新居浜中継局
新居浜中継局(にいはまちゅうけいきょく)は愛媛県新居浜市にあるテレビジョン放送とラジオ放送の大規模中継局で、愛媛県東予地方の基幹局である。
新居浜中継局 | |
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新居浜市大生院より | |
局名 | 新居浜中継局 |
送信波 |
地上デジタルテレビジョン放送 地上アナログテレビジョン放送 FMラジオ放送 |
偏波面 | 水平偏波 |
空中線形式 (凡例) |
ST6段(NHK-TG・FM、RNB-A) 6L3段4面(EBC-A、itv-A、eat-A) 2L3段4面(NHK-TE) 2L4段4面(FM愛媛) |
送信放送局 |
NHK松山放送局(テレビ・FM・AM) RNB南海放送(テレビ・AM・FM補完) EBCテレビ愛媛 itvあいテレビ eat愛媛朝日テレビ エフエム愛媛 |
空中線電力 |
デジタル:300W アナログVHF映像:100W アナログUHF映像:3kW(EBC)、1kW(ITV、eat)、200W(ITV補完波) FM:100W AM:500W(NHK1)、100W(NHK2)、1kW(RNB) |
受信元 | STL |
指向性 | あり |
放送区域 | 愛媛県新居浜市、西条市、今治市、越智郡上島町の各一部 |
受信世帯 | 約136,000世帯 |
開局 | 1943年3月28日 |
設置場所 | 愛媛県新居浜市 |
放送区域
編集地上デジタル放送におけるこの中継局の電波法に定める放送区域(1mV/m)は愛媛県新居浜市、西条市、今治市、越智郡上島町の各一部、約13万6000世帯である。
在松山放送局の中継局があり、東予地方の広い範囲に電波を発射している。
歴史
編集- 1960年(昭和35年)6月1日 - RNB南海放送新居浜標準テレビジョン放送局開局(コールサイン:JOAL-TV、6チャンネル、出力:250W)。
- 1967年(昭和42年)11月1日 - NHK松山放送局総合テレビ(JOZQ-TV)のコールサイン廃止。
- 2006年(平成18年)
- 8月1日 - RNBに地上デジタルテレビジョン放送の予備免許交付。
- 10月31日 - NHKとEBC及びitvとeatに地上デジタルテレビジョン放送の予備免許交付。
- 2007年(平成19年)
- 2011年(平成23年)7月24日 - アナログテレビ放送終了。23:59までに停波。同時に南海放送新居浜標準テレビジョン放送局JOAL-TV廃止。
- 2015年(平成27年)3月21日 - 南海放送のFM補完中継局「Fnam」によるFM放送開始。
施設
編集- 送信施設は全局とも新居浜市の北西にある金子山206m付近に位置する。
地上デジタルテレビジョン放送送信設備
編集ID | 放送局名 | 物理 チャンネル |
空中線 電力 |
ERP | 放送 対象地域 |
放送区域 内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | NHK 松山総合 |
41 | 300W | 3.2kW | 愛媛県 | 約13万6000世帯 |
2 | NHK 松山教育 |
39 | 全国 | |||
4 | RNB 南海放送 |
47 | 4.1kW | 愛媛県 | ||
5 | eat 愛媛朝日テレビ |
51 | 2.9kW | |||
6 | itv あいテレビ |
49 | ||||
8 | EBC テレビ愛媛 |
43 | 4.1kW | |||
※全局局名は新居浜局 ※全局に指向性あり ※中継局のためコールサインなし |
地上アナログテレビジョン放送送信設備(2011年7月24日送出終了)
編集ch | 放送局名 | コールサイン | 空中線 電力 |
ERP | 放送対象地域 | 放送区域内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | NHK 松山総合 |
(JOZQ-TV) | 映像250W/ 音声63W |
映像1.55kW/ 音声390W |
愛媛県 | - |
4 | NHK 松山教育 |
なし | 映像1.25kW/ 音声310W |
全国 | ||
6 | RNB 南海放送 |
JOAL-TV | 映像1.45kW/ 音声370W |
愛媛県 | ||
14 | eat 愛媛朝日テレビ |
なし | 映像1kW/ 音声250W |
映像21kW/ 音声5.3kW | ||
27- | ITV あいテレビ | |||||
16- | 映像200W/ 音声50W |
映像4.2kW/ 音声1.05kW | ||||
36 | EBC テレビ愛媛 |
映像3kW/ 音声750W |
映像57kW/ 音声14kW | |||
※全局局名は新居浜局 ※全局に指向性あり ※2ch、6ch、14ch、36chはオフセット 10kHz局※27ch、16chはオフセット-10kHz局 ※16chは、デジタル混信対策による補完波。 ※カッコ内のコールサインは廃止 |
FMラジオ放送送信設備
編集周波数 (MHz) |
放送局名 | 空中線 電力 |
ERP | 放送対象地域 | 放送区域内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|
87.0 | NHK 松山FM |
100W | 520W | 愛媛県 | - |
89.2 | エフエム愛媛 | 440W | |||
91.7 | RNB 南海放送 |
200W | |||
92.6 | NHK 松山第1放送 |
480W | 15,0812世帯 | ||
※局名は新居浜局 ※全局に指向性あり |
補足
編集EBCのデジタル中継局は、アナログと同敷地ではなくRNBのアナログ送信所・デジタル中継局内に同居している。なお、EBCのアナログ中継局内にFM愛媛の中継局が同居しているが、アナログ停波後の現在はFM愛媛単独の使用になっている。また、デジタル放送開始に際しては、RNBの中継局鉄塔に新たにデジタル放送用のアンテナを追加できるスペースが無かったため、アナログ放送用アンテナの横にせり出させる形で新たなアンテナを取り付けた。アナログ放送終了後はアナログ放送用アンテナを取り外して新たにワイドFM用のアンテナを取り付けた。
関連項目
編集外部リンク
編集- 地上デジタルテレビジョン放送局(新居浜中継局)の予備免許を付与≪来春、東予地域で地上デジタル放送がスタート≫ - 総務省四国総合通信局(2006年10月31日プレスリリース・平成18年度報道資料)