墨宇吉

尾張国出身の実業家

墨 宇吉(すみ うきち、1855年5月7日安政2年3月21日) - 1938年昭和13年)5月14日)は、尾張国葉栗郡玉ノ井村(現・一宮市)生まれの実業家

人物

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幼少期は実兄とともに家業である艶屋(織物の艶出し業)を手伝う[1]1888年明治21年)分家し、その翌年起、1891年(明治24年)には小信に居を移し、次第に業務を拡大した[1]

1911年(明治44年)に、墨合名会社を設立[1]

1924年大正13年)、艶金興業を設立[1]

出生地である一宮市木曽川町玉ノ井にある念敬寺には1963年(昭和38年)に墨宇吉像が建立されている[2]

脚注

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  1. ^ a b c d 和木康光 1976, p. 435.
  2. ^ 墨宇吉の像(念敬寺)”. IchinomiyaNAVI. 一宮市観光協会. 2021年11月12日閲覧。

参考文献

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  • 和木康光「墨宇吉」『愛知百科事典』中日新聞社、1976年、435頁。 
  • 愛知県姓氏歴史人物大辞典編纂委員会 編『角川日本姓氏歴史人名大辞典23 愛知県』角川書店、1991年10月30日。ISBN 4-04-002230-0