市川塩浜駅
市川塩浜駅(いちかわしおはまえき)は、千葉県市川市塩浜二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)京葉線の駅である。西船橋駅から武蔵野線に乗り入れる列車も停車する。駅番号はJE 09。
市川塩浜駅 | |
---|---|
北口(2014年7月) | |
いちかわしおはま Ichikawashiohama | |
所在地 | 千葉県市川市塩浜二丁目2 |
駅番号 | JE09 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | チシ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
[JR 1]7,720人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1988年(昭和63年)12月1日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■京葉線 |
キロ程 | 18.2 km(東京起点) |
◄JE 08 新浦安 (2.1 km) (4.4 km) 二俣新町 JE 10► | |
所属路線 |
■京葉線(高谷支線) (■武蔵野線直通) |
キロ程 |
0.0 km(市川塩浜起点) 府中本町から77.7 km |
◄JE 08 新浦安 (2.1 km) (5.9 km) 西船橋 JM 10► | |
備考 | 業務委託駅 |
概要
編集西船橋駅への連絡線である京葉線高谷支線の分岐駅であり、武蔵野線直通列車は当駅から高谷支線を通り西船橋駅を経て武蔵野線に入る。当駅では便宜上、本線部のみが「京葉線」と案内され、高谷支線は「武蔵野線」と案内されることが多い。
歴史
編集駅名の塩浜の由来は、かつて塩を製していた浜という意味である。江戸時代から明治にかけて、この地域には行徳塩田が広がっていた。また、すでに塩浜駅(関西本線貨物支線)や塩浜操駅(東海道貨物線)があり重複を避けるため、駅所在地の市川市から「市川」の名を冠した。
年表
編集駅構造
編集新浦安営業統括センター(新浦安駅)管理の業務委託駅で、JR東日本ステーションサービスが受託している。自動券売機・自動改札機・自動精算機が設置されている。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 京葉線 | 下り | 海浜幕張・蘇我方面 |
武蔵野線 | - | 西船橋・新松戸方面 | |
2 | 京葉線 | 上り | 新木場・東京方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
-
改札口(2019年12月)
-
1番線ホーム(2022年8月)
-
2番線ホーム(2022年1月)
-
1番線駅名標(2022年1月)
-
2番線駅名標(2022年1月)
配線図
編集利用状況
編集2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は7,720人[JR 1]である。
開業後の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1988年(昭和63年) | [備考 1]1,229 | [* 1] |
1989年(平成元年) | 1,805 | [* 2] |
1990年(平成 | 2年)2,384 | [* 3] |
1991年(平成 | 3年)2,631 | [* 4] |
1992年(平成 | 4年)2,776 | [* 5] |
1993年(平成 | 5年)3,122 | [* 6] |
1994年(平成 | 6年)3,232 | [* 7] |
1995年(平成 | 7年)3,369 | [* 8] |
1996年(平成 | 8年)3,424 | [* 9] |
1997年(平成 | 9年)3,489 | [* 10] |
1998年(平成10年) | 3,679 | [* 11] |
1999年(平成11年) | 3,814 | [* 12] |
2000年(平成12年) | [JR 2]3,907 | [* 13] |
2001年(平成13年) | [JR 3]3,923 | [* 14] |
2002年(平成14年) | [JR 4]3,972 | [* 15] |
2003年(平成15年) | [JR 5]4,181 | [* 16] |
2004年(平成16年) | [JR 6]4,413 | [* 17] |
2005年(平成17年) | [JR 7]4,696 | [* 18] |
2006年(平成18年) | [JR 8]4,943 | [* 19] |
2007年(平成19年) | [JR 9]5,177 | [* 20] |
2008年(平成20年) | [JR 10]5,493 | [* 21] |
2009年(平成21年) | [JR 11]5,694 | [* 22] |
2010年(平成22年) | [JR 12]6,047 | [* 23] |
2011年(平成23年) | [JR 13]6,377 | [* 24] |
2012年(平成24年) | [JR 14]6,569 | [* 25] |
2013年(平成25年) | [JR 15]7,079 | [* 26] |
2014年(平成26年) | [JR 16]7,185 | [* 27] |
2015年(平成27年) | [JR 17]7,546 | [* 28] |
2016年(平成28年) | [JR 18]7,756 | [* 29] |
2017年(平成29年) | [JR 19]7,948 | [* 30] |
2018年(平成30年) | [JR 20]8,136 | [* 31] |
2019年(令和元年) | [JR 21]8,086 | [* 32] |
2020年(令和 | 2年)[JR 22]7,037 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 23]7,056 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 24]7,342 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 1]7,720 |
