羅漢寺川
東京都目黒区内の暗渠を流れる河川
概要
編集現在の目黒本町一丁目8番付近に端を発し、現在の林試の森公園の北側に沿って東へ流れ、後述する支流を合わせて目黒不動尊の南を通り、河川名の由来である五百羅漢寺に至る。ここからは再び複数の流れに分岐した上で、それぞれ現在の下目黒二丁目で目黒川の右岸に、ほぼ直角に合流する[1]。
1960年代後半から1980年代半ばにかけて暗渠化され[1]、上部は道路や路地になっている。林試の森公園に接した暗渠上は遊歩道「羅漢寺川プロムナード」として整備されている。
支流
編集六畝 ()川
- 入谷川
利用
編集入谷川の源流の湧水は、昭和初期まで付近の農家の洗い場として利用されていた。羅漢寺川と入谷川の合流地付近には、川の水を利用した庭園「目黒花壇・苔香園」があった。下目黒の目黒川右岸にあった水田は、目黒川からは水位が低いために水を田に引き入れることができず、羅漢寺川を水源としていた[1]。