相内駅

北海道北見市にある北海道旅客鉄道の駅

相内駅(あいのないえき)は、北海道北見市相内町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線である。電報略号アイ事務管理コードは▲122526[2]駅番号A57

相内駅
駅舎(2021年5月)
あいのない
Ainonai
A56 留辺蘂 (10.9 km)
(4.6 km) 東相内 A58
地図
所在地 北海道北見市相内町
北緯43度47分45.55秒 東経143度45分19.66秒 / 北緯43.7959861度 東経143.7554611度 / 43.7959861; 143.7554611座標: 北緯43度47分45.55秒 東経143度45分19.66秒 / 北緯43.7959861度 東経143.7554611度 / 43.7959861; 143.7554611
駅番号 A57
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 石北本線
キロ程 169.1 km(新旭川起点)
電報略号 アイ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
60人/日
-2014年-
開業年月日 1912年大正元年)11月18日[1]
備考 無人駅
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歴史

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1977年の相ノ内駅と周囲約1 km範囲。右が網走方面。駅裏留辺蘂方の防腐工場へ本線脇を専用線が敷かれている。北見方にも短い木工所(松下木材)向け専用線があり、多くの貨車が留置きされている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

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所在地名より。アイヌ語の「アイヌオナイ (ainu-o-nay)」(人・多い・沢)に由来し[12]、当初は当地区の中でも武華川上流にあったため上相ノ内と命名された[13]。その後、駅所在地が相内市街の中心であることから、隣の相ノ内駅(初代)を東相ノ内駅に改称すると同時に、「上」を外して相ノ内駅とし[13][14]、その後「ノ」が取れ現在に至っている[15]

駅構造

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単式・島式ホーム2面2線の複合ホーム。ホーム間の線路は両方と接するが、島式ホーム側は崩されており乗降は行わない。1番線は両方向に出発信号機や停止位置表示があり、上り列車同士の列車交換も可能。2番のりばへは構内踏切を渡る。

北見駅管理の無人駅

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 石北本線 下り 北見網走方面
2 上り 留辺蘂遠軽方面

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 238 [16]
2016年(平成28年) 32.6 [JR北 1]
2017年(平成29年) 28.8 [JR北 2]
2018年(平成30年) 27.2 [JR北 3]
2019年(令和元年) 26.4 [JR北 4]
2020年(令和02年) 27.6 [JR北 5]
2021年(令和03年) 25.4 [JR北 6]
2022年(令和04年) 26.4 [JR北 7]
2023年(令和05年) 25.8 [JR北 8]

駅周辺

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隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
石北本線
特別快速「きたみ」・普通
留辺蘂駅 (A56) - *下相ノ内仮乗降場 - 相内駅 (A57) - 東相内駅 (A58)
*打消線は廃駅

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、920頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、245頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362023年3月21日閲覧 
  3. ^ a b c d e f 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 28号・釧網本線/石北本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月31日、22-23頁。 
  4. ^ 『官報』1912年11月16日 鉄道院告示第44号(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ a b 『官報』1934年01月19日 鉄道省告示第7号(国立国会図書館)
  6. ^ 「道内貨物59駅で廃止 国鉄が大幅合理化提案」『北海道新聞』1983年2月1日、朝刊。
  7. ^ 「予定通り来月から合理化 旭鉄局3線区 貨物、荷物取り扱い駅はわずか」『北海道新聞』1984年1月29日、朝刊、道北版。
  8. ^ “「通報」●函館本線江部乙駅ほか49駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 1. (1984年11月9日) 
  9. ^ 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、132頁。ISBN 4-09-395401-1 
  10. ^ “<こだま>「留萠駅」から「留萌駅」に”. 北海道新聞 (北海道新聞社).(1997年2月21日)
  11. ^ “JR北海道 7駅のホーム延伸”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (2004年4月12日) 
  12. ^ アイヌ語地名リスト ア~イチ P1-10”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月20日閲覧。
  13. ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、213頁。ASIN B000J9RBUY 
  14. ^ 本多貢 (1995-01-25). 児玉芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 99. ISBN 4893637606. OCLC 40491505. https://www.worldcat.org/oclc/40491505 2018年10月27日閲覧。 
  15. ^ 太田幸夫『北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~』(1版)富士コンテム、札幌市、2004年2月29日、114頁。ISBN 4-89391-549-5 
  16. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、900頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  17. ^ 相内(北海道)”. NAVITIME. 2023年11月6日閲覧。

JR北海道

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  1. ^ 石北線(新旭川・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20171209102701/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/senku/pdf/senku/10.pdf2017年12月10日閲覧 
  2. ^ 石北線(新旭川・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180818171718/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/10.pdf2018年8月19日閲覧 
  3. ^ 石北線(新旭川・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  4. ^ 石北線(新旭川・網走間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3・4 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
  5. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  6. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
  8. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月9日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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