国民体育大会バスケットボール競技
国スポにおけるバスケットボール競技は、1946年の第1回大会から毎回行われている。少年男子と少年女子では、全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会・全国高等学校バスケットボール選手権大会(旧称:全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会)と並ぶ最重要大会として認知されている。
概要
編集成年男子・成年女子・少年男子・少年女子の種別に分かれ、地区予選(国体ブロック大会)を勝ち抜いたチームと開催都道府県チームが本大会に出場。ただし各年1部門については47都道府県からの参加となり、年毎に部門が変わる。
ノックアウト方式により優勝を争う。ただし、3位決定戦などは実施しない。
試合はバスケットボール競技規則に準じて行われる。
成年の部についてJBL及びWリーグの選手はプロ・アマ問わず参加できない。ただしリーグ戦と重ならないJBL2及びWIリーグの選手は参加可能。bjリーグの選手については2008年より参加可能になった。
なお、少年の部について留学生は登録2名まで、オンコート1名までとする。
ブロック別出場枠
編集年度によっては2つのブロックが2チーム出場(北海道と開催地を除く)
ブロック名 | 都道府県 | チーム数 |
---|---|---|
北海道 | 札幌、小樽、苫小牧、室蘭、函館、南空知、北空知、留萌、旭川、名寄、稚内、北見、帯広、釧路 | 1 |
東北 | 青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島 | 1~2 |
関東 | 茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨 | 1~2 |
北信越 | 新潟、長野、富山、石川、福井 | 1~2 |
東海 | 静岡、愛知、三重、岐阜 | 1~2 |
近畿 | 滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山 | 1~2 |
中国 | 鳥取、島根、岡山、広島、山口 | 1~2 |
四国 | 香川、徳島、愛媛、高知 | 1~2 |
九州 | 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 | 1~2 |
開催地 | 開催地 | 1 |
12 |
歴代記録
編集回 | 年度 | 開催地 | 一般 | 教員 男女 |
高校 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
男子 | 女子 | 男子 | 女子 | ||||
1 | 1946 | 兵庫 | 東京都 | 福島県 | - | 東京都 | - |
2 | 1947 | 石川 | - | - | - | 北海道 (札幌第一中) |
北海道 (函館高女) |
3 | 1948 | 福岡 | 東京都 | - | - | 京都府 (山城高)[1] |
埼玉県 (浦和第一女子高)[1] |
4 | 1949 | 東京 | - | - | - | 北海道 (札幌第一高) |
埼玉県 (浦和第一女子高) |
5 | 1950 | 愛知 | 神奈川県 | - | - | 福岡県 (福岡高)[2] |
埼玉県 (浦和第一女子高)[2] |
6 | 1951 | 広島 | - | - | - | 福岡県 | 長野県 (上田染谷丘高) |
7 | 1952 | 福島 | 東京都 | 東京都 | - | 北海道 | 栃木県 |
8 | 1953 | 香川 | 東京都 | 大阪府 | - | 佐賀県 | 岡山県 |
9 | 1954 | 北海道 | 大阪府 | 埼玉県 | - | - | - |
10 | 1955 | 神奈川 | 大阪府 | 静岡県 | 静岡県 | 新潟県 | 埼玉県 |
11 | 1956 | 兵庫 | 東京都 | 秋田県 | 北海道 | 新潟県 | 静岡県 |
12 | 1957 | 静岡 | 東京都 | 埼玉県 | 新潟県 | 埼玉県 | 島根県 |
13 | 1958 | 富山 | 東京都 | 福島県 | 新潟県 | 島根県 | 秋田県 |
14 | 1959 | 東京 | 東京都 | 埼玉県 | 神奈川県 | 京都府 | 埼玉県 |
