秦都理
秦都理(はた の とり)は、飛鳥時代の人物。姓は忌寸。山城国葛野郡を本拠にした秦氏の首長とみられる。
時代 | 飛鳥時代 - 奈良時代 |
---|---|
生誕 | 不明 |
死没 | 不明 |
氏族 | 鴨氏→秦忌寸 |
父母 | 実父:鴨氏、養父:秦氏 |
兄弟 | 妹:秦知麻留女 |
概要
編集『秦氏本系帳』には鴨氏の人間が秦氏の聟になったとあり、これが秦都理のことであると考えられている[1]。701年(大宝元年)に筑紫胸形(福岡県宗像大社)の祭神・市杵島姫命を日埼岑(松尾山山頂)から松尾に迎え、社殿(松尾大社)を創建した。
妹には秦知麻留女がいるが、都理は「川辺腹男」、知麻留女は「田口腹女」とされているため、異母兄弟であったと考えられる[1]。