硫化ストロンチウム
硫化ストロンチウム(りゅうかストロンチウム、英: Strontiumsulfide)はストロンチウムの硫化物で、化学式SrSで表される無機化合物。炎色反応で鮮やかな赤色を発色することから花火に使用されるほか、脱毛剤や発光塗料、蛍光体としても用いられる。
硫化ストロンチウム Strontium sulfide[1] | |
---|---|
別称 Strontium monosulfide C.I. 77847 | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 1314-96-1 |
PubChem | 14820 |
| |
| |
特性 | |
化学式 | SrS |
モル質量 | 119.68 g/mol |
外観 | 灰色の粉末 |
匂い | 硫化水素臭 |
密度 | 3.70 g/cm3 |
融点 |
2002 °C, 2275 K, 3636 °F |
水への溶解度 | 微溶 |
酸への溶解度 | 分解 |
屈折率 (nD) | 2.107 |
構造 | |
結晶構造 | 岩塩状(立方体), cF8 |
空間群 | Fm3m, No. 225 |
配位構造 | 八水和物 (Sr2 ); 八水和物 (S2–) |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | External MSDS |
EU Index | Not listed |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | 酸化ストロンチウム |
その他の陽イオン | 硫化マグネシウム 硫化カルシウム 硫化バリウム |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
製造
編集発光性を持たない硫化ストロンチウムは硫酸ストロンチウムを還元することで得られる。発光性の硫化ストロンチウムは、水酸化ストロンチウムと硫黄とを加熱することにより製造できる。
脚注
編集- ^ Strontium sulfide, cameochemicals.noaa.gov