- 備考
- ^ 1988年12月1日開業。開業日から翌年3月31日までの計121日間を集計したデータ。
駅周辺
編集旧日本国有鉄道時代に駅の南側に貨物操車場を建設する計画が存在したが実現せず、国鉄分割民営化の際に市川市側が買い戻しを要求して訴訟を起こし、千葉地方裁判所の和解勧告を受け入れて、1989年(平成元年)3月に市川市が3分の2、国鉄清算事業団が3分の1を持つ形で共有することで決着した[6][7]。
周辺は工場地域や倉庫街であり、住宅はほとんど見られない。これは都市計画法に定めた住居地域が駅周辺にないためで、同様な状況は隣の二俣新町駅でも見られる。用途地域で見ると駅近辺の一部に商業地域や近隣商業地域があるが、大部分は工業専用地域[8]で、住宅の建設が禁止されている。
当駅近辺の住居地域は新浜、日の出、塩浜(当駅名の由来)の各地区があるが、いずれの地区も当駅から1キロメートル以上離れている。
後述の通り当駅を発着する路線バスはあるが、当駅は快速通過駅であるため周辺住民は、同地区を貫く東京メトロ東西線の南行徳駅等を利用する人が多く、JR東日本線を利用する場合は路線バスで快速停車駅である隣駅の新浦安駅、総武緩行線・都営地下鉄新宿線の本八幡駅まで出るケースが多い。
周辺に勾配が少ないことから自転車を用いて当駅を利用する乗客もいる。
- 行徳警察署
- 宮内庁 新浜鴨場
- 行徳野鳥観察舎
- 行徳中央病院
- 千葉県立行徳高等学校
- 市川市立塩浜学園(義務教育学校)
- URハイタウン塩浜
- 市川市営住宅塩浜団地
- 市川市塩浜市民体育館
- 国道357号
- ユニディ千鳥町店
- アマゾンジャパン・ロジスティクス 市川フルフィルメントセンター
- CVS・BAY HOTEL
- ボルボ・カーズ市川 - 東邦オートによる運営。かつてはジェイアール東日本自動車販売が運営していた関係で、高架下にある。
- 京成トランジットバス本社営業所
- 東京納品代行東京ベイ・ファッションアリーナ
- プロロジスパーク市川I
- 佐川急便城東店
- 第一貨物市川物流センター
- 福山通運市川支店
- トピー海運東京支店
- フジパン千葉工場
- 吉野工業所市川工場
バス路線
編集駅の西側にあるロータリーから、京成トランジットバスにより運行されている路線バスが発着する。
隣の駅
編集脚注
編集出典
編集- ^ a b “新木場―蘇我間が開業 京葉線・延伸”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 1. (1988年12月2日)
- ^ 交通協力会『交通技術』1983年10月号「第二総武線を目指して - 京葉線の旅客線化と都心乗入れ計画 - 」pp.10 - 15。
- ^ “南口、きょうから使用 JR京葉線市川塩浜駅 三番瀬への玄関口に”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 16. (2004年6月18日)
- ^ 『日刊動労千葉』2006年10月23日
- ^ 『2013年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道千葉支社、2012年12月21日。オリジナルの2016年4月23日時点におけるアーカイブ 。2020年4月16日閲覧。
- ^ “市川塩浜駅南の旧国鉄用地訴訟 権利共有で来月和解 市が三分の二所有”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 27. (1989年2月18日)
- ^ “市川市、和解受け入れ 旧国鉄用地所有権争い”. 毎日新聞 (毎日新聞社): p. 24. (1989年2月17日)
- ^ いち案内|地図で見る市川市
広報資料・プレスリリースなど一次資料
編集- ^ “Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月28日閲覧。
利用状況に関する資料
編集- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- 千葉県統計年鑑
- ^ 千葉県統計年鑑(平成元年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成2年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成3年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成4年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成5年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成6年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成7年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成8年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成9年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成10年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成11年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成30年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和元年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和2年)
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(市川塩浜駅):JR東日本