歩く、人
『歩く、人』(あるくひと)は、2002年に公開された小林政広監督・脚本の日本映画[1]。
歩く、人 | |
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監督 | 小林政広 |
脚本 | 小林政広 |
製作 | 小林政広 |
出演者 | 緒形拳 |
音楽 | サン・サーンス 『動物たちの謝肉祭』より |
撮影 | 北信康 |
編集 | 金子尚樹 |
製作会社 | モンキータウンプロダクション[1] |
配給 |
オフィスサンマルサン[1] モンキータウンプロダクション[1] |
公開 | 2002年9月7日[1] |
上映時間 | 102分[1] |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
概要
編集2001年の第54回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品された[2]。互いに素直になれない父子の不器用な交流を描いた、叙情性豊かな[3]人間ドラマ作品である[1]。
主演の大塚寧々は2002年毎日映画コンクール・第57回 日本映画大賞で本作および『笑う蛙』『うつつ』の演技より女優主演賞を受賞している[4]。
あらすじ
編集北海道の寒村で造り酒屋を営んでいた本間信雄(緒形拳)は、同居する息子の安夫(林泰文)に家業を譲り渡し[5]、悠々自適に隠居生活を送っていた[5]。
隠居した信雄の日課[5]かつ唯一の楽しみは、徒歩で片道8キロの道のりを歩いて鮭の孵化場に通い[5]、密かに恋心を抱く職員の熊谷美知子(石井佐代子)[5]と共に稚魚の成長を見守ることだった[2]。
その信雄は2年前に妻をガンで亡くしており[2]、同居する安夫は2人いる息子のうちの次男で[2]、長男の良一(香川照之)は12年前に音楽活動のために家を出たきりだが[2]、もうすぐ30歳になろうというのに、未だ芽は出ていない[2]。
そして、亡くなった妻の三回忌を2日後に控えたある日、信雄・良一・安夫と家族3人が実家に久しぶりに揃うとあって、信雄は息子たちへ歩み寄ること[2]、特に出奔したきりの長男良一との和解を望んだ[6]。しかし、良一は頑なに葬儀への出席を拒むのだった[6]。
スタッフ
編集キャスト
編集受賞歴
編集脚注
編集参考文献
編集- “歩く、人”. 日本映画データベース. 公益財団法人ユニジャパン. 2021年12月27日閲覧。
- “歩く、人”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2021年12月27日閲覧。 アーカイブ 2022年7月6日 - ウェイバックマシン
- “歩く、人”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年12月27日閲覧。
- “歩く、人”. MOVIE WALKER PRESS. 株式会社ムービーウォーカー. 2021年12月27日閲覧。
- “歩く、人”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2021年12月27日閲覧。
- “第57回日本映画大賞”. 毎日新聞社. 2021年12月27日閲覧。
外部リンク
編集- 公式ホームページ
- デジタル大辞泉プラス『歩く、人』 - コトバンク
- 歩く、人 - allcinema
- 歩く、人 - KINENOTE
- Man Walking on Snow - IMDb
- 歩く、人 - 文化庁日本映画情報システム アーカイブ 2022年7月6日 - ウェイバックマシン
- 歩く、人 - 日本映画データベース