稲積公園駅

北海道札幌市手稲区にある北海道旅客鉄道の駅

稲積公園駅(いなづみこうえんえき)は、北海道札幌市手稲区富丘1条4丁目にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線である。駅番号S06電報略号スミ。駅の北に手稲稲積公園がある。

稲積公園駅
南口(2018年10月)
いなづみこうえん
Inazumikōen
S07 手稲 (1.3 km)
(2.2 km) 発寒 S05
地図
所在地 札幌市手稲区富丘1条4丁目4
北緯43度6分43.1秒 東経141度15分25.52秒 / 北緯43.111972度 東経141.2570889度 / 43.111972; 141.2570889座標: 北緯43度6分43.1秒 東経141度15分25.52秒 / 北緯43.111972度 東経141.2570889度 / 43.111972; 141.2570889
駅番号 S06
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線
キロ程 277.0 km(函館起点)
電報略号 スミ
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
4,638人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1986年昭和61年)11月1日[新聞 1]
備考
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北口(2008年9月)

歴史

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駅開業前の仮称は「稲積」だった[新聞 2]

年表

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駅名の由来

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附近の手稲稲積公園の名称から。

「稲積」の名称は1902年(明治35年)に小樽の稲積豊次郎が当地で農場を開いたことに由来する[5]

駅構造

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北西から南東に走る高架線の下に駅がある。ホームは相対式2面2線(ホーム長:135m[6])。当駅付近は3つの河川(三樽別川富丘川・中の川)に挟まれた低地で、洪水の被害を受けることがしばしばあったため、あらかじめ複線ともに北側13.8mに振る準備工事[7]を経て(のち鉄工団地通が建造されたため跡は殆ど残っていない)、もとの路盤上に1983年9月に高架化[8](同時に踏切2ケ所廃止)された。当時の準備工事は明らかでないが、3年後に発寒中央発寒稲穂各駅と同時に開業した。ホームの札幌方を、富丘通が高々架で跨いでいる(2005年12月26日開通)。

手稲駅管理の業務委託駅北海道ジェイ・アール・サービスネット)。みどりの窓口、自動券売機、自動改札機設置。かつて、キャンドゥ一体型[新聞 4]コンビニキヨスクが設置されていたが、2012年頃に閉店した。

エレベーターが設置されている。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 函館本線 上り 手稲小樽倶知安方面
2 下り 札幌岩見沢新千歳空港方面

(出典:JR北海道:駅の情報検索

利用状況

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「札幌の都市交通データ」によると、2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員4,638人である[6]

近年の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりである。

年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 3,961 [9]
1995年(平成07年) 5,352 [9]
2000年(平成12年) 4,807 [9]
2001年(平成13年) 4,734
2002年(平成14年) 4,707
2003年(平成15年) 4,803
2004年(平成16年) 4,808 [9]
2005年(平成17年) 4,867
2006年(平成18年) 4,846
2007年(平成19年) 4,822
2008年(平成20年) 4,808
2009年(平成21年) 4,786
2010年(平成22年) 4,837
2011年(平成23年) 4,941
2012年(平成24年) 4,994
2013年(平成25年) 4,950
2014年(平成26年) 4,828
2015年(平成27年) 4,812
2016年(平成28年) 4,801
2017年(平成29年) 4,757
2018年(平成30年) 4,673
2019年(令和元年) 4,638 [6]

駅周辺

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冬の稲積公園駅と三樽別川
(2005年1月)

駅北側にある三樽別川を歩道橋で渡ると、手稲稲積公園の南の角がある。周辺は中層から一軒屋の住宅地である。商店は駅から500メートル以上離れた国道5号(北5条手稲通)や北海道道452号下手稲札幌線(下手稲通)沿いに多く、駅周辺には少ない。

南側

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手稲警察署
  • 国道5号北5条手稲通
  • 西宮の沢鉄道添通
  • 手稲警察署
  • 手稲富丘郵便局
  • 富丘東公園
  • 富丘三樽別公園
  • 札幌市立手稲中学校
  • 富丘つくし幼稚園
  • 札幌宮の沢病院

北側

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バス路線 

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駅南側に「稲積公園駅」停留所がある。路線は2021年4月1日現在。

事故

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2017年6月9日15時57分頃、駅高架下駐車場の利用客からJR北海道に「金網のようなものが落ちている」との連絡があった。JRが確認したところ落下していたのは本駅1番線ホーム上の転落防止柵の一部(大きさ:上下約160cm×幅約40cm×厚さ約2cm、重さ:約18kg、落下高さ:約6.3m)であったことが判明した。金網を留めていたビスは1986年の駅開業以来取り換えられておらず、その老朽化が落下の原因とみられている[新聞 3][報道 3]

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
特別快速「エアポート」・快速「エアポート」・快速「ニセコライナー
通過
普通
手稲駅 (S07) - 稲積公園駅 (S06) - 発寒駅 (S05)

脚注

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出典

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  1. ^ “「通報」●根室本線大成臨時乗降場ほか12臨時乗降場の開業について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 5. (1986年9月30日) 
  2. ^ 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、815頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、181頁。ISBN 4-88283-120-1 
  4. ^ 業務運営の効率化~システムチェンジ” (PDF). 北海道旅客鉄道. 2024年10月14日閲覧。
  5. ^ 太田幸夫『北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~』(1版)富士コンテム、札幌市、2004年2月29日、39頁。ISBN 4-89391-549-5 
  6. ^ a b c 札幌の都市交通データ 3.JR (3)JR駅の概要(札幌市内)” (PDF). 北海道旅客鉄道. 2021年4月28日閲覧。
  7. ^ 北海道新聞札幌版 1979年8月15日夕刊7面「鉄橋三ヵ所を架け替え 函館本線 手稲ー琴似間 弱い地盤、難工事に」
  8. ^ 手稲~琴似 三樽別川外2橋りょう改良 国鉄札幌工事事務所「10年のあゆみ 1977~1986」1987年、46p~57p 
  9. ^ a b c d 札幌の都市交通データブック2019” (PDF). 札幌の都市交通データ. 札幌市. p. 46・47. 2020年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月28日閲覧。

報道発表資料

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  1. ^ 駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf2014年9月6日閲覧 
  2. ^ Kitacaサービス開始日決定について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2008年9月10日https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2008/080910-1.pdf2015年6月12日閲覧 
  3. ^ a b 駅ホーム上から転落防止柵が落下した事象について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2017年6月9日https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170609-2.pdf2017年6月9日閲覧 

新聞記事

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  1. ^ a b “札幌圏8駅が開業10年”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1996年11月8日) 
  2. ^ “新開設15駅の正式駅名を決定 北海道総局 61年11月改正”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1986年10月2日) 
  3. ^ a b 稲積公園駅高架 18キロの金網落下 けが人なし 北海道新聞(2017年6月10日)
  4. ^ 北海道キヨスク、キャンドゥと一体の新型店 日経流通新聞(2012年10月19日)

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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