北垣 信行(きたがき のぶゆき、1918年1月7日 - 1981年10月21日)は、ロシア文学者。

茨城県下妻市出身。北海道大学助教授を経て、東京大学教養学部教授。当初大竹博吉とともにルイセンコ論争に加わったが、のちロシア文学の翻訳・研究に専念し、レールモントフゴーゴリのほか、トルストイ戦争と平和』、ドストエフスキー罪と罰』『白痴』『カラマーゾフの兄弟』などを翻訳した。

著作

編集

共編著

編集
  • 農業生物学 ルイセンコとその学説 大竹博吉共編 ナウカ社, 1950
  • ロシアの文学 木村彰一池田健太郎共著 明治書院, 1966
  • ロシア文学史 木村彰一・池田健太郎共編 明治書院, 1972

翻訳

編集
※はグーテンベルク21電子書籍)で再刊
  • ムツイリ・悪魔 M.レールモントフ 日本評論社, 1948
  • 人生論 トルストイ 春秋社, 1952 のち講談社文庫
  • ヴィリヤムスの生涯と学説 ソヴェト土壌学の父の業績
イ・クルペーニコフ/エリ・クルペーニコフ 青銅社, 1953
サフォーノフ 勝田昌二・斎藤勉京訳 青銅社, 1954

脚注

編集