百発百中
『百発百中』(ひゃっぱつひゃくちゅう、ドイツ語: Freikugeln)作品326は、ヨハン・シュトラウス2世が作曲したポルカ・シュネル。
原題の「Freikugeln」は魔法の弾丸の意味で、原題とウェーバーの『魔弾の射手』にちなんで、以前は『魔弾のポルカ』と邦訳されていた。
概要
編集1868年に、当時ウィーンで開催されていた「第3回ドイツ連邦射撃競技会」のために作曲された。初演は同年7月27日にプラーター公園の祝祭ホールにて行われた。
ヨハン2世、ヨーゼフ、エドゥアルトの3兄弟の共作である『射撃のカドリーユ』と同じく祝典曲として作曲されたもので、このポルカが初演された3日後に新聞にピアノ譜が掲載されるなど好評を博している。
アドルフ・ミュラー2世のオペレッタ『ウィーン気質』にも用いられている。
ニューイヤーコンサート
編集ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートへの登場歴
開催年 | 指揮者 | 備考 |
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1943年 | クレメンス・クラウス | |
1973年 | ヴィリー・ボスコフスキー | |
1983年 | ロリン・マゼール | |
1991年 | クラウディオ・アバド | |
2009年 | ダニエル・バレンボイム | |
2018年 | リッカルド・ムーティ |
参考文献
編集- 若宮由美「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2018解説:76歳のムーティが5度目の登場で、伝統的なニューイヤーを!」より、ポルカ・シュネル〈百発百中〉op.326
関連作品
編集外部リンク
編集- 百発百中の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト