波野村 (熊本県)
日本の熊本県阿蘇郡にあった村
波野村(なみのそん)は、熊本県の東部にあった村で、阿蘇郡に属していた。
なみのそん 波野村 | |||||
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廃止日 | 2005年2月11日 | ||||
廃止理由 |
新設合併 一の宮町・阿蘇町・波野村 → 阿蘇市 | ||||
現在の自治体 | 阿蘇市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 熊本県 | ||||
郡 | 阿蘇郡 | ||||
市町村コード | 43426-4 | ||||
面積 | 71.36 km2 | ||||
総人口 |
1,736人 (国勢調査、2000年) | ||||
隣接自治体 | 一の宮町、高森町、産山村、大分県竹田市、直入郡荻町 | ||||
村の木 | ヤマボウシ | ||||
村の花 | スズラン | ||||
村の鳥 | キジ | ||||
波野村役場 | |||||
所在地 |
〒869-2806 熊本県熊本県阿蘇郡波野村大字波野2701番地 | ||||
座標 | 北緯32度55分56秒 東経131度13分45秒 / 北緯32.93225度 東経131.22908度座標: 北緯32度55分56秒 東経131度13分45秒 / 北緯32.93225度 東経131.22908度 | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
編集熊本県の東端部・九州の中央部に位置しており、東側は大分県と県境を成す。村域のほぼ全域が阿蘇山の外輪山上に位置しており、村域南西端には阿蘇五岳のうち最も東側にあたる根子岳があり、南東部には荻岳 (843m) がある。村域東側が中心部で、村域の標高は中心部でも500m以上に及ぶ。
阿蘇市の発足により、従来の地域名の上に「波野」を冠した地域名に改められた(例・阿蘇市波野大字○○)。
歴史
編集- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、阿蘇郡赤仁田村、小園村、小地野村、新波野村、滝水村、中江村、波野村の区域をもって成立。
- 1990年(平成2年)
- 5月 - 日本シャンバラ化計画を推めていたオウム真理教が、早川紀代秀のダミー会社を通じて土地を取得。教団は「シャンバラ精舎」建立を目指して進出を開始、村は住民票不受理で対抗し激しい対立が起きる。目的のひとつは武装化拠点の確保であり、購入したばかりの施設で生物化学兵器を研究していた[1]。
- 10月22日 - オウム真理教国土利用計画法違反事件による熊本県警の強制捜査。オウムは逮捕者を出したものの兵器密造は発覚せず、罪の無い教団に対する宗教弾圧として批判した。
- 1994年(平成6年)8月 - 土地の明け渡しに関して、オウムが数千万円で取得した土地を村が9億2000万円で買い取ることで和解[2]。
- 2005年(平成17年)2月11日 - 阿蘇郡一の宮町、阿蘇町と新設合併し、阿蘇市が発足。同日波野村廃止。
教育
編集交通
編集最寄り空港は熊本空港。
鉄道
編集道路
編集一般国道
編集県道
編集- 主要地方道
脚注
編集- ^ Richard Danzig・Zachary M. Hosfordほか (2012)「オウム真理教:洞察-テロリスト達はいかにして生物・化学兵器を開発したか(日本語版)」新アメリカ安全保障センター
- ^ オウムを追い出した村、代償9.2億円 熊本・波野は今 朝日新聞 2018年7月6日