粗面岩
粗面岩(そめんがん、trachyte、トラカイト)は、優白質であるが石英をほとんど含まず、アルカリ長石を主成分とする珪長質火山岩。深成岩の閃長岩に対応する。
概説
編集粗面岩より斜長石が多くなると粗面安山岩(英: trachyandesite)[1][注 1]になる。
流紋岩の旧名である「石英粗面岩」(liparite)とは関係ない。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b 『粗面安山岩』 - コトバンク
- ^ 大場与志男 1996.
- ^ 片山信夫 et al. 1970.
参考文献
編集- 大場与志男 著「粗面安山岩」、地学団体研究会 編『新版地学事典』平凡社、1996年。ISBN 4582115063。
- 片山信夫; 森本良平; 木村敏雄 ほか 編「ラタイト」『新版地学辞典(2)鉱物学・岩石学・鉱床学・地球化学・火山学』古今書院、1970年。ISBN 4772212671。
- 黒田吉益・諏訪兼位『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』共立出版、1983年、ISBN 4-320-04578-5。
- 益富壽之助『原色岩石図鑑 全改訂新版』保育社、1987年、ISBN 4-586-30013-2。
- 山崎貞治『はじめて出会う岩石学 — 火成岩岩石学への招待』共立出版、1990年、ISBN 4-320-04623-4。
- 豊遙秋・青木正博『検索入門 鉱物・岩石』保育社、1996年、ISBN 4-586-31040-5。