15 | 1960 | 熊本 | 福岡県 | 大阪府 | 東京都 | 東京都 | 埼玉県 |
16 | 1961 | 秋田 | 神奈川県 | 大阪府 | 東京都[3] | 静岡県 (静岡高) |
栃木県 |
17 | 1962 | 岡山 | 神奈川県 | 愛知県 | 静岡県 | 京都府 | 静岡県 |
18 | 1963 | 山口 | 福岡県 | 愛知県 | 静岡県 | 東京都 | 愛知県 |
19 | 1964 | 新潟 | 神奈川県 | 大阪府 | 新潟県 | 島根県 | 新潟県 |
20 | 1965 | 岐阜 | 東京都 | 大阪府 | 静岡県 | 山形県 | 愛知県 |
21 | 1966 | 大分 | 福岡県 | 大阪府 | 岐阜県 | 東京都 | 愛知県 |
22 | 1967 | 埼玉 | 神奈川県 | 京都府 | 埼玉県 | 秋田県 (能代工業高) |
秋田県 |
23 | 1968 | 福井 | 大阪府 | 京都府 | 静岡県 | 神奈川県 | 福井県 |
24 | 1969 | 長崎 | 東京都 | 京都府 | 長崎県 | 静岡県 | 愛知県 |
25 | 1970 | 岩手 | 千葉県 | 東京都 | 千葉県 | 秋田県 (能代工業高) |
愛知県 |
26 | 1971 | 和歌山 | 千葉県 | 大阪府 | 宮城県 | 東京都 | 秋田県 |
27 | 1972 | 鹿児島 | 愛知県 | 埼玉県 | 静岡県 | 東京都 | 長崎県 (鶴鳴女子高) |
特 | 1973 | 沖縄 | - | - | 沖縄県 | 秋田県 (能代工業高) |
- |
28 | 1973 | 千葉 | 千葉県 | 埼玉県 | 宮城県 | 東京都 | 秋田県 |
29 | 1974 | 茨城 | 愛知県 | 東京都 | 千葉県 | 茨城県 | 大阪府 (樟蔭東高) |
30 | 1975 | 三重 | 山梨県 | 茨城県 | 千葉県 | 秋田県 (能代工業高) |
大阪府 (樟蔭東高) |
31 | 1976 | 佐賀 | 三重県 | 静岡県 (シャンソン化粧品) |
熊本県 | 秋田県 (能代工業高) |
東京都 |
32 | 1977 | 青森 | 東京都 | 愛知県 | 東京都 | 茨城県 | 大阪府 (樟蔭東高) |
33 | 1978 | 長野 | 愛知県 | 愛知県 | 熊本県 | 茨城県 | 大阪府 (樟蔭東高) |
34 | 1979 | 宮崎 | 秋田県 | 埼玉県 | 栃木県 | 福岡県 | 宮崎県 (小林高) |
回 | 年度 | 開催地 | 成年 | 少年 | |||
男子 | 女子 | 男子 | 女子 | ||||
35 | 1980 | 栃木 | 千葉県 | 埼玉県 | 秋田県 (能代工業高) |
東京都 | |
36 | 1981 | 滋賀 | 滋賀県 | 大阪府 | 滋賀県 | 兵庫県 | |
37 | 1982 | 島根 | 島根県 | 東京都 | 秋田県 (能代工業高) |
兵庫県 | |
38 | 1983 | 群馬 | 秋田県 | 福岡県 | 秋田県 (能代工業高) |
東京都 | |
39 | 1984 | 奈良 | 千葉県 | 兵庫県 | 東京都 | 東京都 | |
40 | 1985 | 鳥取 | 山梨県 | 福岡県 | 秋田県 (能代工業高) |
大阪府 | |
41 | 1986 | 山梨 | 山梨県 | 福岡県 | 東京都 | 千葉県 | |
42 | 1987 | 沖縄 | 秋田県 | 福岡県 | 沖縄県 | 東京都 | |
43 | 1988 | 京都 | 京都府 | 京都府 | 秋田県 (能代工業高) |
愛知県 (名古屋短大付高) | |
44 | 1989 | 北海道 | 秋田県 | 兵庫県 | 秋田県 (能代工業高) |
愛知県 (名古屋短大付高) | |
45 | 1990 | 福岡 | 山形県 | 愛知県 | 京都府 (洛南高) |
愛知県 (名古屋短大付高) | |
46 | 1991 | 石川 | 山形県 | 愛知県 | 秋田県 (能代工業高) |
東京都 | |
47 | 1992 | 山形 | 山形県 | 徳島県 | 愛知県 | 愛知県 (名古屋短大付高) | |
48 | 1993 | 徳島 | 愛知県 | 徳島県 | 福岡県 | 愛知県 (名古屋短大付高) | |
