若美山三雄
若美山 三雄(わかみやま みつお、1936年1月11日 -没年不明 )は、花籠部屋に所属した元力士。名は土井 三雄(つちい みつお)。現在の北海道紋別郡遠軽町出身。身長173cm、体重86kg。最高位は東十両15枚目。得意技は左四つ、上手投げ[1]。
経歴
編集1954年9月場所に初土俵。幕下までは順調に出世したが、幕下では長い間上位に進出できずに苦戦していた。しかし、1960年9月場所に7戦全勝で幕下優勝を果たし、翌11月場所に十両に昇進した。新十両の場所は6勝9敗と負け越し、 1場所で幕下に陥落した。十両を3場所務めたが勝ち越したのは1961年3月場所の1場所だけであった。十両から陥落した後も幕下上位で相撲を取っていたが、1962年1月場所限りで26歳で廃業した。
主な成績
編集- 通算成績:173勝149敗 勝率.537
- 十両成績:20勝25敗 勝率.444
- 現役在位:39場所
- 十両在位:3場所
- 各段優勝
- 幕下優勝:1回(1960年9月場所)
場所別成績
編集一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
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1954年 (昭和29年) |
x | x | x | x | 新序 2–1 |
x |
1955年 (昭和30年) |
西序二段64枚目 5–3 |
西序二段17枚目 6–2 |
西三段目70枚目 5–3 |
x | 西三段目48枚目 2–6 |
x |
1956年 (昭和31年) |
西三段目59枚目 6–2 |
西三段目25枚目 4–4 |
西三段目23枚目 6–2 |
x | 東三段目筆頭 4–4 |
x |
1957年 (昭和32年) |
西幕下75枚目 6–2 |
西幕下58枚目 5–3 |
東幕下48枚目 4–4 |
x | 東幕下48枚目 4–4 |
西幕下46枚目 6–2 |
1958年 (昭和33年) |
東幕下35枚目 6–2 |
東幕下24枚目 5–3 |
東幕下16枚目 3–5 |
西幕下20枚目 1–7 |
東幕下37枚目 5–3 |
東幕下25枚目 3–5 |
1959年 (昭和34年) |
西幕下28枚目 7–1 |
西幕下12枚目 4–4 |
東幕下13枚目 4–4 |
西幕下11枚目 1–7 |
西幕下26枚目 4–4 |
東幕下26枚目 3–5 |
1960年 (昭和35年) |
東幕下38枚目 7–1 |
東幕下16枚目 3–5 |
東幕下21枚目 5–3 |
西幕下10枚目 4–3 |
東幕下9枚目 優勝 7–0 |
東十両16枚目 6–9 |
1961年 (昭和36年) |
西幕下筆頭 4–3 |
西十両18枚目 9–6 |
東十両15枚目 5–10 |
東幕下7枚目 3–4 |
西幕下8枚目 4–3 |
西幕下5枚目 3–5 |
1962年 (昭和37年) |
西幕下8枚目 引退 2–5–0 |
x | x | x | x | x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
改名歴
編集- 土井 三雄(つちい みつお)1954年9月場所
- 若北見 三雄(わかきたみ みつお)1955年1月場所
- 土井 三雄(つちい みつお)1955年3月場所 - 1960年3月場所
- 若美山 三雄(わかみやま みつお)1960年5月場所 - 1961年7月場所
- 土井 三雄(つちい みつお)1961年9月場所 - 1962年1月場所
参考文献
編集- 大相撲力士名鑑平成13年版、水野尚文、京須利敏、共同通信社、2000年、ISBN 978-4764104709
出典
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 若美山 三雄 - 相撲レファレンス