竹村 拓(たけむら ひろし、1953年10月24日[6][7] - )は、日本声優、元舞台俳優東京都葛飾区出身[4]千葉県育ち[1]オフィス薫所属[6]

たけむら ひろし
竹村 拓
プロフィール
本名 竹村 拓[1][2][注 1]
性別 男性
出身地 日本の旗 日本東京都葛飾区[4]千葉県[1]
生年月日 (1953-10-24) 1953年10月24日(71歳)
血液型 AB型[5]
職業 声優
事務所 オフィス薫[6]
公式サイト 竹村 拓|オフィス薫
公称サイズ(時期不明)[6]
身長 / 体重 165 cm / 65 kg
活動
活動期間 1970年代 -
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経歴

東京都葛飾区で誕生し[4]、15歳の時に東京都から千葉県に転居[1]

小学生の頃は、なりたいものがコロコロと変わっていたという[1]。小学3年生の頃に、音楽の教師がやたらにクラシックのレコードを授業で聴かせてくれるため、「クラシックっていいな」と思い、音楽家になってみたいと思っていた[1]。小学校の高学年になると、東京オリンピックがあり、スポーツ選手になりたいと思った[1]。周囲から刺激を受けたり、何かに感激すると、それに関連した職業になりたいと思っていたという[1]

東邦大学付属東邦高等学校[1][8]卒業後は医科大学進学を考えていたが、学費が莫大な額であることを知り断念。高校3年生の時は、映画評論家になろうと思い、日本大学芸術学部映画学科進学も考えたが、映画産業は既に斜陽産業だという周囲の意見を聴いたこと、父に「映画ではこれから食べていけないぞ」と言われ、これも断念[1][4]。親の勧めに従って獣医科大学に進学した[4]

野沢那智主宰の劇団薔薇座出身者の一人[7]。当時は浪人をしていた頃に、ラジオで「劇団薔薇座で研究生を募集しています」というのを聞いていたという[2]。野沢と白石冬美のラジオを聞いており、興味を持ったため、「冷やかしでいいから受けてみよう」と思ったという[2]。両親からは「そんなことやるんだったら、家でムダめし食わすわけにはいかない!」と勘当され、自立[1]。朝10時から夜6時まで牛乳屋に住み込みで働きながら、劇団でレッスンを受けていたという[1]。野沢の弟子であるが、元々は舞台俳優としてのキャリアが中心だった。薔薇座は1980年に退団し、その後は役者は辞め、東京都内の割烹料亭にフロアマネージャーとして就職した。その後、薔薇座に残っていたデモテープを聴いた千葉耕市が、音響監督を務めていた『クラッシャージョウ』のオーディションを受けて欲しいと要請。役者は引退していた身であったがオーディションに合格、29歳で『クラッシャージョウ』で主演声優として本格的にデビューした[4]

その後、ぷろだくしょんバオバブ[1][2][4]フリー[2][8]を経て、オフィス薫所属となった[6]

テレビアニメ『鎧伝サムライトルーパー』のメインキャラクターの羽柴当麻を演じ、これをきっかけに1989年に結成され大ヒットした声優ユニットNG5」のメンバーの1人。

2023年9月末を以て、長年担当していた『サザエさん』の甚六役を降板した。

人物

音域テノール[6]

趣味はビリヤードスキー釣りテニス[6]

小学校時代、草野球をしており、少年野球大会に出場した[1]。中学時代では当初、バスケット部に所属していたが、背が小さいことからポジションはセンターで、45度からシュートしたかったが、どうも向いてないと感じていた[1]。その頃からサッカーブームになりかけていたことから、新しくできたサッカー部に所属し、高校時代にも所属していた[1]

父はサラリーマン[4]

出演

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ

1978年
1979年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2003年
2004年
2007年
2008年
2009年
2010年

劇場アニメ

OVA

ゲーム

CD

  • 銀河漂流バイファム ドラマ編 ジェイナス愛の航海日誌…気分はもう主役(バーツ・ライアン)
  • クラッシャージョウ 銀河系最後の秘宝(ジョウ
  • ザ・マスターズファイター(坂本辰之助)
  • ビックリマン 愛の戦士ヘッドロココ イメージアルバム(ヘッドロココ
  • 桃太郎伝説 夢・しゃりばり / 夢しゃりばりII、桃王(ドラマ出演、ボーカル)
  • 鎧伝サムライトルーパーシリーズ
    • 君を眠らせない
    • BEST FRIENDS
    • ドラマCD 天空伝
    • ドラマCD 光輪伝
    • ドラマCD 月
    • カセットコレクション そして五人
  • 寝室の鍵買います(妹尾義喬)
  • ロードス島戦記パーン
    • ロードス島戦記 幻惑の魔石
    • ロードス島戦記2 宿命の魔術師