49 | 1994 | 愛知 | 愛知県 | 愛知県 | 福岡県 | 愛知県 (名古屋短大付高) | |
50 | 1995 | 福島 | 秋田県 | 福島県 | 福岡県 | 愛知県 (名古屋短大付高) | |
51 | 1996 | 広島 | 神奈川県 | 広島県 | 秋田県 (能代工業高) |
愛知県 (名古屋短大付高) | |
52 | 1997 | 大阪 | 大阪府 | 大阪府 | 秋田県 (能代工業高) |
東京都 | |
53 | 1998 | 神奈川 | 熊本県 | 愛知県 | 秋田県 (能代工業高) |
愛知県 (名古屋短大付高) | |
54 | 1999 | 熊本 | 神奈川県 | 熊本県 | 宮崎県 | 愛知県 (桜花学園高) | |
55 | 2000 | 富山 | 富山県 | 愛知県 | 宮城県 | 富山県 (龍谷富山高) | |
56 | 2001 | 宮城 | 宮城県 | 宮城県 | 千葉県 | 愛知県 (桜花学園高) | |
57 | 2002 | 高知 | 愛知県 | 愛知県 | 京都府 (洛南高) |
静岡県 | |
58 | 2003 | 静岡 | 大阪府 | 愛知県 | 福岡県 | 愛知県 (桜花学園高) | |
59 | 2004 | 埼玉 | 大阪府 | 愛知県 | 東京都 | 福岡県 | |
60 | 2005 | 岡山 | 奈良県 | 長崎県 | 東京都 | 東京都 (東京成徳大高) | |
61 | 2006 | 兵庫 | 福岡県 | 山形県 | 福岡県 | 愛知県 (桜花学園高) | |
62 | 2007 | 秋田 | 千葉県 | 秋田県 | 秋田県 (能代工業高) |
愛知県 (桜花学園高) | |
63 | 2008 | 大分 | 千葉県 | 東京都 (エバラヴィッキーズ) |
京都府 (洛南高) |
東京都 | |
64 | 2009 | 新潟 | 山形県 | 山形県 | 京都府 (洛南高) |
愛知県 (桜花学園高) | |
65 | 2010 | 千葉 | 千葉県 | 千葉県 | 福岡県 | 北海道 (札幌山の手高) | |
66 | 2011 | 山口 | 東京都 | 静岡県 | 宮崎県 (延岡学園高) |
北海道 | |
67 | 2012 | 岐阜 | 岐阜県 | 秋田県 | 京都府 (洛南高) |
岐阜県 (岐阜女子高) | |
68 | 2013 | 東京 | 東京都 | 栃木県 (白鷗大) |
東京都 | 愛知県 (桜花学園高) | |
69 | 2014 | 長崎 | 福岡県 | 秋田県 (秋田銀行) |
福岡県 | 愛知県 (桜花学園高) | |
70 | 2015 | 和歌山 | 愛知県 | 山形県 (山形銀行) |
茨城県 | 愛知県 (桜花学園高) | |
71 | 2016 | 岩手 | 東京都 | 栃木県 (白鷗大) |
京都府 | 愛知県 (桜花学園高) | |
72 | 2017 | 愛媛 | 秋田県 (JR東日本秋田) |
秋田県 (秋田銀行) |
京都府 | 岐阜県 (岐阜女子高) | |
73 | 2018 | 福井 | 秋田県 (JR東日本秋田) |
熊本県 | 福岡県 | 愛知県 (桜花学園高) | |
74 | 2019 | 茨城 | 秋田県 (JR東日本秋田) |
愛知県 | 福岡県 | 愛知県 | |
75 | 2020 | 鹿児島 | 大会中止 | ||||
76 | 2021 | 三重 | 大会中止 | ||||
77 | 2022 | 栃木 | 秋田県 (JR東日本秋田) |
滋賀県 (滋賀銀行) |
茨城県 | 愛知県 (桜花学園高) | |
特 | 2023 | 鹿児島 | 秋田県 (JR東日本秋田) |
東京都 | 茨城県 | 京都府 |
脚注
編集- ^ a b この大会から全国高等学校バスケットボール選手権大会を兼ねる。
- ^ a b この大会を最後に全国高等学校バスケットボール選手権大会を分離。
- ^ この大会を最後に全日本教員バスケットボール選手権大会として独立。
関連項目
編集- 全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)
- U18日清食品リーグ バスケットボール競技大会
- 全国高等学校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)