吉森保
研究者
吉森 保(よしもり たもつ、1958年9月3日 - )は、日本の生物学者。大阪大学名誉教授。主な業績は哺乳類オートファジーの分子機構と生理機能の研究。
よしもり たもつ 吉森 保 | |
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生誕 |
1958年9月3日(66歳) 日本・大阪府 |
研究分野 | オートファジー |
研究機関 |
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 大阪大学大学院生命機能研究科 大阪大学大学院医学系研究科 大阪大学微生物病研究所 国立遺伝学研究所 岡崎国立共同研究機構 基礎生物学研究所 関西医科大学 European Molecular Biology Laboratory |
出身校 |
大阪大学理学部 大阪大学大学院医学系研究科 |
主な業績 | 哺乳類オートファジーの分子機構と生理機能の研究 |
影響を 受けた人物 | 大隅 良典 |
主な受賞歴 |
紫綬褒章(2019年) 持田記念学術賞(2017年) 上原賞(2015年) |
プロジェクト:人物伝 |
オートファジーを研究するベンチャー企業「AutoPhagyGO」を2019年6月に設立した[1]。
経歴
編集- 1958年9月 - 大阪府生まれ。
- 1977年3月 - 東京都立竹早高等学校卒業[2]。
- 1981年3月 - 大阪大学理学部生物学科卒業[3]
- 1983年3月 - 大阪大学大学院医学研究科医科学専攻修士課程修了[3]
- 1986年3月 - 大阪大学大学院医学研究科博士課程中退
- 1989年7月 - 大阪大学大学院医学研究科 博士号
- 1986年4月〜1996年6月 - 関西医科大学生理学第一講座 助手
- 1993年7月 - European Molecular Biology Laboratory(EMBL・ドイツ) 博士研究員
- 1996年7月 - 岡崎国立共同研究機構 基礎生物学研究所 助教授[3]
- 2002年3月 - 情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 教授[3]
- 2006年2月 - 大阪大学微生物病研究所 教授[3]
- 2010年4月 - 大阪大学大学院生命機能研究科・医学系研究科 教授
- 2014年7月 - 大阪大学 特別教授称号授与
- 2017年7月 - 大阪大学 栄誉教授称号授与[4]
- 2024年3月 - 定年退職[5]
- 2024年4月 - 大阪大学大学院医学系研究科 保健学専攻 特任教授 (大阪大学名誉教授)
受賞歴
編集栄典
編集著作
編集単著
編集- 『不老長寿の食事術 オートファジーで細胞から若返る』吉森 保・松崎 恵理 著、KADOKAWA、2023年。
編纂
編集- 水島昇・吉森保編『オートファジー ―生命をささえる細胞の自己分解システム』化学同人、2012年。ISBN 978-4-7598-1505-4
脚注
編集- ^ 【科学の森】 オートファジー 見え始めた全体像 応用目指す大学ベンチャーも『毎日新聞』朝刊2020年9月10日(2020年9月16日閲覧)
- ^ “第59回 私たちの体を守るオートファジーで世界をリード 基礎研究から大きなイノベーションを!”. 公益財団法人テルモ生命科学振興財団 (2019年5月29日). 2022年1月21日閲覧。
- ^ a b c d e 2015 年度上原賞・各種助成金受賞者決定のお知らせ(cc部)
- ^ 吉森保教授に大阪大学栄誉教授の称号を付与しました
- ^ 退職教授による記念講義大阪大学
- ^ “秋の褒章に754人25団体”. 産経新聞 (2019年11月2日). 2023年2月21日閲覧。