蓮華寺 (京都市右京区)
京都市右京区にある真言宗御室派の別格本山
蓮華寺(れんげじ)は、京都市右京区御室大内にある真言宗御室派の別格本山の寺院。山号は五智山(ごちさん)。本尊は阿弥陀如来。キュウリに疫病を封じ込め、病気平癒を祈願するきゅうり封じの法要で知られる。
蓮華寺 | |
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不動堂 | |
所在地 | 京都府京都市右京区御室大内20 |
位置 | 北緯35度1分45.76秒 東経135度42分56.25秒 / 北緯35.0293778度 東経135.7156250度 |
山号 | 五智山 |
宗派 | 真言宗御室派 |
寺格 | 別格本山 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 天喜5年(1057年) |
開基 |
藤原康基 後冷泉天皇(勅願) |
別称 | 五智山 |
札所等 | 近畿三十六不動尊第15番 |
公式サイト | 五智山蓮華寺 |
法人番号 | 1130005002201 |
歴史
編集天喜5年(1057年)に後冷泉天皇の勅願により、藤原康基が広沢池の近くに開創し、やがて仁和寺の奥の院とされた。その後、応仁の乱の兵火に遭い、寺地を鳴滝音戸山の山上に移し、長い荒廃の時代が続いた。
伊勢国生まれの江戸の豪商出身の常信(樋口平太夫家次)が寛永18年(1641年)に再興し、仁和寺の覚深法親王から「五智山蓮華寺」の寺号を改めて安堵された。今日も境内にその姿を見ることが出来る五智如来石像(大日如来、阿弥陀如来、釈迦如来、宝生如来、薬師如来)も、この際に、常信が木食僧坦称に依頼して作成させたものである。
1928年(昭和3年)、仁和寺の東隣である現在地に寺地を移す。1958年(昭和33年)、五智如来石像をはじめとして、音戸山に残されて離散・損傷していた石仏群を収集・修復して境内にあらためて祀った[1]。
境内
編集御詠歌
編集つみとがも やきほろぼさん ちかいにて ほのほのなかに たちませるみを[2]
前後の札所
編集- 近畿三十六不動尊霊場
- 14 仁和寺 - 15 蓮華寺 - 16 三千院