刈和野駅
秋田県大仙市刈和野にある東日本旅客鉄道の駅
刈和野駅(かりわのえき)は、秋田県大仙市刈和野字愛宕下(あたごした)[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線の駅である。
刈和野駅 | |
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駅舎(2019年5月) | |
かりわの Kariwano | |
◄神宮寺 (7.6 km) (4.8 km) 峰吉川► | |
所在地 | 秋田県大仙市刈和野字愛宕下[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■奥羽本線 |
キロ程 | 260.6 km(福島起点) |
電報略号 | カノ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
215人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1904年(明治37年)8月21日[1][2] |
備考 | 簡易委託駅[新聞 1] |
歴史
編集以前は急行「津軽」の停車駅であり、特急「たざわ」も一部が臨時停車していた。秋田新幹線「こまち」は停車せず、新幹線ホームも新設されなかったが、駅構造上、狭軌との三線軌条となっている下り線にはホームがある。
年表
編集- 1904年(明治37年)8月21日:国鉄奥羽北線(現・奥羽本線)和田駅 - 神宮寺駅間延伸時に開設[2]。
- 1978年(昭和53年)9月20日:貨物取扱を廃止[2]。
- 1979年(昭和54年)11月:業務委託化[新聞 2]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱いを廃止[2]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:簡易委託化[3][新聞 1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる[2]。
- 1990年(平成2年)
- 1991年(平成3年)12月13日:ホーム上に設置の大綱展示場の壁画の除幕式を挙行[新聞 6]。
- 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始[1][報道 1]。
駅構造
編集島式ホーム1面2線を有する地上駅である[4]。駅舎側より、標準軌(秋田新幹線下り副本線)と狭軌(主本線・1番線)の三線軌条、狭軌(副本線・2番線)、ホームがない標準軌通過線(秋田新幹線本線)の順に並んでいる。普通列車の行き違いや、下り「こまち」の待避が可能となっている[4]。
駅舎は1990年(平成2年)に改築された鉄筋コンクリート造2階建てであり、延床面積は648平方メートルである[新聞 3]。駅舎改築時に駅前への道路整備を行い、路線バスの乗り入れが開始された[新聞 3]。
大曲駅管理の簡易委託駅(大仙市受託、実際の業務は刈和野駅関連施設管理運営組合へ再委託)である[5]。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■奥羽本線 | 下り | 秋田方面[6] |
2 | 上り | 大曲・湯沢方面[6] |
※両ホームともに両方向への入線・出発に対応しているが、通常は方向別にホームを使い分ける。
利用状況
編集JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は215人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
1日平均乗車人員推移 | ||||
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年度 | 定期外 | 定期 | 合計 | 出典 |
2000年(平成12年) | 695 | [利用客数 2] | ||
2001年(平成13年) | 619 | [利用客数 3] | ||
2002年(平成14年) | 615 | [利用客数 4] | ||
2003年(平成15年) | 614 | [利用客数 5] | ||
2004年(平成16年) | 587 | [利用客数 6] | ||
2005年(平成17年) | 555 | [利用客数 7] | ||
2006年(平成18年) | 547 | [利用客数 8] | ||
2007年(平成19年) | 535 | [利用客数 9] | ||
2008年(平成20年) | 525 | [利用客数 10] | ||
2009年(平成21年) | 525 | [利用客数 11] | ||
2010年(平成22年) | 536 | [利用客数 12] | ||
2011年(平成23年) | 525 | [利用客数 13] | ||
2012年(平成24年) | 56 | 437 | 494 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 54 | 436 | 490 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 51 | 388 | 440 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 49 | 403 | 453 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 46 | 374 | 420 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 45 | 318 | 364 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 44 | 265 | 310 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 39 | 231 | 270 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)24 | 199 | 224 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)24 | 192 | 217 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)28 | 187 | 216 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)28 | 186 | 215 | [利用客数 1] |
駅周辺
編集- 秋田県道178号刈和野停車場線
- 大仙市役所西仙北総合支所
- 秋田銀行刈和野支店
- 刈和野郵便局
- 大仙市立西仙北図書館
- 西仙北町スポーツセンター
- 大町通り:「大綱引き」開催場所。当駅駅舎に隣接して、綱引きに使用される大綱レプリカを展示する施設がある[7]。
- イオン東北刈和野トレーニングセンター(従業員研修施設)
- 国道13号
- 秋田おばこ農業協同組合西仙北支店
バス路線
編集- 羽後交通
- 大仙市コミュニティバス(大仙市と羽後交通との共同実施)
隣の駅
編集脚注
編集記事本文
編集出典
編集- ^ a b c d “駅の情報(刈和野駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月5日閲覧。
- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、534頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
- ^ a b 『鉄道ジャーナル』通巻653号 p.35
- ^ 平成24年度事務事業評価シート(平成23年度分)(2013年1月15日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ a b “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(刈和野駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年4月29日閲覧。
- ^ “大綱展示場”. 大仙市 (2011年10月28日). 2010年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年2月20日閲覧。
報道発表資料
編集- ^ 『Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブ 。2024年8月4日閲覧。
新聞記事
編集- ^ a b 「駅舎などで住民票など“発行” 西仙北町・刈和野駅が役場業務も開始」『秋田魁新報』秋田魁新報社、1986年12月2日、朝刊、13面。
- ^ 「奥羽線下湯沢駅と三関駅 あすから民間委託 無人化から“昇格”」『秋田魁新報』秋田魁新報社、1979年11月30日、朝刊、13面。
- ^ a b c 「表玄関の装い一新 西仙北町 刈和野駅 あす落成」『秋田魁新報』秋田魁新報社、1990年9月27日、朝刊、13面。
- ^ 「西仙北の刈和野駅が一新 町民交流の拠点 レストランや楽しい広場 あす完工祝賀会」『読売新聞』1990年9月27日、朝刊、秋田2、27面。
- ^ 「刈和野駅に特急停車 1日から 「たざわ」上下各1本」『読売新聞』1990年9月29日、朝刊、秋田読売、23面。
- ^ 「”大綱”引き立てる大壁画 JR刈和野駅 中学生の大作除幕」『読売新聞』1991年12月14日、朝刊、秋田読売、22面。
利用状況
編集- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月23日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月13日閲覧。
参考文献
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(刈和野駅):JR東日本