朴 炳植(パク・ビョンシク、1930年 - 2009年12月)は、韓国の言語研究家。 朝鮮の咸鏡北道(現在北朝鮮)に生まれる。高麗大学校経営大学院修了。建設会社を興したのち1979年ころニューヨークに渡り、古代言語研究を行い、日朝両語の「音韻変化の法則」を創始し、『日本書紀』の不明とされていたわざうたを解明したと称した。しかし同時期に現れた藤村由加李寧煕とともに日本の専門家からは徹底批判され、認められていない。(藤村、李の項目参照) 2009年12月、アメリカにて逝去。享年79歳。

著書

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  • 『日本語の悲劇』情報センター出版局 1986 のち学研M文庫 
  • 『ヤマト言葉の起源と古代朝鮮語』成甲書房 1986
  • 『クマソは何語を話したか ソンダル博士の方言講座九州・沖縄編』毎日新聞社 1987 ミューブックス
  • 『日本原記 天皇家の秘密と新解『日本書紀』』情報センター出版局 1987
  • 『日本語の成立証明 「音韻変化の法則」と身体各部位名称・人称代名詞など』情報センター出版局 1987
  • 『日本語の発見 「万葉集」が読めてきた』学習研究社 1987
  • 『ハッケヨイ!ハングル 日本語のルーツは古代韓国語だった ソンダル博士の語源講座』毎日新聞社 1987 ミューブックス
  • 『万葉集の発見 「万葉集」は韓国語で歌われた』学習研究社 1987
  • 『スサノオの来た道 ソンダル博士の方言講座・出雲編』毎日新聞社 1988
  • 『卑弥呼は語る 言葉が復元する日本の古代史』学習研究社 1989
  • 『出雲風土記の謎 秘められた人麿の怨念』毎日新聞社 1990
  • 『万葉集枕詞辞典』小学館 1990
  • 『出雲族の声なき絶叫 記紀の陰謀と出雲風土記の抵抗』新泉社 1991
  • 『消された多氏古事記 まつろわぬ者の秘史』毎日新聞社 1991
  • 『日本語のルーツは古代朝鮮語だった 「吏読」に秘められたヤマト言葉の起源』HBJ出版局 1991
  • 『記紀・万葉を古代朝鮮語で読むための必読シリーズ
  • 『朴炳植日本古代史を斬る』学習研究社 1991
  • 『柿本人麻呂と「壬申の乱」の影 万葉の歌聖は百済人だった 栄光と哀しみの歌に秘められた亡命歌人の叫び』HBJ出版局 1992
  • 『慟哭の海』毎日新聞社 1992
  • 『消された「ウガヤ」王朝 『記紀』の裏にひそむ謎を解く』毎日新聞社 1993
  • 『ヤマト原記 誰が<日本人気質>を創ったのか?』情報センター出版局 1994
  • 『ヤマト渡来王朝の秘密』三一書房 1998
  • 『ヤマト言葉語源辞典』BANARY出版 2001

参考

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  • [1]
  • 西端幸雄『古代朝鮮語で日本の古典は読めるか』大和書房、1991