吹き替え

映画

テレビドラマ

アニメ

ドラマ

  • TOKYO CITY めるへん

その他コンテンツ

  • タカラ 戦え!スーパージンライ(ジンライ)

脚注

シリーズ一覧

  1. ^ 『F』(2000年)、『F.I.F』(2001年)、『PORTABLE』(2006年)、『SPIRITS』(2007年)、『WARS』(2009年)、『WORLD』(2011年)、『OVER WORLD』(2012年)、『GENESIS』(2016年)、『CROSSRAYS』(2019年)
  2. ^ GC』『MX』(2004年)、『MX ポータブル』(2005年)、『XO』(2006年)、『A PORTABLE』『Z』(2008年)

注釈

  1. ^ 本名の読みを「たけむら たく」と書かれた資料もある[3]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 「声優インタビュー 竹村拓さんの巻」『月刊OUT』1984年11月号、みのり書房、1984年11月1日、78-83頁。 
  2. ^ a b c d e 鈴木倫太郎(編)「ジ・インタビュー 竹村拓」『月刊OUT』1990年4月号、みのり書房、1990年4月1日、28-29頁、雑誌01587-4。 
  3. ^ a b c d e 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、173頁。ISBN 4-87376-160-3 
  4. ^ a b c d e f g h 『ジ・アニメ』(近代映画社)1983年6月号 168ページ『声優クローズあっぷ』より。
  5. ^ 竹村 拓|声優名鑑”. 声優グランプリweb. 2020年2月15日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g 竹村 拓”. オフィス薫. 2020年2月15日閲覧。
  7. ^ a b 「異床同夢座談会」『マイアニメ』1983年1月号、秋田書店、1982年12月、165-170頁。 
  8. ^ a b 『日本タレント名鑑(1988年版)』VIPタイムズ社、1988年、141頁。 
  9. ^ BAD TASTE 編「第1章 聖戦士たち --キャラクター&メカニック-- Character File」『聖戦士ダンバイン大全』双葉社、2004年3月5日、62頁。ISBN 4-575-29653-8 
  10. ^ ゴッドマジンガー”. トムス・エンタテインメント 公式サイト. トムス・エンタテインメント. 2024年3月28日閲覧。
  11. ^ おねがい!サミアどん”. KBS京都. 2020年12月4日閲覧。
  12. ^ CHARACTERS”. 「機甲戦記ドラグナー」公式サイト. サンライズ. 2023年10月11日閲覧。
  13. ^ キャラクター/キャスト”. 東映アニメーションラインナップ. トランスフォーマー 超神マスターフォース. 東映アニメーション. 2022年9月18日閲覧。
  14. ^ a b 松田岳久 編「設定資料集」『トランスフォーマージェネレーション』勁文社〈ケイブンシャの大百科別冊〉、2001年7月30日、109頁。ISBN 4-7669-3800-3 
  15. ^ STAFF&CAST|新世紀GPXサイバーフォーミュラ”. 新世紀GPXサイバーフォーミュラ OFFICIAL WEB. 2022年9月30日閲覧。
  16. ^ 作品概要”. 『機動新世紀ガンダムX』 公式サイト. サンライズ. 2020年9月3日閲覧。
  17. ^ 13 CAST”. 銀河漂流バイファム. 2020年12月4日閲覧。
  18. ^ シティーハンター 百万ドルの陰謀”. サンライズワールド. サンライズ. 2023年1月16日閲覧。
  19. ^ a b c d OVA CAST”. 銀河漂流バイファム. 2020年12月4日閲覧。
  20. ^ STAFF&CAST|新世紀GPXサイバーフォーミュラ11”. 新世紀GPXサイバーフォーミュラ OFFICIAL WEB. 2022年9月30日閲覧。
  21. ^ STAFF&CAST|新世紀GPXサイバーフォーミュラZERO”. 新世紀GPXサイバーフォーミュラ OFFICIAL WEB. 2022年9月30日閲覧。
  22. ^ ゲマイナー”. ザールブルグどっとこむ. ガスト. 2004年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月9日閲覧。

外部リンク