決勝リーグ) 中国vs.日本”. NPB.jp 日本野球機構. 2023年11月4日閲覧。
- ^ “全国棒球联赛北京猛虎三连冠 最佳左投苏长龙”. 新浪体育 (2005年7月10日). 2023年11月4日閲覧。
- ^ a b “急成長を証明した天津と、個のレベルの高さを発揮した統一”. スポーツナビ (2008年11月13日). 2023年11月4日閲覧。
- ^ “【津彩全运·海河儿女】35岁的天津棒球老臣苏长龙敞开心扉—— 酸甜苦辣我经历了,谢谢老天眷顾,我不后悔”. 荔枝网新闻 (2017年9月8日). 2023年11月4日閲覧。
- ^ “全运会:江苏3:1击败天津夺得男子棒球冠军”. 海外网 (2021年9月13日). 2023年11月4日閲覧。
- ^ “蘇長竜”. 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC. 2023年11月4日閲覧。
- ^ a b “過去4大会では接戦も複数回の「未知なる相手」中国/カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール 対戦国紹介”. 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC (2023年3月8日). 2023年11月4日閲覧。
- ^ “【WBC】ニューヘア牧秀悟、チーム1号で大勝貢献「ペッパーミル」&「デスターシャ」披露”. 日刊スポーツ (2023年3月10日). 2023年11月4日閲覧。
- ^ “中国に0対1で完封負け 予選を2勝1敗で終えてA組2位でスーパーラウンドへ”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2023年10月3日). 2023年11月4日閲覧。
- ^ “将日本队逼至绝境,这是亚运中国棒球的奋斗故事”. 凤凰网 (2023年10月7日). 2023年11月4日閲覧。