古書体学
古文書の書体に関する学問
この記事は英語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。(2020年9月) 翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
古書体学(こしょたいがく、英語:palaeography)とは、古文書の文字の形状(書体)などを研究対象とする学問領域[1]。なお、欧米には日本語でいう「古文書学」に正確に対応する学問概念がなく、欧米では「文書形式学」や「古書体学」として細分化して認識されている[2]。
研究対象
編集古書体学の研究対象は、文書に用いられている文字の運筆(ductus)などで、字体や字形を識別することで、その文書が作成された特定の時代と地域に関連づける[1]。また、紙や羊皮紙など文書に使用されている媒体、筆記具やインクなどの記録材料、判型、文書における印章のレイアウトなども研究対象としている[1]。
脚注
編集- ^ a b c 森脇優紀「図書館員のための西洋古文書ことはじめ : 東京大学経済学図書館所蔵の古文書を実例に」『大学図書館研究』第106巻、大学図書館研究編集委員会、2017年、12-22頁、doi:10.20722/jcul.1492、2020年9月9日閲覧。
- ^ 西川 正雄編『角川世界史辞典』角川書店、2001年、348頁。