樫村愛子
日本の社会学者
樫村 愛子(かしむら あいこ、1958年[1] - )は、日本の社会学者。愛知大学文学部人文社会学科教授。学位は、社会学修士(東京大学)[2]。専門はラカン派精神分析理論による現代社会分析・文化分析(社会学・精神分析)[1]。雑誌『現代思想』に論文を多数寄稿。夫は哲学者の樫村晴香[3]。京都府生まれ[1]。
略歴
編集著作
編集単著
- 『ラカン派社会学入門――現代社会の危機における臨床社会学』世織書房、1998年
- 『「心理学化する社会」の臨床社会学』世織書房、2003年
- 『ネオリベラリズムの精神分析――なぜ伝統や文化が求められるのか』光文社新書、2007年
- 『臨床社会学ならこう考える――生き延びるための理論と実践』青土社、2009年
- 『この社会で働くのはなぜ苦しいのか』作品社 、2019年
共著・その他
- 『岩波講座現代社会学 第3巻 他者・関係・コミュニケーション』岩波書店、1995年 井上俊ほか編集
- 『家・社会・女性――古代から中世へ』吉川弘文館、1997年 前近代女性史研究会編
- 『「日本」国家と女』青弓社、2000年 井桁碧編著
- 『臨床社会学のすすめ』有斐閣アルマ、2000年 大村英昭・野口裕二編
- 『社会学理論の〈可能性〉を読む』情況出版、2001年 情況出版編集部編
- 『グローバル化とアイデンティティ・クライシス』明石書店、2002年 宮永國子編著
- 『つながりの中の癒し――セラピ-文化の展開』専修大学出版局、2002年 田邉信太郎・島薗進編
- 『宗教と社会問題の〈あいだ〉――カルト問題を考える』青弓社、2002年 南山宗教文化研究所編
- 『社会学』建帛社、2003年 小林修一編著
- 『ネオリベ現代生活批判序説』新評論、2005年、増補版2008年 白石嘉治・大野英士編
- 『ジェンダーと社会理論』有斐閣、2006年 江原由美子・山崎敬一編
- 『グローバル化とパラドックス』世界思想社、2007年 宮永國子編
- 『近代化と寛容』風行社、2007年 村上陽一郎編
- 『心理学化する社会』河出文庫、2009年 斎藤環著
- 『現代人の社会学・入門――グローバル化時代の生活世界』有斐閣コンパクト、2010年 西原和久・油井清光編
- 『リスク化する日本社会――ウルリッヒ・ベックとの対話』岩波書店、2011年 ウルリッヒ・ベック・鈴木宗徳・伊藤美登里編
- 『歴史としての3・11』河出書房新社、2012年 河出書房新社編集部編
- 『現代社会学事典』弘文堂、2012年 大澤真幸・吉見俊哉・鷲田清一編集委員
- 『愛知の障害者運動――実践者たちが語る』現代書館、2015年 障害学研究会中部部会編
- 『岩波講座現代 第7巻 身体と親密圏の変容』岩波書店、2015年 大澤真幸・佐藤卓己・杉田敦・中島秀人・諸富徹編集委員
訳書
脚注
編集外部リンク
編集- 樫村愛子 (@aikokashi) - X(旧Twitter)
- 樫村 愛子 - 愛知大学研究者情報データベース
- 樫村愛子 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 樫村愛子 - researchmap