堀井岸雄
堀井 岸雄(ほりい きしお、1920年9月21日 - 2014年3月)は、日本の社会学者。元八幡大学(現:九州国際大学)学長。福岡県門司市(現北九州市)生まれ[1]。
略歴
編集人物
編集福岡県門司市に生まれ、昭和13年(1938年)に門司中学校を卒業後、一旦門司鉄道管理局に就職したが、昭和15年(1940年)4月、八幡大学の前身である戸畑市の九州専門学校法政科に入学する。昭和17年(1942年)には東北帝国大学法文学部社会学科に入学した。大学では新明正道教授に師事した。昭和18年(1943円)12月、学徒動員で応召、久留米第12師団に入隊する。翌年9月に復員し、大学に復学した[1]。昭和23年(1948年)、母校である戸畑専門学校(前九専)に社会学と心理学の担当教授として就任し、以後八幡大学の教授、学長を歴任するに至った。一貫して社会学の研究に没頭した。
著書
編集- 社会の概念 社会学教程(共著、関書院、1951年)
- 全体社会の概念 基礎社会学(共著、誠信書房、1957年)
- 文化と社会 現代社会学講義(共著、誠信書房、1967年)
- 社会的人間の形成 社会学概論(共著、誠信書房、1974年)
論文
編集- 集団構成原理の再検討(「戸畑専門学校社会体制研究所報」1巻1号、1949年)
- 全体社会競争説について(「八幡大学社会体制研究所」4巻1号、1952年)
- 社会紐帯に関する一考察(「八幡大学社会体制研究所」5巻4号、1955年)
- 社会学の一致点(「八幡大学論集」6巻3号、1956年)
- 中間階級をめぐる階級と階層の問題(「八幡大学論集」12巻1号、1961年)
- 基礎集団の一視角(「八幡大学論集」15巻1号、1963年)
- 社会学(八幡大学法経学会、1966年)
- コミュニティとネーション(「八幡大学論集」18巻1・2・3合併号、1967年)
- 社会学統合に関する一考察(「八幡大学論集」20巻3・4合併号、1970年)
- 集団類型の再検討(「八幡大学論集」23巻1・2・3合併号、1972年)
- コミュニティ論考(「八幡大学論集」24巻3・4合併号、1974年)
他多数
参考資料
編集- 『九州国際大学創立70年史』学校法人九州国際大学、2018年6月発行